レベル別 中級 偏差値が上がる国語テキストの解き方 現代文 (高校生編 その3)


スポンサーリンク


こんにちは、文LABOの松村瞳です。

昨日に引き続き、高校の現代文の解き方。今回は中級編です。

初級編でも、充分点数アップは望めますが、更に上のレベルを目指したい。記述に強くなりたい。文章が上手くなりたい人向けのやり方です。レベルが上がるので、無理だと思ったら自分に合うレベルのやり方をしてみてください。

初級編だから駄目だとか、中級だから凄い、というのは有りません。解りやすい様にレベル別にしていますが、要は自分が一番やりやすく、合っているやり方を見つけるかどうかです。なので、試しにやってみて、合うか合わないかを確認してみるのもいい。時間がある夏休みだからこそ、色々試してみてください。

行動開始 とくかく動く やり始めが一番大変

【問題を解く前に、読解をしてみる】

初級編ではまず解いてもらいましたが、中級は違います。

先ず、問題の文章を段落別に番号でわけ、そして、ノートにその段落のまとめを書き出します。

国語の問題の解説書を見ている人は解ると思うのですが、解説をするために段落ごとにポイントをまとめ、解りやすい様に箇条書きになったりしているのを見たことがあると思います。

イメージは、それ。それを、自分の力でノートに作り出してみる。

学校の現代文の授業を受けている時に、先生が書いてくれる黒板の文字を板書しますよね。アレを自分で作るのだと思ってください。

全ての段落で、必要な部分を抜き出し、まとめ、書き出してみる。

とても地味な作業です。けれど、本当に実力をつけたいと思うのであるのならば、地味な作業はどうしたって避けられません。

ポイントは自分で重要だなと思った部分を、抜き出したり、接続詞の所だけを繋げてみたりすることです。重要な部分が解らず、ただそのまま本文の写しになってしまう子は、究極、主語と述語だけを抜き出してください。

そうして、繋げてみる。

繋げて、何を言っているのかを書きながら考えてみる。

これは必須の作業です。

 

【筆者の言葉を、自分なりに言い換えてみる】

このようなまとめをやっていると、どうしても抽象表現から逃げることはできません。解りにくい言葉でまとめられている物を、自分の言葉でどうやって表現することが出来るか。筆者の文章を、違う言葉で言い換えてみる。自分達の生活の中で、身近な例示を上げるのならば、どう書くことが出来るのか。

最初は思い浮かばないと思います。けれど、何事も訓練です。友達と一緒になって出しあっても構いません。理解をする、と言う事は色んな知識や例示とつなげられる、という事と同義です。

センターの問題は、出される問題のパターン・内容が決まっています。そして、それらの素地になっている知識は、学校の国語の教科書や、模試の文章などで殆ど出た事があるものばかりです。だからこそ、きちんと毎回この知識の理解と蓄積が出来ていれば、センター問題は楽勝、の筈なのです。けれど、多くの人は苦しみます。そんな知識や文章、初めて見た。知った、というのですが、ちゃんとこの共通項を見つける訓練をしていると、「どこかでこれと同じ文章を読んだ記憶がある。だったら、多分、結論はこうなるのではないか」という予測が立てられる。

この予測が、強力な味方となってくれます。

 

【段落ごとにまとめた物を最初から読み返す】

自分のノートに書いたものを見返します。そして、ちゃんと意味が繋がっているかどうかを確認する。単純に言い換えることができているかも、合わせてチェックする。

意味が繋がっていなければ、そこを徹底的に補強します。

粘ってください。筆者は必ず意味のあることを書いています。そして、理解不可能なことは書いてありません。日常生活からかけ離れたことも書いてないし、小難しい言葉で書いてありますが、内容は当たり前のことを書いてあるだけです。ややこしい見た目に騙されず、書いてある本質を見抜くこと。

この論理展開に対する読解能力は、経験が物を言います。本番だけ本気を出す、と言うのは、絶対に無理です。出来ません。特に、日々の生活の中で、この「考える」という事を日常化する。日々の習慣にしてしまうのですね。

そうすると、毎日の授業を受ける中で、様々なものが少しずつ繋がってくるようになります。文章を読むたびに、いろんな共通項がつながっていきます。

不思議と、テストの点数を取りたいと思ってテストの攻略だけをしている人は、現代文に限って言えば点は頭打ちします。どうしても六割や七割から抜け出せない。解っているのだけれども、点数が取れなくなっていきます。

分析と知識の蓄積が無い状態で、テクニックだけで解くには限界があるのです。

逆に言えば、この知識の蓄積を日々続けている子は、国語の評論文は勉強する必要が無くなっていきます。高得点を毎回取る子は、国語の時間は「単なる読書」と言いきっていました。自分の趣味では無い分野の文章を読む、ただの娯楽の時間だと。




スポンサーリンク



彼らと、点の取れない子の決定的な違いは、この知識の蓄積があるかどうかです。

そして、テストの点を取るのではなく、筆者の言いたい事を理解することに意識が集中しているかどうかの違いのみです。

テクニックが通じなくなくなってしまう前に、この読解中心に切り替えてください。

この地味な作業。即効性は有りませんが、やり続けた人間は強いです。

 

【まとめたものを解説と見比べる】

そして、問題を解く前に、自分でノートにまとめた物を、テキストの解説書と見比べます。この時、出来る限り問題の答は見ずに、解説だけを見比べてください。本文の重要な部分に線が引かれているのならば、それと同じ部分を自分が引いているかどうかを確認、そしてチェックする。

地味な作業ですが、それでズレていたら、訂正をその場でしてください。

自分の考えたまとめと、解説が違っていたら、そこで訂正をする。自分の考えが、どこでズレたのか。原因は何か。何処かで、雑に読んでいなかったか。思い込みをしていなかったか。

これは、自分との対話になります。だからこそ、時間をかけて、粘ってください。理解に、時間をかける。必要な知識が欲しいのならば、世界史や日本史、理科の教科書、更には便覧、辞書等を使って調べる。難しい言葉も、一つずつ調べてください。形而上や形而下、近代思想や西洋思想等は必須の知識です。とくに近代思想は重要です。言葉も、解ってしまえば手足の様に使いこなせます。けれど、素通りしてしまったら、謎なままです。解らない、という感覚を大事にしてください。そして、向き合ってください。

向き合えば、必ず自分の血や肉になります。そして、それをきちんとノートに書きこんでください。

この分析ノートは、テスト前の復習に即効性のある、参考書と成ります。何せ、今まで読んだ理論や理屈が、自分の字で書いてあるものです。ぺらぺらと読んでいるだけでも、理解力が高まります。

自分の文章で書く、まとめる、という作業は何よりも理解力を高めてくれます。

しかも、解答付きです。是非、国語の参考書や解説書をただ読むだけで済ますのではなく、自分のお手本として利用してください。

 

【問題を解く】

そして、問題を解いてみてください。

この時も、ノートに解きます。恐らく、分析をし、解説と読み比べた後は、簡単に答が解ると思います。

分析を丁寧にやればやるほど、その後が楽になる。きっと、その楽さは驚くぐらいだと思います。実際、授業でも細かく分析をし終わった後は、問題の回答率は跳ね上がります。

そして、解説書の文章と比べてズレを直すことによって、正しい文、と言うものの書き方が身に付きます。

後は、問題文への対処の仕方。そして、記述の仕方のテクニックを入れればいいだけです。
復讐は、こちら→偏差値が上がる国語テキストの解き方(中学生編 その1)

 

【忘れる】

そして、此処でも大事なのは、忘れるという作業です。一度解いたものを忘れます。

一旦、頭の中から綺麗に消し去る。一週間ぐらい、時間を空ける。大事な行程です。これは、国語だけでなく、数学の解法を覚え込む時にも、理科や社会でも有用です。

 

【一週間後に、もう一度、消せないペンでテキストに直接解く】

仕上げです。忘れた。ぼんやりと覚えているぐらいの期間を一週間ほどあけて、再度解き直します。

今度は直接、テキストにポールペンで、解く。

消せない、というプレッシャーを背負って解いてください。本番のストレスを練習時から感じておくのです。

練習は本番のように。本番は、練習の様に行う。常に、それを頭の片隅に置いておいてください。

 

中級編は此処まで。

明日は上級編です。

 

ここまで読んで頂いてありがとうございました。






スポンサーリンク


コメントを残す