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2/12  義経の型破りと言う名の常識を外れた戦術 平家物語9巻85章「三草山」その1

さて、布陣も固まり、源氏側が軍を進めていきます。 大手側が範頼。 搦手が義経なのですが、この三草山攻略が、後の一の谷へとつながっていきます。 当時の進軍の図になりますが、大手の範頼は海岸線を京から真っすぐ須磨に向かうのに対し、搦手の義経はほ...
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2/5 都落ちの状態で行われた除目 平家物語9巻84章「六箇度のいくさ」その3

ざっくりと除目と言う行事について、この部分で語られていますが、この役目を任官するという行為は、朝廷のみに許されている権威の象徴となります。 三種の神器と同じで、天皇のみに許されている行為をすることによって、「正統派の天皇はこちらだ!!」と主...
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1/31(11時~) 平家の西国平定 能登殿の活躍 平家物語9巻84章「六箇度のいくさ」その2

さて、西国での平家の動向ですが、能登殿、平教経の活躍が凄まじく、平家随一の猛将であったことが伺えます。 源氏の猛将を義経とするのならば、平家の猛将はこの教経に成ります。 この時の年齢は、若干23~24歳。 義経とほぼ同い年のこの猛将は、この...
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1/15→1/17(11時~) 義仲で翻弄された京 その時平家は 平家物語9巻84章「六箇度のいくさ」その1

さて、義仲が滅びた後、とうとう九郎義経が京に入り、本格的な平家討伐の準備が整います。 その義仲が京で暴れている中、もし平家が攻め込んできたら三つ巴の戦いになり、どうなっていたかは分からないのですが、その時、平家は平家で泣き暮らしていたわけで...
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12/25 鴻門之会と比べられる義仲都入りのまとめ 平家物語9巻83章「兼平」その5

さて、平家物語屈指の滅びのシーンと評され、どこか朗らかさが感じられる頼朝軍の行軍の様子とは違い、悲愴さがにじみ出ている義仲軍のその後ですが、市中引き廻しの上さらし首。樋口にいたっては、引き廻しの上、六条河原で処刑。 これは史実に照らし合わせ...
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12/20(11時~) 木曽軍の残党狩り 戦わずに処刑されてしまった樋口の次郎 平家物語9巻83章「兼平」その4

さて、義仲の軍が敗走を続ける中。 源平合戦の発端と言うか、厄災を振りまきながら行軍している疫病神というか、中々にすごい逃げっぷりを見せている十郎蔵人=源行家ですが、世の風を読み、権謀術数に長けていても、実際の軍隊指揮に関しては全く才能がなか...
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12/11→12/14 兼平の忠儀 壮絶な義仲・兼平の最期 平家物語9巻83章「兼平」その3 

平家物語の中でも屈指の名シーンであり、一人の武者の最期をここまで華々しく語っている場面は、他にはありません。 他の名シーンはどちらかというと、世を儚んで嘆きながら、というのが定番なのですが、ここまで嘆きの部分がなく、最初から最後まで戦いの中...
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12/4 800年後の世界まで語り継がれる巴御前 平家物語9巻83章「兼平」その2

さて、長年古典の教科書に採用され続けている有名な名文です。 (+敬語の初歩を学ぶ題材にもなっております(笑)) 長い長い平家物語の中で、巴の登場は義仲が都落ちをする直前の名前での登場と、この最後の軍姿のみです。(もちろん、後世描かれた源平争...
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11/27 兼平との奇跡の遭遇 巴初登場 平家物語9巻83章「兼平」その1

義仲の軍は側近以外は、平家に支配に反発した地方の軍勢の寄せ集めです。 それでも戦いとなれば用をなしたので、そのまま京に連れてきたことと、京内での具体的な戦闘もなく勝ってしまったことが、その悪い面を引き出しました。平家に勝ったのだから、平家の...
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11/20 たった1日の戦いで都落ち 義仲の逃亡と義経の院参 平家物語9巻82章「義経院参」

さて、宇治川の戦いで義仲軍を蹴散らし、一気に京の中心部へと軍をすすめた義経。 義仲の基本戦法は、軍を複数に分けて配置し、包囲戦を行うことがこれまでの定番でした。地の利が圧倒的に強い北国での戦闘ならばそれも通用したのでしょうが、地の利が少なく...

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