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光る君へ

大河ドラマ「光る君へ」第20話レビュー

大河ドラマ「光る君へ」第20話のレビューです。 日本文学史上、初の随筆というジャンルを創り出した傑作「枕草子」その筆者は清少納言ですが、その冒頭はもしかしたらこんな訳だったのではないかなという妄想記事です。
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古文解説「枕草子」~春はあけぼの~

中学2年生で学ぶ、日本三大随筆の一つ。「枕草子」の冒頭を現代語とともに解説します。
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4/29→4/30 800年経っても語り継がれる伝説の戦いの始まり 平家物語9巻88章「鵯越」その1

「鵯越」の戦い。 義経が「天才」の名をほしいままにし、その代名詞ともなった戦いの始まりです。 史実としての鵯越は、未だに謎に包まれており、実際にあったかどうかもあやしいのではないかという説も存在します。 けれども、一つだけ言えることは、搦手...
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4/22 部下の死を嘆き報いるために為した駆け 平家物語9巻87章「梶原二度の駆」その2

源氏の参謀である梶原平三。 その人となりを知る貴重なエピソードでもありますが、坂東武者には共通の感覚として、仲間意識がとても強く、自分の部下にはとても人情篤い人々が多い印象が、平家物語では印象深く描かれています。 これはどうしても平家物語が...
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4/8 河原兄弟二人で起こした無謀な先駆け 平家物語9巻87章「梶原二度の駆」その1

さて、今度は搦手ではなく大手(本隊)の先駆けです。 この河原兄弟なのですが、当時の誉れはまず先陣の先駆けでした。 味方に勝利をもたらす士気にかかわる行動ですし、危険が常に伴い、更には実現できるのは一人きり、となれば、十代から二十代の、まだ経...
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4/1➡4/2 二人で成し遂げた先駆けの名誉 平家物語9巻86章「熊谷・平山一二の駆」その3

さて、先駆けレースの結果の部分です。 この部分で、熊谷・平山の血気盛んな部分は、坂東武者らしいなぁとしみじみ思うのですが、受ける平家側の不手際がやはり目立ちます。 奇襲を受けて、扉を開けず、更には挑発にも乗らずにかなり冷静に対処しているので...
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3/25 騙し騙されの先駆け争い 平家物語9巻86章「熊谷・平山一二の駆」その2

さて、平安貴族の静かな権力争いとは違い、何が何でも物理で名誉を勝ち取る坂東武者は、必要があれば人を偽ることも戦場ではOKとされております。(笑) 誉れを何よりも重んじるのに、戦場では人をだまして、出し抜いても良いのかなぁ? と個人的にいつも...
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3/11  抜け駆けしても喉から手が出るほど欲しい先駆けの栄誉 平家物語9巻86章「熊谷・平山一二の駆」その1

一の谷の鵯越の決戦が近づく中、やはり問題になるのは、「誰が先陣の誉れを得るのか」という事です。 「先んずれば人を制す」の精神がここまで徹底しているのも、面白い。 最終的に勝を手に入れる、という考え方よりも、目の前に転がっている褒美を誰が手に...
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古典解説 大鏡「花山天皇の出家」 

2024年版大河ドラマ「光る君へ」第9話でも注目される花山天皇と藤原道兼の名シーン。 高校古典の教科書で必ずと言っていいほど取り上げられるこのシーンを、テスト対策も含めて現代語訳・文法・解説をしていきます。
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現代日本の開化 論理国語 解説

筑摩書房の論理国語から、夏目漱石著「現代日本の開化」を解説します。もともとは講演の内容である今作は、1911年。明治44年に行われた講演の内容ですが、明治の終焉を控えた時期に文明開化に浮かれていた世情の中、外発的に行われた開化は、どんな影響を人々に及ぼしていくのかを漱石が語りました。現代にも通じる鋭い漱石の視点から、外からの圧力で変わることの歪さを解説します。

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