効果は確実 現代に蔓延る呪いの恐ろしさ


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こんにちは、文LABOの松村瞳です。

今回は夏に相応しいちょこっとホラーめいた「呪い」のお話。

 

呪いなんて馬鹿らしい。そんなの、科学文明が進んだ現代で、存在するわけがない。

古典の中の話だろう? そんなもの、子供の妄想じゃあるまいし。

呪いなんて効かないよ。だって、毎日あんな奴死んでしまえって思ってるけど、ちっとも死なないもん。

 

逆に、大きな声では言えないけれど

 

確実に呪えるんだったら、やり方知りたい!

是非教えて!

という方も、いらっしゃるかと思います(たらり)

 

でも、実際。

呪いなんて馬鹿らしいと思う方も、

呪いたいと思っている方も、

両方等しく、もう既に呪いにかかっているって、ご存知ですか?

呪いの言葉、吐いてませんか?

 

【呪いの不思議 否定する人も既に呪いに掛かっている】

呪いを信じたい。効果を知りたいという人も居る半面、そんなものは馬鹿らしい。有るわけないと、頭から否定する人や、そんな馬鹿ばかしいことは止めてしまえと罵倒する人。それから、聞きたくもないから話に出さないでくれと眉をひそめる人も、居ますよね。実際。

でも、そうやって否定する人の方も実は呪いに掛かっています。それこそ、強烈な勢いで、かかっているんです。本当に。

そのメカニズムを説明しましょう。

人は不思議なもので、強烈にある一定の物事を否定する人は、その影響力を恐れているからこそ、徹底的にそれを嫌います。

弱い小型犬が大声で吠えるのと一緒です。怖いから、精一杯威嚇して、近寄るなと言っている。大きい犬は、そもそも自分が強いと解っているから、吠えませんし、吠えるとしても、一度だけです。連続で吠えているのは、大概小型犬から中型犬です。人間も動物の一種なので、恐怖に対する防衛本能は、脳の最も原始的な作りの中に組み込まれているから、怖いと思っているものほど反応してしまうんです。

呪い、とまで言ってしまうとちょっと想像つかないかもしれませんが、占いなら解りやすいかもしれません。居ますよね。占い、と言うだけで眉をひそめたり、絶対に自分はそんな馬鹿げたものは信じない、って訊いてもいないのに何故か強固に拒否したりする人。

拒否をするという事。自分から遠ざけたい、見たくも無い。耳にしたくないから、教えないでくれとそこまで拒否をするのは、何故なのか。

これも、ある意味ではその影響力を認めているのです。認めている、影響力が絶大だと解っているから、怖くて拒絶しているだけなのです。

どうでもいいものに、人はそもそも関心を寄せません。けれど、嫌悪感があったり、拒絶をしたり、聞きたくなかったりするという事は、逆に言えば強烈に意識しているからこその行動です。それに影響を受けたくないと頑なに避けて通っているだけです。占いの影響力の強さや怖さに怯えているからこそ、関わり合いに成りたくない。影響を受けたくないと必死に、強い口調で否定することで、自分を守っているだけなのです。

呪いや占いを信じている人よりも、否定していたり、拒絶していたりする人たちのほうが呪いに掛かりやすい人だとも言えます。

自分は絶対に大丈夫と思ってい人よりも、もしかしたらそういう可能性もあるかもしれない。影響を受けてしまうかもしれない。だから、気をつけておこうと対策を取る人が、どの世界でも難を逃れるのは、当然のことかもしれません。




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【呪いの怖さ】

以前から、言葉の力は強大で有ることを説明してきました。そして、この言葉の力を良いように使うのではなく、悪い目的で使った時に、呪いと成ります。一種の暗示にかかる、ということです。しかも、無自覚に。

「そんなことをしていると、幸せになんてなれないよ」

と、仮に誰かにあなたが言われたとします。これは、呪いとしては軽度。言われた直後はただ少し気分が悪くなるぐらいの、可愛らしいぐらいの影響しか出ませんが、効果は絶大です。それを聞いたあなたは、その時は「何だよ、そんなことあるわけないじゃん」と思って、鼻で笑うかもしれません。けれど、例えばたまたまの偶然で悪いことにぶち当たる。例えば、学校の行き帰りで事故に遭ったり、体育の授業で怪我をしてしまったり、何かを無くしてしまったり、財布を落としたり……

そうすると、頭の中で自分で意識した訳でも無いのに、ふとこの言葉を思い出してしまうのです。そう言えば、あの時、あんな風に言われたな……って。

でも、そんなの気のせいだ。気にしないようにしよう。あんなの、ただ当てずっぽうで言われただけで根拠なんか何も無いし、と打ち消しても打ち消しても、段々不安が増してくる。気になって仕方がない。そして、何時もだったら気にも留めない様な事が、どうにも気になる様になってきてしまう。

不安な気持ちが増大すると、まず直撃するのが睡眠の質の低下です。良く眠れなくなります。けれど、大概は熱帯夜だとか、だるいで片付けてしまうので、そんなに危機感を持ちません。毎日続いていたとしても、単に時間が無いだけだと、見過ごしていきます。

そして、食欲も出なくなる。

ちなみに、食欲というのは、ラーメン食べたい!! とか、あそこのお店のカレー食べたい!! とか、食べたいものが浮かぶことです。お腹がすいたから、栄養として何か食べなきゃと思うのは義務感で有り、既に食欲では無いので気をつけてください。

そうして、集中力の低下が起こり、目の前の物事に集中出来なくなってきます。成績にも影響が出始め、得意で有ったことも出来なくなるから、その事実に愕然としてショックを受け、根本的な体調の改善を試みないままに、ただがむしゃらに続けて徹夜を繰り返し、体力をすり減らして、また成績が下がっていく。

そうして、「ああ、私は幸せになれない人間なんだ……」と、思い込んでいく。

遅行性の呪いですが、効果は本当に抜群です。(試さないでくださいね……汗)

 

そんな馬鹿な。映画みたいなことがあるかと、思うかもしれませんが、これ。本当なんです。

 

【人は周囲からの評価通りの人間に成ろうとする】

心理学の有名な実験に、ピグマリオン効果、というものがあります。

1960年代。ある教授が大学の授業で、実験用のマウスを学生たちに渡し、ある迷路をマウスに走ってもらい、出口までのタイムを計測しました。

そのマウスを渡す時。学生たちに、「これは質の悪いマウスだ」「これは非常に優秀なマウスだ」と、ランダムに言葉を添えて渡していったら、質の悪いマウス(実際に違いは無い)を渡されたと思い込んでいる生徒達は、マウスをぞんざいに扱い、質の良い(と言われたけれど、本当は全部同じ)マウスを渡された学生たちは、そのマウスを丁寧に扱いました。そして、迷路脱出のタイムにも、如実に差が出たのです。

丁寧に扱われたマウスは、良いタイムを
ぞんざいに扱われたマウスは、悪いタイムを出したのです。

これは人間にも当てはまるのではないかと、教授たちは考えました。

ぞんざいに扱われ、無能だと言い続けられた子供と、優秀だと言われ、丁寧に扱われている子供では、成績が変ってくるのではないかという、推測です。

その推測は当たりました。

ある小学校を訪れ、大学の研究への協力だと、心理テストを行って貰います。その心理テストはでたらめのもので、結果は意味のないものでした。

そして、担任を呼び出し、ランダムに名簿だけで選び出した生徒の名前を告げ、「心理テストの結果、この子達は天才です」と担任に告げたのです。

担任の先生は、「この子は解りますが、この子はちょっと……」と首を傾げる子も中には居たので、「たんに、今はその才能が表に出ていないだけなのでしょう。指導次第では、学年トップにもなれますよ。この子は」と駄目押しで付け加えます。

そして、数か月後。

本当にその子達の成績が向上した、という実験結果が出たのです。

そう。これは子供たちも被験者ですが、本当に被験者だったのは担任の先生。つまり、指導者の意識や言葉掛け一つで、生徒の伸びは変わってくるという事実を浮き彫りにした実験でした。

頭の良い子だと言われ続け、そういう態度で人に接せられていると、勝手に本人はそうなっていく、という驚愕の事実です。

私達人間は、本当に周囲の環境や言葉に、影響をたえず受け続けている存在だと言えます。

だからこそ、呪いの効力は凄まじいのです。

 

【何気ない言葉が、あなたを縛る呪いになる】

あなたって、あんまり優しくないよね。

あなたは、数学は得意だけど国語が悪いから、きっと人の気持ちが解らないのね。

あなたは傲慢だ。

我儘だよ、君は。

もう少し、頑張った方が良いんじゃないのかな?

そんなことしていると、高校落ちるよ。

ああ、やっぱり駄目だったんだね。

 

何気ない、日常の会話の中に、現代の呪いは溢れています。

印象深い言葉は、確実に脳が記憶し、その言葉が持つイメージ、周囲の人々が抱いているイメージに自分を合わせようとする。これは、良い方も働きますし、悪い方にも働きます。その効果は即効性ではありませんが、悪い方に働けば、確実に、じわじわと、まるで真綿で首をゆっくりと締めていくように、その人の人生を狂わせていきます。

「あんたは、おっちょっこちょいだから、仕方がないね」

そう言われた人は、不注意な行動がどんどん酷くなっていきます。

「あんた、こんなに低い点数とって!! 頭悪いんだから、もっと勉強しなさいっ!!」

本当に、悪くなっていきます。そう言われている子の点数があがることは、有り得ません。

何気ない普段の言葉だからこそ、恐ろしいんです。だって、誰もそんなこと、気にも留めないし、言われている方もそれに影響を受けているなんて、ちっとも思いません。

けれど、お互いがお互いを無自覚に奈落の底へ、まるで餓鬼が地獄へと足を引っ張り合う様に引きずり落としているのだとしたら、どう思いますか?

 

クーラーなくても、ちょっと涼しくなったかな?

呪いの解除方法は、また明日。

 

ここまで読んで頂いて、ありがとうございました。






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