レベル別 初級 偏差値が上がる国語テキストの解き方 現代文 (高校生編 その2)


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こんにちは、文LABOの松村 瞳です。今回からレベル別、としてみました。なぜなら、高校生は本当に個人差が有ります。ぽんっ、と出来る子も居れば、今までの蓄積が足りないために、中々上に行けない子もいます。見た目の成績の良し悪しでは無く、受験レベルの模試で成績が取れていないのならば、誰もが初級です。

なので、段階を経ましょう。

質
量より質

【自分を客観的に見る】

自分の力量を正確に把握することが出来れば、誰でも成績は上がります。先ず、認めること。自分の成績や、解いている状況を客観的に数値として見ること。自身で出来ない場合は、身近な先生等にお願いして判断して貰って下さい。

先ず、自分の力量を認めること。それが出来れば、スタート地点に立てます。願望や期待は一切かけず、認めるようにしてください。

ある意味、此処が一番きつい作業です。誰もが自分は結構出来ていると思いたい。そんな願望がどうしても入ります。自分は然程、悪くない筈だと、どれだけ点数が悪くても皆、認めようとしません。認めるのが、とても怖いのですね。大した存在では無い、と自分を判定することが、とても難しい。

けれど、これがクリアできた人間は、急激に伸びていきます。見ている此方がびっくりするぐらいに、変わっていく。逆に、これが出来ないと、受験失敗に一直線です。

自分が何の能力も持っていないと自覚することは、怖い作業です。けれど、その怖さを受け止め、何も持っていないと自覚すると、逆に全ての物事が入ってくる様になります。一旦、まっさらになるのですね。

【超簡単。国語能力の判定法】

でも、マークなら結構点数取れますっ!! と頑張る子がいますが、国語力を判定する超簡単な方法が有ります。

何でも構いません。文章を用意してください。課題文でも問題集でも小説でも、古文でも漢文でも良いです。

一度それを読み、理解したなと思ったら、その文章を閉じて、内容の要旨を書いてみてください。此処でポイントは、本文を見ないこと。

そして、その書いた自分の文章を、お母さんやお父さん。妹や弟。家族、友達、先生。誰でも構いません。読ませてみてください。そして、自分の書いたことの意味が伝わっているのかどうか。筆者の意見と同じ意見で有るのかどうかを、判定して貰って下さい。

大抵は、微妙な反応しか返ってきません。95%以上、と断言してもいい。それぐらい、出来ていないのです。

【自分の文は思った通りに相手に伝わらない】

自分の書いた文が、自分の思った通りに相手に伝わっている事など、皆無です。

直接顔を合わせているコミュニケーションですら、誤解か生じるのです。文章は、直接的なコミュニケーションのたった二割の情報しか相手に与えられないという事実も有ります。だからこそ、評論文はあれほど回りくどい書き方をしながら、様々な例示を上げて結論を導いているのです。

国語能力、というのは、自分の意志を正確に相手に文章で伝えられるようにする能力、と、相手が何を言っているのかを、正確に把握できるようにする能力、のことです。

これら二つを同時に判定出来るのが、要旨まとめ。それから、部分的な質問に文章で答えられることが出来るかどうか。つまり、国語の記述問題、という事になるのです。

夏の課題テキストを通して、是非、この能力を身に付けてください。

【初級レベルの解き方】

まず、用意するものは、消せないペンとノート。色ボールペンも用意してください。

そして、テキストと、解答も用意。

 

  1. 先ず、色ペンを使いながら、テキストの本文を読みます。接続詞をマークし、重要だと思う部分を塗りながら読む。
  2. 問題を解き、解答はノートに書く。テキストには、一切書きこまない。
  3. この問題を解くときは、消せないペンで解答を書く。時間は、さほどかけずともOK. 粘らず、ポイントは解らなくても解答を書きあげることに集中。白紙解答を無くして、埋めることを先ず目標に。
  4. すぐさま解答。ノートに正解をボールペンの違う色で書きこむ。(この時、自分の解答もきちんと残しておく。)
  5. ここからが勉強。時間は度外視で。
  6. 解答を熟読する。テキストの隅々まで読む。そして、どういった内容だったのか。自分の理解に読み間違いが無いかを、チェック。
  7. 丁寧に解答を読みこみ、解説も読み、納得した後で、再度同じ問題をもう一度、ノートに解く。そして、採点する。
  8. 忘れる。
  9. 一週間後、直接テキストに、消せないペンで直接解く。

の行程でテキストを解きます。

再度申し上げますが、これは点数を上げたい人のテキストの解き方です。取り敢えず簡単にテキストをこなしたい。ぱっぱとやってしまいたい、という人は、どうぞ違うやり方をしてください。そんなことをしても、何の意味も有りませんから。

時間の浪費。唯の無駄です。それでもやりたいのならば、短時間でやってください。そして、解答を見て書き写し、単純に、「ああ、そういう事だったんだ」と納得して、テストで酷い結果を受け取ってください。

国語の解答は、見ても何の意味も有りません。解答が理解できたからと言って、それを自分で再現できる能力が身に付かなければ、やった意味が無いのです。

数学と国語の決定的な違いが此処です。

数学は、解答を見て、解法を理解したとしても、そこで安心はしません。同じような類似問題を自分が解けるかどうか。必ずチェックをし、再現出来るまで、粘ります。

けれど、何故か国語の解答は、見た瞬間。「あっ、なんだ!! そうやって書けばいいんだ!!」と思って、その後は何もしない。解った解った。なら、次は大丈夫だと誰も再現をしないんですね。だから、何にも身に付かない。

 

【読んで理解したものと、書けることとは大違い】

私達は「理解したもの」は「書ける」と思い込みがちです。




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自分の解っていることは、絶対に「書ける」はずだと思い込んでしまいます。けれど、これが大きな間違いです。

理解しているものであったとしても、書けません。理解することと、どうやって書くか、という事は、まだ違った能力になる。それを混同して考えているから、国語の点数が伸びないし、記述が上がりません。

解った上で、それをどう書くのか。ポイントはそこに集約していきます。

 

【高校の問題は抜きだしが通用しない】

中学までは、文章の重要な部分を探し出すことが出来ていれば、点数になりました。けれど、高校ではそれが通用しない、と言う事を肌で感じる為に、テキストは最高の教材となります。

頑張って探しても、何処にも無いのです。見つけて書いたとしても、模範回答は全く違うものが書いてある。それを理解するための、テキストです。

今まで頼っていた、簡単に解答を作れる方法が通用しない。中学校のやり方では点数が取れないのだと、自覚するためにも必要な行程です。なので、解答をきちんと書き写して、どうしてその解答になるのかをきちんと考えてください。そこから、はじまります。

 

【解らない物は、まずまねる】

けれど、今まで文章を書いてみなかった子は、中々こういった部分を理解することは難しいものです。だからこそ、解答を利用します。模範解答を見、まずそれが自分で再現出来るかどうか。徹底的に模範解答の書き方を真似てみる。自分なりに書きたい、という子も居るでしょうが、そこはぐっと我慢してまず真似てください。完璧に真似ることが出来るようになったら、自分なりの文章を書いても大丈夫です。

解答を真似ることで、出題者が好む解答の書き方、というのが、自然と理解出来るようになってきます。そうなれば、しめたものです。

 

【大事な行程。忘れる】

この初歩のテキストのやり方は、都合三度同じテキストを解くことになります。二回で充分だろ。時間無いんだよっ!! という意見は、確かに理解出来ますが、この忘れる、という行程を出来るかどうかで、夏休み明けの実力が全く変わるのです。

 

【記憶力に頼った時点で、国語の点数は伸びない】

解答を見た直後に解けたとしても、それは単なる一時的な記憶力です。微かに残っている。読んだ記憶はある。けれど、解答がぼんやりとしてはっきりしない。そんな状態の時に、もう一度解答を思い出して書く。こうすることで、記憶が短期のものから、長期のものへと変化してくれます。能力が、身についていくのですね。

そして、身についた能力は、他のものへと応用して仕える様になっていきます。その為にも、一度忘れる、という事が必要になってくるのです。

 

【やりっぱなしを防ぐ。提出まで期間が長い夏休みを利用】

国語のテキスト。特に現代文は、最初の二回までは七月中に終えることを目標としましょう。

そして、一旦放置。忘れます。けれど、提出時期があるので、八月のお盆手前にはまた引っ張りだすことになる。そのサイクルを利用して、解答の書き方を身に付けてください。

 

覚えて、忘れて、思い出す。これが定着のサイクルです。

 

明日は、中級編。

 

ここまで読んで頂いて、ありがとうございました。

 






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