作文課題において知っておくべき事実
本当の自分を書けなくなる 作文課題の罠
「あなたの感じたことを書きなさい」
こんな学校の課題に、嫌な気分になったことはないでしょうか?
「素直に、感じたことを書きなさい」
課題を手にした生徒たちに、私はこう言われたことがあります。
「素直に書いたら、きっと叱られるから、何を書いていいのか分からない」
皆、同じように言うのです。唇を尖らせ、眉をひそめながら。
素直な気持ちが書けなくなっていく子供たち
「いいことを書かなきゃいけない」
「先生に褒められるように書かなければ」
「叱られないことを書かなければいけない」
生徒たちに話を聞くと、何故かこういいます。「素直になんか書いちゃいけないんだ」と。
おそらく、そんなことはないのだと思いますが、集団教育の罠として、どうしても周囲と比較をしてしまい、褒められている子の作文を真似したり、いい評価をもらいたくて、生徒たちは素直な自分の気持ちに蓋をするようになってしまうのです。
これは、書いてはいけないんだ……と。
高校・大学になってからの罠
そうやって小学・中学を過ごしてくると、文章を書く=嘘を書く、ということが頻繁になってきます。
そして、テンプレートのように出てくる文章は、「楽しかったです」「素晴らしいと思いました」「嬉しかったです」「感動しました」という文末でしめられています。
書かれてある言葉とは裏腹に、全くそう感じていない事だけは、明確に伝わってくる空っぽの文章を書いてくるのです。
大学受験や高校受験での自己推薦文で、「自分は一体何がしたかったのだろう」と涙を流すほどに、嘘を吐きすぎて、自分が本来何が好きだったのかも分からなくなるほどに、感性がつぶれてしまう。
たった一つの課題。
「あなたの感じたことを書きなさい」
そんなありきたりな課題が、長年の嘘を積み重ね、彼らの心を殺していくのです。
文章を書くことがどんどん嫌いになっていく
嘘を吐き続けることが好きな人間はいません。ましてや、ずっとつき続けていることに向き合わなければならない時間を好きになれるはずもなく、「文章嫌い」の子どもたちが現在も量産されています。
更には、そこに「評価」というものが付き、自分の一生を左右する受験の課題になり、就職してからも文章は常に付きまとってきます。
指導していると解るのです。
自分ではない、「ほんのちょっといい、【嘘】の自分」を書き続けている生徒たちが、どんどん追い詰められていく姿が。
自分を表現することで 身につくもの
本当の「自分の意見」を書く価値
本来、人間は「自分の意見」を「自分の言葉」で表現したいものです。
自分の考えていることを、ちゃんと人に伝えたい。
そうして、自分の言いたいことを書けるようになってくると、同時に相手の意見を尊重することが出来るようになっていきます。
小さなステップを重ねていくことで文章の書き方を学べるので、自分が努力したように相手もきちんと努力をして文章を書いているはずだと、大事に扱うようになってくるのです。
【嘘】を書かなくとも自分を表現できる能力が身につくことで、自分も相手も大事に出来るようになっていきます。
不思議な効果 格段に上がる論理力
授業では、様々な【短文】の文章課題を取り扱います。
嘘など吐く必要は全くありません。なぜならば、「感想を書け」という課題ではなく、より具体的で実践的な課題を毎週、行っていきます。
いきなり長文で読解力をあげることは、最短距離かもしれませんが、中々成果が上がりません。けれども【短文】で様々な文章の特徴の練習を繰り返すことで、どんなレベルの子どもたちでも、成果を上げていくことが出来ます。
人は必ず「言葉」で物を考えます。
その言葉の使い方。文章の構成を身につけることは、物を考える=論理力を自然と身につけることが出来るようになっていくのです。
不思議な効果 受験から離れた文章教室で、テストの点が格段に上がる現象
これはとても不思議な現象なのですが、授業を受けていただいた生徒さんは高確率で、文章を読むことが好きになり、本を読み始め、授業の度に感想を話してくれます。
そして、決して受験問題やテスト対策をしているわけではないのですが、
「国語の問題がとても解きやすくなった」
「記述の答が、楽に分かるようになっていく」
「速読をしているつもりはないのに、試験の時間が余るように」
という意見を聞かせてくれます。
基礎的な文章作成能力がもたらしてくれるもの
自信をもって、「小論文が得意です」と言える子は、とても少ないです。
むしろ、皆、「苦手」「大嫌い」「何をどう書いていいのかが分からない」と話してくれます。
けれども、【短文】の練習を繰り返すことによって、文章に慣れ、物を考える習慣が付き、本を読むことや文章を読むことに抵抗がなくなっていきます。
本当に不思議なのですが、本を読むことが好きになってくる子が殆どです。
そして、文章スキルが上がっていくので、「感想文を書きなさい」という課題に、全く嘘を吐く必要がなくなっていきます。
テクニックを学ぶことで、自分の感情と感覚を書き表せるようになっていくので、嘘が全く要らなくなってくるのです。
素直に、率直に。ほんの少しのテクニックを知ることが、自己肯定感すらも上げていきます。
全国どこからでも受講可能
Stay Homeが叫ばれている中、学校での授業を受けられない子たちが多くなっています。
全国どこからでも、ネットにつながることが出来れば、本に対する抵抗感や、論理力、読解力などの能力を伸ばすことが出来ます。
また、課題を毎週こなしていくことで、生徒同士の文章を読むことが出来、同じ課題でも人によってどう感じるのか。どんな内容を書くのかを、お互いに読み、刺激をもらうことが出来ます。
文章を書くことで本が読めるようになる不思議
書くことは、自分の書いた文章を読み続けることになります。
そうして、「どうやったら自分の気持ちを書けるようになるのか」と考えることで、他者の書いた文章を読んだ時の、読み方が変わってくるのです。
同じものを読んでも、読み取り方が変わってきます。
文章を書く前に、何かを考えなければならないかを体感的に理解できるようになってくるので、いわゆる【行間】を読めるようになっていくのです。
だからこそ、面白さも倍増していきます。
努力して本を読むのではなく、「面白くて】本を読めるようになっていく。
自然と、それを身につけていきます。
ライブ・オンライン授業
会議アプリZoomを利用しての、双方向オンライン授業となります。
ネット環境があり、カメラ機能があるパソコンやスマホ、タブレットなどを利用して、全国どこでも受講が可能。(時差の問題はありますが、海外でも受講可能です)
生徒さんが用意していただくのは、ノートと鉛筆のみ。(そのほか必要な方は、辞書なども併用可)
毎回、テーマに沿って授業を受けていただいた後、宿題として簡単な文章作成をしていただきます。
宿題提出は、会員限定ページのコメント欄に書き込んでもらいます。
生徒さん以外、入れないページですので、部外者の目に触れる心配はありません。
提出された宿題の添削を、毎回行います。
授業料 1週間 無料サービス
- ライブ授業が初めて
- ちゃんと参加できるかどうかが不安
- 体験授業を受けてみたい
そのような方に向けて、体験授業として1週間、無料とさせていただきます。
国語が面白くない。本が大っ嫌い。国語が分からなくてつらい。
文章を書くのが苦手という生徒さんは、試しに授業に遊びに来てください。
下記の無料会員登録バナーより、登録を行っていただくと会員専用ページにアクセス可能となり、どこからでも授業に参加することが出来ます。
授業時間
通常授業時間(2020年4月2日~)
・毎週木曜日 17時~17時50分
※毎週課題が違いますので、月のどこからでも参加可能です。
授業スケジュール・内容
※どこからでも参加可能です。
2020年8月 テーマ「対比」をマスターしよう!
- 8/6
対比➀「対比の目印を見つけて、反対の言葉を埋めてみよう」 - 8/13
対比➁「2つの対比 3つの対比」並べる対比を身につけよう - 8/20
対比➂「応用編 文章の中で使われる対比パターンを身につけよう」 - 8/27
対比➃「創作 上級編 対比のパターンを使った短作文を書いてみよう」
2020年6月 言いかえをマスターしよう
- 6/4
「自分の」言葉で言いかえてみる。➀
ことわざを言いかえよう。 - 6/11
「自分の」言葉で言いかえてみる。➁
まとめて言い換える くわしく言い換える 抽象・具体の切り替え - 6/18
「自分の」言葉で言いかえてみる。③
文章のかたまりを、ひとことで言いかえてみよう。 - 6/25
創作
季語ってなに? 梅雨・夏の和歌を詠んでみよう。
2020年5月 要約の基本を学ぼう
- 5/7
要約って何? その➀ 1文要約をしてみよう。 - 5/14
要約って何? その➁ 意味を変えずにどれだけ短くできるかゲーム! - 5/21
要約って何? その➂ 小説・漫画・ゲーム・ドラマのセリフから、一言で気持ちを言い当てよう! - 5/28
要約力を使って、和歌を作ろう。
自分の好きな物語を和歌で言い換えてみよう。
2020年4月
- 4/2
「AとはB」「BそれがA」を使って、定義・論理性をとらえよう。 - 4/9
「~という」「などの」を使って、一文での具体・抽象の順番を覚えよう。 - 4/16
短作文で発想力をきたえよう。 - 4/23
創作 5・7・5・7・7で、返歌(返事)を作ってみよう。 - (4/30日はお休みです)
対象者
小学4年生~高校生
(※それ以外の学年の参加は別途お問い合わせください 大人の方の受講も可能です)
低学年の場合、親子参加も可能です。
必要なもの
・授業はインターネットを通じて受講できます。パソコン・スマートフォン等で動画を視聴できる通信環境が必要です。(※)
・Web用カメラが付いているパソコン、タブレット、スマートフォン
・授業アプリであるZoomをダウンロード出来る端末
(授業参加のため、カメラやマイク機器のアクセスを可能にして、受講して下さい)
(※4G、LTEなど、携帯電話回線で授業を受講されると、パケット料金が発生します。Wifi環境での受講を推奨いたします。)
無料会員登録
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- 希望の授業ページをクリック。(無料会員はどちらにもアクセス可能です)
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授業料
月額 各8,500円(税別)
(50分授業×4回分 8500+消費税850円)
授業資料代込・入会金、事務手数料無料。
(※古典解説・文章指導はそれぞれ別授業となります)
両方受講希望者は、17,000円→16,000円(税別)
(16000円+消費税1600円)
お支払い方法 : クレジットカード/銀行口座/PayPal
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