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9/19 怯えが敵の姿を大きくする  平家物語第5巻48章「富士川」その2

さて、世に名高い富士川の戦いの始まりです。けれど、この戦いは戦いというにはあまりにもお粗末な状態で、平家敗走の印象が強くついてしまった戦いでもあります。ある意味、坂東の土地では、坂東同士で争わせた方が良かったのでは……と思わずにはいられませ...
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9/12 富士川合戦の序章 平家軍に広まるうわさ 平家物語第5巻48章「富士川」その1

さて、歴史に名高い(笑)富士川の戦い。やはりこの平家物語が源氏側の立場で後世書かれたことが解るのは、石橋山の戦いの詳細は、あまり書かれていないことです(笑)石橋山で敗れた後、本来ならばそのまま忘れ去られても良かったであろう存在の頼朝が盛り返...
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9/5 平家きっての和歌の名手 忠度と宮腹の女房の和歌 平家物語5巻47章「平家東国下向」その1

怪僧文覚の飛んでもエピソードの次は、雅な和歌の世界と恋愛のお話です(笑)ギャグのはちゃめちゃ漫画の後に読む少女漫画のようなアップダウンですが、順番だから仕方がない(笑)ここで出てくるのは重盛の嫡男・維盛。この維盛、授業でも話しましたが光源氏...
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8/29 髑髏の登場  平家物語第5巻46章「文覚」その4

さて、この文覚のシーン。平家物語の主たる流れからすると、あまり関係がないのですが、どうしてもこの髑髏のくだりだけは読んでいただきたくて、この部分を取り上げました。胡散臭い(げふん)僧侶が何故にこんなにまで名前が残っているかというと、この圧倒...
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8/22 文覚が伊豆へ下ったとんでもない理由 平家物語第5巻46章「文覚」その3

さて、とんでも僧侶の文覚さんが、どうして伊豆に下ることになったのか。そもそも、この勧進帳を引っ提げて院の御所へ突撃するなんて暴挙、まともな人間だったら出来るはずがなく、その一点だけとってもやはり常人とは全く違う感覚を持っていたことが解ります...
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8/8 文覚と後白河院の強引すぎる出会い方 平家物語第5巻46章「文覚」その2

「事実は小説よりも奇なり」という英国の詩人バイロンの言葉はあまりにも有名ですが、最近の大河を見ていると本当にそう思ってしまいます。そんなこと、あるか!!と思わずにはいられない記述が古典を読んでいると多く見つけられるのですが、この文覚という人...
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8/1 怪僧の出自 平家物語5巻46章「文覚」その1

大河ドラマでは、登場時からとても異色を放っていた僧侶、文覚。以仁王の令旨といい、この文覚の訪れといい、頼朝が蜂起するきっかけが同じ時期に何回も訪れるのは、やはり時代が平家に対抗する存在を欲していたのかもしれないと、しみじみ思ってしまいます。...
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7/257/27 11時~に移動 朝敵の歴史  平家物語第5巻44章「頼朝謀反」その2

頼朝謀反の知らせを聞いて、激怒した清盛。その後の朝廷の対応が描かれています。平治の乱の時点で、頼朝は元服したばかりの13歳。その後21年間伊豆で幽閉されるわけなのですが、21年前に何があって頼朝が助命されたのか。平治物語によれば、捕らえられ...
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7/18 頼朝の謀反がどう福原に伝わっていたか 源平合戦の始まりの章 平家物語第5巻44章「頼朝謀反」

思わず……大河の3~5話を見返してしまいたくなるこの展開。中ごろに「さらば、とくして事の出で来よかし」とありますが、この頼朝の挙兵が、福原遷都で求心力を失っていた清盛にとっては痛恨の一手になったのが感じられます。「早く大ごとが起こればいい」...
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7/11 平家転落のフラグ?? 平安末期のホラー話 平家物語第5巻42章「物怪の巻」

平家物語を読んでいると、脇役の人たちもしっかりと名前と出自が書かれているので、大河ドラマで出演している人たちが自然と頭の中に浮かんできてしまいます。昨今、古文漢文は教育に不必要、という論理がまるで正論のように語られていますが、逆にだったらど...

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