偏差値が上がる国語テキストの解き方(中学生編 その1)


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こんにちは、文LABOの松村瞳です。

夏休みシリーズ、テキスト中学生編。

何事も最初が肝心

中学生になると、五教科一冊ずつのテキストが宿題として与えられます。

人間って、一番辛いのは、物事に取りかかる直前の時間。「やろうかな~、やめとこっかな~」と考えている時間が、私達の。特に、脳にとっては一番苦しい時間です。起きる時もそうですよね。起きちゃったら、別になんてことないのに、ごろごろしながら、「どうしよっかな~」ってしている時間の方が、ぐだぐだと長かったりするものです。

宿題もその一つ。

やらなきゃならないことは解っているのに、後回し後回しになってしまう嫌~な感覚。誰もが経験したことだと思います。

これから抜け出す方法はとっても簡単。「取り敢えずテキストを開いて手をつけてしまう」です。

「後でやろうは、馬鹿野郎」という言葉も有りますが、基本人間。未来の自分に責任を押し付けたくなる存在です。でも、未来の自分も今の自分と一緒。明日になったら、あさっての自分に期待して、またやらなくなり、それが何回も続いて、気が付いたら……なんていう展開。経験ありませんか?

 

【テキストは兎に角貰った瞬間に開く】

後でやる、のではなく、取り合えず手をつけてしまう。
それこそ、テキストを配布された瞬間からスタートです。成績上位の子達って、時間の無さを痛感しています。だからこそ、プリントや宿題を貰った瞬間から、手をつけます。どうせ全員に配布し終わってから先生の説明が始まるまで、だらだらとした時間が続くのです。だったらのんびり待っている数秒も、使ってしまう。どうせ他の事が出来ないんだったらと、周りの子がテキストの分厚さに悲鳴を上げる数秒を惜しんで、さっさと名前を書き込んでしまい、1ページ目をものの数分で終わらせてしまう子も居るぐらいです。

彼らは、「後でやる」という考えが害悪だと言う事を、経験則で知っているのですね。

これは大人にも言えることだと思いますが、思いたったらすぐ行動。というのは、大人ですら難しい事です。だからこそ、これを意識出来ていれば、宿題は基本的に早く終わります。

計画的に物事を進める、と言う事は、『取り敢えず手を付ける』から始まっているのだと言う事を忘れずに。逆に言うなら、それさえ解っていれば、後は勝利が勝手に転がり込んでくるのを待つだけです。

是非、貰った瞬間に取り敢えずやる為の折り目を付けてください。そして、ペンを持つ。

一番大変な作業はそこまでです。そこまで出来れば、後は惰性でどうにか数ページ進みますし、調子が良いと半分くらい一気に終わっちゃう子も居るぐらいです。

ポイントは好きな教科から始める事。

(で、多分一番最後に残るのは、国語なんですよね……)

 

【色ペンを使って、読む】

偏差値が上がる国語テキストの解き方(小学生編) で書いたことは、マスターしている前提で話を進めます。これが出来ていないと、中学生も苦しみますし、逆にこれが出来ているだけで、テキストのレベルにもよりますが、楽勝で解ける子も居るでしょう。

兎に角、接続詞と重要な部分をチェックする。特に、説明文の場合は、「しかし」「けれども」「だが」の接続詞の後は、筆者の主張です。それを繋げるだけでも、要旨にぐっと近くなるので、必ずチェックを忘れないこと。

これで基礎的な問題はほぼ解けます。

 

【漢字や基礎知識には、国語便覧・辞書を活用】

大概の中学生は、補助教材として国語便覧を渡されています。もし手許に無い、という方が居れば、一冊買っていただけると嬉しいです。一冊あれば、一生使えます。国語の基礎知識は、ほぼこれに集約されていると言ってもいいです。

書道の必塾問題や、漢字の形成。文学史などは、全て書いてあります。

辞書代わりに、横に置きながら解き、漢字などの知識は、一つ一つ辞書で手を使って引いてください。

この時、電子辞書よりも紙の辞書で調べることを強くお勧めします。

何故かというと、電子情報は脳の中に残り辛いという事もあるのですが、私達の指先には機械でも再現できない程の、微細な感覚神経が集まっています。薄い紙を何枚も捲る。そして、その間、沢山の違う単語を見ることによって、脳の発達を促せる効果もあるからです。

是非、電子機器に頼るのではなく、紙の辞書を使ってください。探す過程も、勉強です。

 




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【ノートを活用し、解答の下書きをする】

テキストを解く時、必要になるのはスペースです。

どのテキストもみっちりと問題で占められていて、下書きをする余裕がありません。記述の問題を解くには、自分の文章を訂正する必要が出てくるので、必ず下書き用のノートを横に付けておくこと。ルーズリーフでも構いませんが、折角のノート。残しておくと、後で自分がこれだけやったのだと、充足感を得ることが出来ます。出来れば、一つ作っておいて、夏休みのテキストだけでなく、テスト勉強の時に使うと重宝します。

そのノートに、記述問題の解答を、字数を考えずにまず下書きをしてみてください。

一年、二年のテキストならば、本文をそのまま抜きだしたものを、語尾を少し変えるだけで正解になったでしょうが、三年生になると話は変わってきます。難度の高いテキストを使っている学校なら、二年生もこのレベルの問題が出てくる可能性は高いです。

 

【記述の解答は、訂正が命】

国語の点数が伸びない子の特徴として、下書きをせず、一発書きでどうにかしようと頑張る子がいますが、これはとても効率が悪いやり方です。

偶に、一発書きでも最初から美しい文章が出せる子もいますが、それは例外。恐らく、膨大な読書量か、膨大な量を毎日書いているか。そのどちらかが背景に有ってこそ出来る事なので、それを真似しては一生伸びません。そういう子は、大抵小学生の低学年時代に、毎月百冊程度の読書をこなしている子です。一日中、本を読み続けていられる子達です。それこそ、寝るのを忘れるくらいに。

その蓄積量を考えずに無謀な戦いをしても、勝てるわけがありません。無い物ねだりをしても空しいだけなので、此方は此方で戦略を立てて対抗しましょう。大丈夫。手順を踏めば、ちゃんと追いつけますから。

記述は一度、ノートに書いてみる。

そして、訂正を入れていく。急がば廻れです。結局のところ、それが一番早道です。

【国語の記述問題は大別して二つ】

記述の問題文は様々な形で質問をしてきますが、大別すると二つのゾーンに分けられます。これは、接続詞と密接に絡みついている部分なので、要注意。

 

・A「傍線部①はどのようなことですか。20字以内で書きなさい」

・B「傍線部①を主人公が行ったのは何故ですか? 原因を答えなさい」

 

様々なバリエーションがありますが、基本的にはこのAとBの2種類しか、記述の訊き方はありません。よーく、テキストを見てください。この二種類しか無いんです。「どの」とか「どのように」、という言葉が入っているAパターンと、「何故?」とか「何故ですか?」とか「原因を答えなさい」等と付いているBパターン。これしかないんです。

AとBでは、訊いているものも書き方も、変わってきます。これを意識しているか、していないかでは、点数に大きな開きが出てきます。

逆に言えば、これを意識出来ていたら、点数の伸びが変わってきます。

 

意外に、これに気が付いている人はとっても少ない。勿体無いです。

ぜひ、テキストを利用して、「どの」「何故」の問題に反応できる様にしましょう。

生徒には、「見た瞬間に丸をしろ!」と指導しています。作業ですね、もはや。

 

詳しい解き方は、また明日。

 

ここまで読んで頂いてありがとうございました。

 






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