中学国語と高校国語は、ここが違う


スポンサーリンク


こんにちは、文LABOの松村瞳です。

今日は、中学国語と高校国語の違い。

そして、いわゆる中学でも難しい問題。難題と言われている模試や、初めて読んだ文章で上手く解けない人に、足りない技術を解説します。

これ、あなたにはどう見えますか?

【抽象と具体】

国語の課題。それは、高校受験の問題や大学受験の問題を見ていると、クリアしなければならない課題というのが、良く解ります。

記述の問題は、ほぼ指示語「それ、これ、あれ」等の内容を解説することや、言い換え、原因理由の説明などです。

そして、重要なポイントは、抽象と具体。

つまり、まとめの部分と、具体的な例示を見抜く事が出来るかどうかに集約されています。

日本語と言うのはとても面白く、具体的なことを示す言葉から、大きな括りでまとめてしまう抽象の言葉には、それぞれ段階があるという事です。

例えば、

鉛筆⇒筆記用具⇒文房具
ライオン⇒肉食動物⇒動物⇒生物

というように、括りが大きくなっていくにつれて、抽象の言葉は変わっていきます。

【抽象的表現は、知性のしるし】

このまとめの言葉。抽象的な言葉、と言うのは、括ることが出来れば出来るほど、知性や知能が上がると言われています。

物事をひとつの機能だけではなく、様々な観点で見、まとめることが出来ると、視野が広がります。そして、違う物事との共通項や相違点などが見えてくるのです。

「ああ、これ、確かどっかで見たことがある」

この抽象で物事をまとめたり、くくれたりするようなことが出来るようになってくると、違う本や文章を読んだ時に、自分の頭の中で色んな事が繋がってきたりして、論理的に物事をとらえられるようになります。

なので、その糸口になるような文を読むと、先の論理展開が想像することが出来るので、難しい文章でも早く処理することが出来るようになってきたり、新しい内容に触れても、吸収するのが早くなってくるのです。

まとめられる、ということは、一つの上の次元で物事を考えられる切っ掛けです。目の前の出来事や具体的な事が何を指し示しているのか。

そして、抽象でくくることが出来るようになってくると、様々な論理と比較、検討をすることが可能になります。

一見、何も関係がない出来事でもあっても、抽象でくくると共通項が見えてくる。

例えば、スマホとアルコール。

全く違うものではないかと思うのですが、ある共通の部分があります。それは、依存性

気が付いたら、それが手放せない状態になっている。ないと不安になるのが、依存症。アルコール中毒もそうですが、依存性の高さ。中毒性の高さの危険は、スマホの方がとても高いのだそうです。

【中学国語の課題】

中学国語の課題は、この具体的な例示を、抽象でくくれるかどうか。

まとめられるかどうかが、ポイントとなります。

なぜかと言うと、高校受験の問題は文章を具体と抽象にきちんと分けられるかどうか。この二つを見分けることが出来、より、具体的な部分はどこか。より、抽象的な表現はどれか、そして同じ内容を違う表現で書いてある箇所を探し出せるかどうか、がポイントです。

と言う事は、具体と抽象のセットや、対比の区別などが明確に判別が出来、記述の場合、より抽象性の高い表現で書かれている部分を選び出して文章としてまとめられれば、課題はクリアです。

受験が迫ってきているこの時期。国語に不安がある人は、この具体と抽象をきちんと分けられるかどうかを意識して読んでみてください。

練習や演習時に徹底的に分けてみる。段階で並べられるかどうかも、やってみる。

それをしていくと、計算問題と同じで段々と速く処理が出来るスピードが付きます。日々読む文章も、これは具体なのか。抽象なのか。それを確実に判別してみてください。




スポンサーリンク



【高校国語の課題】

そして、恐らく進学校に入学した高校生たちで、いきなり国語。特に現代文が何一つ分からなくなったという感想を持つ人が多く出てきます。

それは、課されているレベルがぐっと高くなるから。

そして、その原因を良く理解しないままに、ただ闇雲に文章を読もうとするから、太刀打ちが出来なくなってしまう。それだけの話なんです。

高校で求められるレベルは、抽象でくくられた表現を、具体的な例示に落としこめるかどうか、です。

つまり、文章のレベルは上になれば上になるほど、抽象表現が多くなります。イメージ的な表現や、比喩的なもの。更には、昔の哲学者の有名な言葉を挙げて、説明しようとする文章が本当に多いのです。

小説もそうなのですが、特に顕著なのは評論文。

なので、評論文を理解したいのならば、わけが解らない抽象表現で書かれている部分を、具体的な自分の生活の周辺で例示を挙げられるかどうか。解りやすく説明したら、どんな例示を出せるのか。

それをポイントに出来るかどうかで、変わってきます。

この抽象的な表現を理解することが出来なくて、文章を読むのが嫌になってしまうのです。けれど、その理解できない部分を拘って、具体例に落とし込んでみてください。

そして、身近な人。例えば国語の先生などに、自分の例示が当たっているのかどうかを、常に質問し続けてください。

課題がはっきり明確になると、読むことに意欲がわいてきます。

「なんとなくわかるんだけどなぁ~」

という言葉で逃げているそこのあなた。

それって、全く解ってないって言っているのと同じです。すぐやめて、「なんとなく」を明確に、「これって具体的に言うと、~~~ってこと?」と、言えるように考えてみてください。そして、友達や先生と話し合ってみてください。

その練習を続けていくと、視野が広がってきます。文章が読めるようになってきます。

理解が出来れば、後はテスト用のピンポイントの技術を身につければ良いだけです。

本も、楽しく読めるようになってきますよ。

【今の自分に必要な課題を意識する】

闇雲に問題をやっても、演習を積み重ねても、実力には全く影響しません。一時的に上がったとしても、それは幻想です。

本当に揺らがない実力を付けたければ、自分の課題を意識し、基礎を積み重ねてください。

まずは、理解です。

日々の勉強にとりいれてください。

ここまで読んで頂いてありがとうございました。

 






スポンサーリンク


コメントを残す