小説読解 ヘルマン・ヘッセ「少年の日の思い出」その5~行動の矛盾を読み取る~

こんにちは、文LABOの松村瞳です。 言っていることとやっていることが違う人って、たまに居ますよね。 勉強したい、と言っていて、実は全然やっていななかったり、嫌いと言いつつも一緒に居たり、別に面白くないと言いながらも、動画をずっと延々と見続けたり……… 続きを読む

小説読解 ヘルマン・ヘッセ「少年の日の思い出」その4~主人公と対立する人間の意味~

こんにちは、文LABOの松村瞳です。 突然ですが、皆さま、嫌いな人って居ますか? いっつも嫌味を言ってくる人。正論ばっかり振りかざして、攻め立てる人。猫なで声ですり寄ってくるクラスメイト。媚を売る人。強者に阿る人。権力を振りかざして言いなりにさせようとしてくる人。様々ですよね。… 続きを読む

小説読解 ヘルマン・ヘッセ「少年の日の思い出」その3~主人公の人格を推察する~

こんにちは、文LABOの松村瞳です。 子供たちは読解能力と言うと、途端に目を曇らせるけれど、「人の気持ちや性格を早く理解することが出来る力」というと、目を輝かせます。 中学生になってくると、複雑な人間関係や、自分という自我の芽生えとともに、周囲に対する疑問や興味。理不尽なことに対する反発など、様々な感情が渦巻くもの。そんなときに、自分の感じているそのもやもやを、小説の登場人物に投影して理解したり、相手を知る方法を学びとるには、国語が最適です。… 続きを読む

小説読解 ヘルマン・ヘッセ「少年の日の思い出」その2~態度から心を読む方法~

こんにちは、文LABOの松村瞳です。 「少年の日の思い出」その2。 ヘルマン・ヘッセというと、「車輪の下」がとても有名ですが、その小説の中でも周囲から理解されず、そして周囲の価値観に振り回され、それに合わせようともがき苦しむ人間の姿が描き出されています。時代は変わったとしても、本質的に人間が苦しむ原因は、変わらないものなのかも、知れません。… 続きを読む

小説読解 太宰治「走れメロス」その11~まとめ 太宰治の人間性~

皆さま、こんにちは。文LABOの松村瞳です。 長々続いた「走れメロス」。道徳的な読み方とは程遠い読み方や解釈をしていますが、不思議と皆。この小説で良い点を取ってきています。多分、興味津々でこの解釈を聞いた後に学校の授業を受けるからでしょうが、さらっ、と流されると気が付けない部分も、自分の興味が惹かれる場所が沢山あると、耳が反応するんですよね。 とってもかったーい、道徳の授業だと皆、求められる答えは解っているけれど、それと人間の本来の姿は違うと薄々気が付いています。だからこそ、友情や信頼などは尊いことだと、誰もが解るようなことを言われても、何にも反応なんかしません。精々が、「あっ、そ」と冷めた瞳で眺めるくらいです。… 続きを読む

小説読解 太宰治「走れメロス」その7~人間の真理 疲れている時は約束を守れない~

こんにちは、文LABOの松村瞳です。 メロスも7回目。 良くこれだけ語る部分があるなぁ……と自分でも呆れているのですが、文学作品ってそれだけ内容が濃いのです。現代作品が薄い、と言っているわけではなく、人間の根幹を抉り出そうとし、厳しい読者の目に晒されてなお現代に残っている作品というのは、それだけ人の心を動かす要素があったということです。… 続きを読む