レベル別 上級編 偏差値が上がる国語テキストの解き方 現代文 (高校生編 その4)


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こんにちは、文LABOの松村 瞳です。

昨日に引き続き、高校生テキストの解き方。上級編です。

今日紹介するやり方は、多少ぶっ飛んでます。「えっ? そんなの、効果あんの??」と、読んだら思うかもしれません。けれど、これが出来ると出来ないのとでは、文章を読んでいる時の楽さが段違いです。

楽なもの。解るものは、人間続けたくなるものです。あと、面白いものも、続けたくなる。

そんな風に、受験の課題文を楽しんで。寧ろ、自分の知識が増す、文科省がお勧めするモノを気軽に読む時間にするために必要な練習、ぐらいに受け止めてください。

「さて、今日の読書は何かな?」ぐらいの、気楽な感覚で国語を受けたい人。または、そうなりたい人は必見です。

チェス
難しいものほど面白い

【文章を読まない? 予測を鍛える読み方】

このやり方は、文章を読みません。出題される長文を、殆ど読まないでやる、練習法です。

「はっ?? 何、言ってるの?」

と、これを読んだあなたが、きょとんとした顔をしているのが見えます。毎回、このやり方を生徒に言うと、皆「何を言ってるんだ……この人は」と、リアルに漫画の一場面の様な表情をしてくれるのですね。それを見るのが、毎回楽しみだったり……(笑)

読まない、と言っても、全部読まない訳ではありません。最初の二段落。若しくは、五行程度の切りの良い段落の区切れ以降を、読みません。それ以降を下敷きやノートなどで隠したり、テキストのコピーを取って物理的に後ろの部分を切り落としたりして、後半を排除してしまうのです。

で、何をするのか。

その冒頭の二段落だけで、その続きがどう続いていくのか。それを連想します。自分が筆者になったつもりで、こうなるんじゃないのか。こんな展開にしていくのでは……と、予想するやり方です。勿論、頭の中だけの話では無く、きちんとメモを取ってください。一緒にやれる友達が居るのならば、どちらが多く当たることが出来るのかを競争するのもお勧めです。小学生でも、お母さんと一緒に挑戦したい子はやってみてください。とっても楽しいですよ。

 

【書く人間の立場に立ってみる】

この、テキストの解き方、と言うより、文章の読み方は、筆者の立場になってみることに直結します。別に自分は評論家になりたいわけじゃない、という子も、少し考えてみてください。

小論文を書く練習をしている子は解ると思うのですが、文章を書くとき、と言うのは、思い付くままに書いていったら支離滅裂になり、訳が解らなくなって、一体自分は何を書きたかったのだろう? と迷走することが殆どです。最後まで力技で書き終えたとしても、読み返してみると何を言っているのだか、良く解らない。又は、自分ではちゃんと書いているつもりなのだけど、他人に読ませてみると反応が微妙。提出したら、赤文字満載で返ってくる、という経験をしている人は少なくない筈です。

まとまった文章を書くとき、筆者は必ず系統立てた下書きを持っています。これを専門用語で構成図と言いますが、あらかじめ決められた道筋に沿って、文章は書かれています。

となると、冒頭の役割は、読者を引き付けることです。小説でも評論文でも、読んで貰わなければ話は始まらない。読んで貰えなかったら、人に何かを伝える以前の話です。文字通り、お話にならないわけです。だから、冒頭に評論家は最新の注意を払います。小説家も、何度も冒頭だけ書きなおす人が居るほどです。それ位、冒頭は本当に大事なのです。今から言う事が凝縮されていると言ってもいい。

テストやテキストで抜き出される部分も一緒です。

冒頭にある程度の抽象表現やまとめが書いている部分から、抜粋されていることが殆どです。というよりも、テストの文章って、そういうところからしか持ってこれないのです。

だからこそ、気合いを入れて書いてある冒頭部分を熟読し、ヒントを見つけ、こういう書き方をしているんだったら、賛成には傾かない筈。否定と見せ掛けて、肯定に行くのか? それとも……と、微妙な文章のニュアンスを嗅ぎ取る嗅覚が鍛えられます。

もちろん、外れてもOKです。寧ろ、どんどん外してください。外して悔しがって、もう一度新しい文でトライする。それを繰り返す。

 

【想像出来たら、後半の文章を読んで答合わせ】

ある程度予測出来たら、隠していた後半の部分を読みます。

この時、びっくりすると思うのですが、すらすらと後半が読めますし、自然と読むスピードも上がっています。

何故ならば、文章を読み、知識を蓄えるのに必要な好奇心が、自分でクイズのように予測をすることで、先の見えない文章の続きに惹かれ、刺激されているからです。

人は、他者から説明を受けるよりも、自力で何かを獲得した方が快感を得られます。あれですね、脱出ゲームとかの謎を、ヒント無しで自力で解き切った方が、達成感を得られる感覚と近いと思います。自分で考え、苦労し、思考錯誤を繰り返すから、解った時の快感が忘れられなくなり、人は夢中になる。

楽に解けることが良いことの様に思われますが、実は勉強好きになる子は逆です。寧ろ、手応えのある問題の方を喜びます。簡単に解けるものはつまらない。難しい方が、彼らは燃えるのです。

だからこそ、今回のやり方を上級編としました。

良くある、ジャンプの主人公です。




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強い相手と戦いたい。「オラ、ワクワクすっぞ!」とか「海賊王に俺はなる!」のタイプ。

えーっ、楽な方が良いよっ!! という方は、自分にあった初級、中級のやり方で。中級でも書きましたが、こんなもの、はっきり言って好みです。やりたいな、やれそうだな。面白そうだな、と思ったやり方が、一番です。ここで大事なのは、無理をしないこと。自分にあったやり方。やってみたいやり方を、選んでください。どれを選んでも、点数を取ることが目的で有り、知識の蓄積が目的なのですから、その目的が達成できるのならば、手段はどれを選んでもいいんです。

自分にあったやり方を選択してくださいね。

 

【解く→忘れる→再度解く】

そして、これは初級、中級、上級、全てにおいて共通しますが、一旦忘れてまた解く、という作業です。これは必ず行ってください。

知識は、短期記憶であっては使い物になりません。長期記憶になって初めて、自分の好きな時に出し入れをすることが出来るようになります。その長期記憶にするためには、覚えて、一旦忘れて、思い出す、という作業が必要となるんですね。

多くの人は、この忘れる、という行程を経ません。覚えたら覚えっぱなし。そして、もう大丈夫だとテスト前に確認をせず、テストを受け、テストを受けながら、「思い出す」という作業をする時があります。

経験ありませんか? テストの時、「なんだったっけ…?」と答に詰まる瞬間。これは、覚えていないのではなく、覚えて、一旦忘れる、という長期記憶に移行するステップの段階でテストを受けているから起こる現象です。そして思い出すことが出来ずにテストが終わり、そのまま放置で短期記憶の場所からも消えて行ってしまう。こんな勿体無いことはありません。

是非、テスト前や確認作業で、もう一度忘れた頃に解き直す、という行程を勉強に取りいれてください。

 

【予想・妄想の楽しさ】

今回、かなりトリッキーな方法を提示しましたが、実はこれ。勉強では無く、日常生活では当たり前の様に皆していることです。努力では無く、寧ろ楽しんでやっている人も多いのではないのかなと思うのですが、心当たりありますか?

そんなことはしたことない、と言う人は、ドラマや映画。漫画、アニメ、等といった物語を楽しむ時。ゲームでも、ストーリー重視のRPGを楽しむ時などもそうですが、「この先、どうなるんだろう……」って、考えたことありませんか?

特にハラハラする場面とかで、その物語に夢中になっていればいるほど、ここから主人公達はどうなってしまうのだろう、と考え、好奇心がわき、夢中になって先を知りたいと没頭していく。その物語を追いながら、同時に「もしかして、ここから不幸になっていくのでは……」とか「裏切るなら絶対あいつだよ。だって、あそこでこう言っていたし」とか、推理物の二時間サスペンスなら、「犯人はあいつだっ!!」と冒頭で嬉々として言い切る人とか居ますよね。(まぁ、それはドラマのキャスティング上、解っちゃう時もあるんですが……(笑))

人気作品なら、あーでもない、こーでもないと、先の展開を予想して、推理合戦の様なものがネットで氾濫していますし、それを見越して作者も物語のそこかしこに謎を配置しています。

当たっても、外れても、この予想は楽しいです。夢中になって読めるし、謎が解けた時の爽快感は凄まじいものがあります。

国語の評論文でも、同じことをしてみましょう、と言っているだけの事なのです。

「外したっ!! くそっ!!」と思えるようになったら、点数は勝手に付いてきます。なので、楽しんで問題を解きたい人は、是非やってみてください。

孔子も、「之れを好む者は之れを楽しむ者に如かず」と言っています。(好む人間は、楽しむ人間には叶わない、の意)「勉強好きっ!!」と言っている子は、「勉強楽しいっ!!」って言っている子に勝つことない、と言っています。

楽しんだ人間が、最強です。どうせなら、楽しんで受験をクリアしましょう。ゲームのラスボスの様なものです。攻略法を駆使すれば、レベル1だって、倒せます。最短時間クリアも可能です。だからこそ、この受験と言う点取りゲームを楽しんでください。

楽しむ術を、身に付けてください。

 

ここまで読んで頂いてありがとうございました。






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