読書感想文おすすめ本 嫌なことに含まれている素敵な意味~小学校低学年編~


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八月に入りました!

夏本番。一年で一番暑い時期です。

暑いとやる気や食欲が無くなったり、だらだらしちゃう時もあると思いますが、暑さも彼岸過ぎまで、と言いますし、後二週間でこれも終わりかぁ、と思えばちょっと後ろ髪引かれたりするもの。暑いから涼しいなぁって思う事も出来るし、暑いから、かき氷なんかも楽しめるし。逆に暑いけど、汗かくって解ってるんだけど、何故だか辛い物って夏に食べますよね。辛い物好きな人って、マゾなのかな………(ちなみに私は辛い物は食べられません。口から火、噴きます)

で、暑さも辛いんですが、八月に入ってくるとジミーに嫌な宿題だけが残っているものです。そう。読書感想文……

そーろそろ手をつけなきゃやばいと思いつつも、全く見向きもしていない子がいるんじゃないかな(笑)

そして、図書館とか本屋さんに行くと、そもそもどれを選んでいいのか解らない人も居るでしょう。逆に、あの本が沢山ある感じに圧倒されて、嫌になる人も居るかもしれない。

そんな人に、おすすめ本を書いておきます。特に低学年は、お母さんと一緒に読むことが多いと思うので、是非参考にしてみてください。

とても素敵な本だから、もう書いちゃったって人も是非、手にとってみてください。

 

【その時に欲しいものを出してくれる、便利な自動販売機】


「まほうのじどうはんばいき」 金の星社刊

 

主人公のこうへいくんは、ある時願い事をすれば何でも出してくれる自動販売機を手に入れます。

カブトムシが欲しいと思って願ったら、カブトムシが出てきた。

ゲームが欲しいって思ったら、ゲームが出てきた。

そんな魔法の自動販売機。ジュースだけじゃなくて、様々な事を叶えてくれます。

 

なんて便利なものなんだ。魔法の自動販売機が有れば、何でも叶う。何でも大丈夫。わーい、これで欲しいものがなんでも手に入るぞ!!と、主人公こうへいくんは喜びます。

 

そして、ある時。ちょっとした喧嘩をお母さんとしてしまい、魔法の自動販売機のところに行ったら、自動販売機がありません。昨日まであったのに。ここに、ちゃんと居たのに、とこうへいくんは落ち込みます。

どうして消えちゃったんだろう。自動販売機はどこに行ってしまったんだろう。落ち込みながら考えたこうへいくんは……(気になる人は、図書館へダッシュ)

 

 

【便利な物の落とし穴】

 

毎日、嫌なことって沢山あります。困ることも、本当に沢山ある。面白いこと。楽しいことだけが続けば、こんなに良いことは有りません。でも、毎日ってそんなふうには続かない。

だから、嫌なことにどうやって向き合っていくかって、凄く大事なことだと思います。忘れることも、大事なこと。本当に堪え切れないなら、忘れるのが一番。

何時までも嫌な気分で居たくないし、良い気分でいたい。楽しく過ごしたい。なら、どうするかと考えると、忘れる、気にしないって、凄く大事なことだと思うんです。

でも、自分が忘れても、周りは忘れてくれない。テストの点数なんか、そうですよね。自分で忘れようとしたって、「みせなさい」って言われるし、先生にも「頑張りなさい」って言われちゃうし。

解ってるよ。自分で自分が出来ないなんて、そんなこと。そんなに何回も言わなくてもいいじゃないかって、下向いて、石でも蹴りたい気分になるのは、解る。だって大人だってそうだもん。ちゃんと反省して、繰り返さない様にしよう、って思ってるのに、「気をつけてね」って言われると、「解ってますよっ!!」って、思わず言い返したくなっちゃう。

そういう時に、願い事を叶えてくれるものがあるなら頼りたくなる。願っただけですぐに欲しいものが手に入るなんて、夢のよう。




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あなたの願い事をすべて叶えます。本当にそれだけで良いんですか? なら、又のご利用をお待ちしてますねって……昔、なんかこんな漫画がありましたよね。笑うサラリ●マン……

でも、便利な物って、本当に怖いんです。お話の世界だけじゃなくて。

【意識の変化に気付けない恐怖】

便利な物って、飛び付きたくなります。だって、本当に便利だし、それを使う事が許されているのなら、何だって頼りたくなる。嫌なことに向き合わずに願い事がかなうなら、それで良いって思っちゃう。

けれど、簡単に願い事を叶えてもらって、お願いをし続けて時を過ごした人間は、どうなってしまうでしょうか。

一度やってしまうと、使う事に慣れてしまって歯止めが利かない様になってしまう。使い過ぎているなと、気付けるうちはまだ大丈夫。一番怖いのは、自分でも自覚していない、変化です。

行動に慣れてしまうと、それは日常になります。そして、当たり前になってしまうと、気を付けていても越えてはいけない一線を越えてしまう時がある。その最初の一歩って、これぐらいだったら良いだろう、っていう、簡単な気持ちで始まることが多いです。簡単に初めてしまうから、エスカレートも簡単にしてしまう。

物事は、100パーセント良いことだけ、ってことは、有りえません。良いことは、良いことの様に見えるだけで、必ず悪い面も含まれているし、120パーセント悪いことと思えることでも、必ず良いことは含まれている。

けれど、便利な物って万能に思えてしまうんです。これなら、全てを解決してくれるって。

そんなことある筈無いって当然解っていることも、解らなくなってしまう。子供だけじゃなく、大人もそうです。だって、本屋さんに行って、勉強関係の参考書の棚とか、ビジネス書とかのブースに行ってタイトルを見比べてみると、「超簡単」とか「これだけ知っていれば便利」とか「万能」とか、そんな言葉が飛び交っています。それが私達の意識を引きつけるって、ちゃんと解っているんですよね。作っている人は。

【自分に問いかけよう】

簡単に出来るものが、一番良いとされていますが、じゃあ、自分に訊いてみてください。

成績でも、合格でも、能力でも、お金でも、仕事でも、あなたが本当に欲しい物って、簡単に手に入って良いんですか?

あなたが欲しい物って、そんな簡単に手に入る物なんですか? 簡単に手に入らないって解っているからこそ、今、頑張っているんじゃないんですか?

 

苦労して身に付けたことや、欲しい物は、大事にします。

嫌な事も、何故嫌なのかと自分に問いかけたら、それを欲しいって思っている自分の姿が見えてくる。

私が数学大っ嫌いだったのも、本当は数学で点が欲しいって、心の底から思ってたからなんですよね。別に好きでも嫌いでもなかった物理で点数欲しいなんて、思ったこと無いし。

好きの反対は、嫌いではなく、無関心。嫌いってことは、何かしら自分にとって気になる存在ってことなんです。

嫌な人間がいるなら、何故その人が嫌なのかを自分に訊いてみてください。

何処かで、その人に認めて欲しい。それよりももっと強烈なのは、見返してやりたいという気持ちか無ければ、嫌いになりません。と、すると、自分を大事にしている姿が、ちゃんと見えてくる。

嫌なことは、自分の価値観を知る、大事なバロメーターです。願い事を簡単に叶えてくれる便利なもので解決してしまったら、それに気付くチャンスを逃してしまう。成長のチャンスを、逃してしまう。

とっても短い、簡単に読めてしまう絵本だけど、色んなことを考えさせられます。

便利な物が良いっ!! この自販機欲しいって思う人、沢山居ると思う。でも、使い続けたら、間違った使い方をしてしまうことが、絶対に無いって言い切れるかな? と、自分に訊いてみてください。

読んでみたい人は是非。子供の絵本だけど、いま読み返してみると色んなことを考えてしまう、とっても素敵な本です。

素敵な話って、何年たっても色褪せませんよね。

 

ここまで読んで頂いてありがとうございました。明日は小学・中学年編。

 






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