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6/20 寂れていく旧都・平安京 平家物語5巻42章「月見」その1

さて、高校2 or 3年生で必ず読む、有名な箇所。 その冒頭は、花の都であった平安京が寂れていく様子から描かれます。 桓武天皇にあやかって、福原に強引な遷都を行った清盛ですが、流石にこれは功を焦った行動でした。 あれほど慎重に足固めをし、行...
大河ドラマ解説

知れば100倍面白い 丹後局のパワハラ名シーン~その言葉の裏に隠された真実~ 鎌倉殿の13人24話「変わらぬ人」解説

2022年度、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第24話「変わらぬ人」の解説です。 丹後局の大姫や北条政子に対する恐怖のパワハラシーンが話題になっておりますが、どうしても語りたくて記事を書いております。 平安末期の宮中事情から考えると、あのシーンはむしろパワハラとは真逆の意味を持ちます。政子の無知の恐ろしさも含めて、解説いたします。
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6/13 桓武帝からの平安京の推移 平家物語5巻41章「都遷し」その2

都遷しの後半。 神話時代の天皇から、どう都が推移していったのかを並べていきます。 あまりに長いので授業ではカットしましたが、江戸時代の識字率の高さや、読み物として平家物語が普及していたことから、学校がないのにこういう本から過去の日本人は歴史...
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6/6 清盛の失策 強引な都遷しの理由 平家物語5巻41章「都遷し」その1

有名な清盛の都遷し。 おそらく慎重な清盛が起こした最大の失策、と言っても良いほど強引な遷都でした。 後世、なぜここまで強引に遷都を強行したのかが研究されていますが、栄華を極めた清盛が思い通りの世を造り出したかったから、という定番の考え方が最...
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5/30 平家が後の世まで非難される発端 栄達よりも重い罪 平家物語4巻39章「高倉の宮最後」その3

平家物語に限らず、古典を読んでいると陰陽師に代表される占い師が良く出てきます。 ただ、これは本当に能力があったかどうかは疑わしく、怨霊の存在をとても重視していた平安の人々にとって、ある意味占いはとても相性の良い未来予測だったのでしょう。 こ...
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5/23  争いの後始末 平家は以仁王の血筋をどうさばいたのか 平家物語4巻39章「高倉の宮最後」その2

争いには必ず、原因があります。 この原因は良く語られますし、「なぜか」という問いかけもよく研究されていますが、その結末。争いの結果、破れた人々がどうなったのかは、あまり話題に上ることはありません。 因果、というものはどんな状態でもワンセット...
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5/16 歴史を変えた以仁王の最後 平家物語4巻39章「高倉の宮最後」その1

さて、歴史を変えた男。以仁王の最後のシーンです。 どんなドラマでも、この以仁王は令旨を出した瞬間の記録は残っているのですが、大概その最後まで書かれている歴史書は少ないです。 それもそのはずで、準備不足で挙兵をし、「きっと兵が集まるはず」と思...
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5/2 歴史を変えた令旨の発案者 三位入道頼政の死 平家物語4巻38章「頼政最後」その2

さて、頼政の最後のシーンです。 この、主の首を切って持ち去る、もしくは隠すシーンですが、この「戦乱で負けた将軍の首を戦利品として持ち帰る」という習わし。 一体、何時から始まった風習なのか、少し気になったので調べてみました。 するし、これを世...
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4/28 平家の川渡 常識か力業か 戦略の食い違い 平家物語4巻38章「頼政最後」

宇治川の攻防も決着が近づいてまいりました。 義経の鵯越の逆落としもそうですが、思ってもみないところから急襲されると軍隊がもろいのは、大群であるがゆえに、臨機応変に動くことができない事と、意思統一が計れないから混乱してしまうのでしょうね。 超...
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4/18平家物語4巻38章「頼政最後」 宇治橋の攻防 僧兵の勇ましい戦い 平家物語4巻37章「橋合戦」その2

さて、橋合戦の続きです。 平家方は清盛の四男、知盛。 この知盛。宗盛の同母弟です。 本文は三男と書かれていますが、おそらくこの時重盛が亡くなっているので、三男に繰り上がって書いているか、間違いか、もしくは重盛の弟、次男の基盛がはやくに亡くな...

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