偏差値が上がる国語テキストの解き方 おまけ編

テスト対策
夢中になって読める本との出会いは、ある意味、運命

こんにちは、文LABOの松村瞳です。

ずっとつづけてきた夏休み編。今週末から本格的な夏休みです。成績表を貰って、「げっ……」と青ざめている子や「うーん……」って首を捻っている子。「うん」と笑顔で閉じる子など様々でしょうが、先ずは現実を認めて、受け入れましょうね。そこからがスタートなので。

40日近くもある夏休み。どうせだったら、楽しみたいのは皆が思っていることです。でも、気になる物があると、楽しめないのも真実。ならば、夏休みを思いっ切り楽しむためにも、さっさと宿題は終わらせてしまいましょう。

「宿題やったの?」と訊かれても、即座に

「うん、終わったよ」とあっさり言える心地よさを、体感してください。

時間がかかったとしても、自力でやり終えた爽快感はとっても楽しいものです。是非、この楽しさを体感してください。

で、今日はテキストのおまけ編。

やり終わった後に、是非ともやってみてください。5教科全て。共通する方法です。

おまけですが、これ。やったら楽しいし、恐らく夏休み明けテストの点が跳ね上がります。自分でやってもいいし、友達を巻き込んでもOK。楽しみながらやってみてください。

楽しい

之を好むものは之を楽しむものに如かず

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【出題者の立場になって、テストを作ってみる】

テキストが終わったら、ハイおしまい。では無く、テキストはやり終わった後にテストが残されています。これの対策として一番良いのが、このテスト作成。テキストを見ながら、自分が先生になったつもりで、テストを作ってみてください。

何せテストする相手は相手は自分です。何処が解ってないのか、どこが簡単なのかは、何となく解っている。けれど、普通に覚えよう、頭の中に入れよう、と思ってばかりいると、脳の同じ場所を使い続けてしまう事になるので、忘れてしまう時も一気に忘れてしまいます。だからこそ、「どこを出したら、自分は困るだろうか」「こういう風に出されたら、嫌だなぁ……」と自分と相談しながら問題を作ると、自然と自分の弱い部分が浮き出てきます。漢字なんて特にそうですね。無意識に、自分が出されたら嫌な漢字は解っているものなんです。ほんと。

 

【解る問題は、作らない】

ここでポイントは自分が当たり前の様に解ける問題は作らないこと。

解るか解らないか、ギリギリのラインの問題を作っておきます。難問作っても、良いですよ。

そして、作った後に、是非とも友達や家族に、その問題を出題してみてください。

 

【問題を作る立場になって、初めて解ることがある】

すると、不思議な感覚が訪れます。

テストって受ける立場になると嫌なものなのですが、作る立場になると、楽しいんですね。本当に。

クイズと一緒です。自分の作った問題を、あーでもない、こーでもないって悩む相手の顔を見るのは、性格が悪くなりそうですが、楽しくてたまりません。夢中になってくれる姿なんか見ようものなら、「ヒント出そうか?」と言いたくなると思います。

更に、あっさり解かれたら解かれたで、「うっ……なら、もっと難しいの作ってやるっ!!」と思っちゃう。

そうやって、問題を作ることで、当たり前ですが知識は増えていきます。

これ本当に不思議なんですが、問題を作るってことは、先ず解答を用意しなければならないので、自然と「テストの為にただ覚える」から、「理解してないと問題作れないから、これって何だったっけ?」と調べる感覚に移行していくのですね。で、そうやって問題を作ったり解かれたりを繰り返していくと、次のテストを受けた時に意識の変化が訪れます。

 

【テスト時に出題者の意図が解る様になる】

ただ、解いているだけ、の立場だと、一方的に出題者に振り回されます。けれど、自分も同じ題材でテストを作った経験があると、何故だか問題を読んだ瞬間、「あー、はいはいはい。あそこのやつね。きっと、この書き方したってことは、ここで間違えて欲しいんだろうなぁ~ まぁ、俺は引っかからないけど」とか、思えちゃったりする。

物凄く上から目線の偉そうな考え方ですが、この心境になれたら、テストは単なる娯楽です。パズルやクイズとさほど変わらない物になってしまいます。

何故なら、自分も一度作ったことがあるものだから、出すならきっとこういう訊き方をするだろうな、とか、この部分を出されたら厄介だな、とか、自分が出題者の立場で作った経験があるから、同じように出す出題者の心境が解ってしまう。理解できる。

立場を変えて見ることで、ただの教科書がクイズ解答の固まりになります。そして、ただ、覚えるものから理解するものに変化していく。良く解らない物に対しては、問題なんか作れませんからね。

国語の問題も、わざとテキストで問われていない部分を問題にしてみて、自分で解答を作ってみる。言葉の意味や、四択の選択問題なんか作ってみると、もうテストで引っかからなくなります。だって、作ってみると解りますが、選択文って、正解の文章を作った後で間違いを作る、という順番で作ることになるから、正解の文を元にして、ちょっと表現を変えたりとか、主語を違う人に入れ替えたりとか、真逆な事を述語に入れてみたりとか、部分的に入れ替えるしか出来なくなるのです。

だから、この構造を知っていれば、選択肢は馬鹿正直に最初から全て読むのではなく、部分的に横に見比べていく、という方法が取れる筈です。

 

【難問にトライ】

是非、難問を作ってください。そして、友達に出してみてください。一緒に勉強する子が居るなら、お互いに作ってみて、その問題を交換してみる、なんてことも挑戦してみると楽しいと思います。いつも「勉強しろ」と言われている子は、「してるよ」と飄々とした顔で、ぺらっと問題を出してみてください。相手が解けなかったら、良い気分になれますし、あっさり解かれたら「もっと難しいの出してやるっ!」と結果的に勉強出来るので、どっちでも利益があります。

ただし、解答が無い問題は作らないでくださいね(笑)作ったは良いけど、自分も解答を知らない問題は、色んな人から責められますから。作った責任はきっちり取りましょう。

 

今、謎解きをメインにした脱出ゲームが大人気ですよね。私も大好きですが、テストもこの謎解きと一緒です。ただ、その解答が教科書に載っている。若しくは、文章の中にある、というただそれだけの違いです。

是非とも、クリアしてください。100点というクリア達成書を手にするために。

 

ここまで読んで頂いてありがとうございました。

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