人は善悪どちらの性質なのか 性善・性悪説 その2~漢文解説「孟子」(公孫丑上)~「不忍人之心」

こんにちは、文LABOの松村瞳です。 性善説2回目。人に忍びざるの心。人の不幸を見過ごせない気持ち、とタイトルの付いた部分の後半です。咄嗟の時に、人は他者を助けようと思わず動いてしまう。そこには、私利私欲や名誉を得ようという心は一切ない。だからこそ、人の本質は善である、と孟子は説きました。 今日は、その続きの部分です。… 続きを読む

人は善悪どちらの性質なのか 性善・性悪説 その1~漢文解説「孟子」(公孫丑上)~「不忍人之心」

こんにちは、文LABOの松村瞳です。 今回は、漢文で必ず誰もが読む、性善説と性悪説。孟子と荀子を取り上げます。 この性善説、性悪説。内容がとても解りやすいもので、双方の主張も読みやすいし、理解もしやすいものです。一時期、早稲田大学などの有名私立大学で、漢文の入試問題として、白文で出題されていたこともありました。教科書に載っている文が、そのまま、受験に出るのです。… 続きを読む

小説読解 志賀直哉「城の崎にて」その3 ~自分の死の瞬間は、どのように迎えたいか~

こんにちは、文LABOの松村瞳です。 死に親しみを感じている主人公の私。特に主人公が親しみを感じているのは、「死」の静けさです。静かで、停止しているのが良い。その静かに、動かない事が寂しいのだけれども、何となく気持ちが安らぐような気がしてしまう。 自分の命が危うくなる事故を経験した後、劇的な変化は訪れはしなかったけれど、「死」というものに対して、敏感に、そして惹かれて行く主人公。特にその静けさに惹かれるのですが、今回の読む部分は、この主人公の望む、静けさとは真逆の、死の「苦しみ」の部分に、焦点が当てられていきます。… 続きを読む