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2/13 説話的人格 実盛の最期 平家物語7巻64章「実盛」その1

歴史に名高い倶利伽羅峠の戦い。義仲の戦略的に有名な話であり、平家の2度目の惨敗といってもよいので、やはり栄枯盛衰は記憶に刻まれやすいのがこのエピソードからも解ります。この斎藤別当実盛。最後の所領はどこだったのかなと思って調べてみたら、生まれ...
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2/6 平家の撤退戦と義仲の嗅覚 平家物語7巻63章「木曾の願書」その2

有名な「実盛」へのつなぎともいえる部分。偶然ですが、年始に新歌舞伎の演目で、「実盛」が上演されていたのを今知りました(笑)見に行けばよかった……目立つのは、やしり義仲の軍を率いる大将としての嗅覚です。目の前の勝利に酔わず、自分が配置した軍の...
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1/30 平家を「音」で脅かした義仲 平家物語7巻63章「木曾の願書」

今回は木曽義仲の戦いで有名な、「倶利伽羅峠の戦い」の始まりを読んでいきます。この倶利伽羅峠の戦い。何故名高いかというと、「源平盛衰記」のエピソードが有名だからです。牛の背中に火をつけた藁を載せ、平家の軍になだれ込ませた、という「火牛攻め」平...
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1/23 戦のハッタリと根回し  平家物語7巻62章「火打ち合戦」その2

富士川での敗走は別としても、こうやって戦いのくだりを読んでいると、当時でも戦は「情報戦」と「心」が肝心なのだということが解ります。「情報戦」は、ハッタリだろうが何だろうが、自分たちのいる場所を隠し、相手が「そこに敵がいる」と思わせられるかど...
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1/16 裏切り者による義仲の苦戦 平家物語7巻62章「火打ち合戦」

さて、平家物語らしい合戦の始まりです。清盛が亡くなり、その喪が明け、本格的な頼朝討伐が始まります。本格的に坂東に兵を送る前に、まず京の治安を守るための北陸への出兵になりますが、平家はあっという間に負けたのでは? というイメージとは違い、やは...
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1/9 大姫の悲劇はここから始まる 義仲と頼朝の人質交渉 平家物語7巻6章「平家北陸下向」

さて、時代は「鎌倉殿」でも描かれた義仲との談議に移ります。清盛の弔いが終わった平家側が、頼朝を成敗しようと軍隊を整えておりました。その折、木曾義仲が北陸道で兵を整えているとの話に、遠い坂東への出兵ではなく、近い北陸からの平定を平家は望み、義...
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12/26 吾妻鏡 承應3年6月小 後半 義時死後の政子と泰時の動向

なんとなく、まだ鎌倉時代に心が奪われている状態です(笑)話は戻って……吾妻鏡の続きですが、泰時に対するデマが鎌倉では流れていた、という書かれ方ですが、これが本当なのかどうかはあやしいと言われております。何故かというと、承久の乱の総大将は泰時...
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12/19 吾妻鏡 承應3年6月小 義時絶命の瞬間。吾妻鏡での描かれ方

吾妻鏡でのそれぞれの絶命の瞬間はあっさりだったり、実朝の暗殺のように、とても創作性が強そうなぐらいにずらずらっと書かれていたり、様々な描き方をされているのですが、鎌倉幕府でおそらく一番の権力者である義時の最期は非常にあっさりです。脚気であっ...
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12/12 吾妻鏡 治承3年5月 政子の歴史的演説を吾妻鏡で読んでみよう

いつもとは打って変わって、漢文調の吾妻鏡になります。漢文はとても堅苦しく、難しく感じますが、一定のパターンがあり、それに慣れてしまえば実はとても訳しやすいものになります。でも、官職名は唐式なので、読みなれないですよね。ちなみに義時の官職。右...
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12/6 清盛の出生の秘密 平家物語6巻56章「祇園の女御」その2

古今東西、権力者に愛された女性たちの悲劇、喜劇は数多く存在しますが、それと同時に下賜も多く存在しました。後宮で飼い殺しにされるよりは、忠臣の正妻として扱われた方が幸せの場合もありますし、もちろんその逆もあり得るのでしょう。もらえるのならば、...

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