数学のススメ ~数学偏差値学年最下位だった私が、高等数学をやり直したわけ その1~


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これが理解できるのだろうか……理解できないものって、恐怖ですよね

 

こんにちは、文LABOの松村瞳です。
今回は、ちょっと毛色を変えて数学編。お前、文章と国語担当だろうがと言われそうですが、数学で思い悩む子って物凄く多いんです。ほぼ毎年と言っていいほどに、皆数学で悩んでいて、溜息ばかり。
その姿を後ろから見ながら、「ああ……その気持ち、ものっすごく解る……」と言いながらも、「頑張れ」と身にならない応援しか出来なかったのですが、ちょっと色々ありまして、一念発起し、今年の3月に数Ⅰからやり直し始めた軌跡を書いておこうかなと思います。
もう現役では無いのでテストや受験への切迫感や強迫観念は無いですが、それでも、数学で日々苦しんでいる子達に対して、何かヒントになったら良いなと。何せ、数学の出来無さっプリは、胸を張って自慢できます。ええ、本当に。

【現役時代、数学が苦手になったワケ】

そんな私でも、中学時代は結構マシな成績を取っていました。基本的に数学で困ったことはなく、寧ろ得意教科でした。文章題も好きだったし、図形もパズルみたいで面白く、難問にも楽しんで挑戦出来ていました。今振り返ってみると、成績が良くなる子の典型的な考え方をしていたんだなって、思います。けれど、それが引っくり返ったのが晴れて高校受験を突破して、進学校に進んだ後です。

【受験後の罠。解放感に浸っていた春休み】

やったーっっ!! 第一志望校に合格できた―っっ!! と喜んで、解放感たっぷりに春休みは遊びまくってました。何せ、中学時代、宿題で苦労した記憶は殆ど無く、きっと高校もその延長線のようなものだろう。四月に入ってから頑張ればいいやと、高を括っていました。(我が身ごとながら頭、痛くなるな……)
大丈夫、大丈夫。テキストなんて、一日で出来るものだし。(中学時代は、実際テキストは殆ど一日でやり終えてました。寧ろ、どれだけ早く終わるかを嬉々としてやっていたタイプです)教科書の予習も、30ページぐらいなら、1日頑張れば何とかなるだろう。
そして、教科書販売も済んで、制服も届き、春からの高校生活にワクワクしながら、嬉々として遊んでました。ええ、積み上がっている数学の宿題には、目もくれず。。。
得意だったから、逆に自惚れていたんですね。『どうにかなる』って。

【押し寄せてきた現実 進学校の実体】

で、四月になり、入学式まで後数日だし、そろそろ宿題するかと教科書を開いてみて……真っ青になりました。
何だ、これ。計算、解ることは解るけど、量が多すぎないか? しかも、覚えなきゃいけない物が、中学と全くレベルが違っていて、とんでもなく難しいものが多いんですが。
それに、若干解らないものも混じっていて、得意だった筈の因数分解ですら、何故そんな風になるのかが解らない。解らなさ過ぎて、背筋に冷たい汗が流れました。これは、本格的にやばいなと、直観で解っていたのですが、そこはそれ。今までの流れから、きっと、授業で丁寧に説明をしてくれるだろうと、淡い期待を抱いていました。
入学式後のテストも、そんな最初から難しい問題は出ないだろう。受験と同じような問題だろうと、不安な気持ちを押し隠す様に、そればかりを自分に言い聞かせていました。大丈夫。大丈夫、って。

けど、全然大丈夫でも何でも無かったんです。

【入学式後のテストで玉砕。更にその後の最初の授業で真っ白に】

そして、訪れる入学式。事前に通告されていた通り、入学式後に試験があります。主要三教科。国語・英語・数学。この数学が、とんでも無かった……春休み中の予習部分30ページ分が出題範囲でした。問題を読んだ瞬間、キンっ、と耳鳴りがして、血の気が下がる音が。

何、これっ……

正直、今でもあの時の衝撃を覚えています。本気で何が書いてあるのかが解らず、解けない。試験であんなにも手が震えたのは、後にも先にもあの時が一番だったと覚えています。こんなに解らないテストがあるんだと。
結果なんて見たくもない。散々なのは解っているし、初めて、テストの点数を隠すために紙を折る屈辱を味わいました。こんな点数、誰にも見せられない。こんなの、嘘だ。

ですが、授業も始まるし、きっと説明を受けて、一生懸命勉強をすれば、ちゃんとした点数が取れる筈だと顔を上げました。最初のテストなんだし、確かに春休みサボっていたから、今から挽回すれば良いって。
けれど、希望は打ち砕かれます。

テストが返ってきて、期待していた、中学だったらあったはずのテスト解説がありません。中学時代はあの解説の時間、暇で暇でしょうがない時間だったのに、当たり前の様に流されました。そして、それに対して誰も高校に入ったから手を上げて質問するのも気が引けました。皆は、これを解っているのだろうか。私だけが、解らないのではないだろうかと、下手なプライドが邪魔をして、解説をして欲しいと言うことすら、出来ませんでした。
解らない場所の為に授業を止める。そんな経験、中学ではしてこなかったからです。振り返った今なら解る。中学と言う限られた空間で高得点を得てきたという下手なプライドで、「解らない」という事を言えないようになっていました。
そして、人の目を。視線を気にして、馬鹿にされたくない一心だった。
大丈夫、説明を聞けば解る。一生懸命授業を聞けば解る様になるって、ずっとそう自分に言い続けていたのですが、そんな私の淡い希望を、先生の言葉が打ち砕きました。

「よし、じゃあ、31ページ開け。30ページまではもう解ってると思うから、飛ばすぞー」

…………はいっ???

説明が、無い……うそっ、と思ったのもつかの間。
とんでもないスピードで進む授業に、ノートを取るだけで精一杯。理解なんか、遥か遠くて、兎に角宿題をこなすのに精いっぱい。課題を全部クリアすることが出来なくて、問題が何を言っているのか解らなくて、考えても考えても解らない。

【追い打ちをかける中間テスト結果】

でも、頑張ればちゃんとした結果は出る筈。何とか付いていかなきゃっ!! と本当に必死に頑張りました。解らなくても、一生懸命頑張っていればちゃんと結果は出る筈だ。いつか、ちゃんと頑張って居れば報われる日が来ると、必死に兎に角がむしゃらにノートに問題を書いていました。
そうして、中間テストがきます。
理解なんかしていません。数学の先生達が言う、「解らなければ、三度解け。暗記しろ」という言葉をそのまま素直に、何の疑問も無く、問題のパターンを理解するのではなく、暗記しようと必死に足掻きました。それでどうにかなるならと、ただ、それだけにしがみついて、繰り返していた。

結果は、それなりに出ました。
ドキドキしながらテスト結果を受け取れば、68点。嬉しかったと言うよりも、安堵した記憶の方が強かった。
良かった。まともな点数だ。良い点数では無いけど、最初のテストよりは何とかなってると、ほっと胸を撫で下ろした瞬間。超巨大な岩が、頭上から降ってくるような、先生の衝撃の言葉が耳に飛び込んできました。

「このクラス、出来が良くてなぁ。最高点数は100点だ。最低点数は、68点だ

 

 

えっ……………????

 

 

漫画みたいなことって、現実にあるんだなぁ……と、テストの点数見ながら周りの景色がくらーくなったことを、昨日のことの様にはっきりと覚えてます。うん。私の頑張りって、一体何だったのか。あんだけ頑張っても、クラス最下位なのか。ここに居るクラスメイト達。皆、私より頭良いのかと。

こんな暗い話、誰が読むんだと思いながらも、明日も続きます(笑)
同じような思いをしている現役高校生諸君。大丈夫。君達は一人じゃない。同じような体験をしている人間が、ちゃんと居ます。

 

ここまで読んで頂いて、ありがとうございました。






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