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9/11 鼓判官の天狗憑き 平家物語8巻79章「法住寺合戦」その2

さて、俄かに緊張度が高まった京の都。 やはり号令を出すのは後白河法皇であり、この人を押さえることができなければ、京では生き残れないことを意味しています。絶対権力者の力を削いでいた清盛はやり方はどうであれ、政治的嗅覚に優れていたのでしょう。 ...
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9/4 後白河法皇の梯外し 平家物語8巻79章「法住寺合戦」その1

さて、法皇の木曾義仲に対する梯外しでございます。 この部分を読むと、「法皇の御気色悪し」という、いわゆる『空気を読む』「忖度」的な日本社会が明確に色濃く出るのがとても面白く、逆に言うのならばその「京の常識」を義仲が知らずに都に入ってしまった...
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8/28 平家の忠臣・兼康の最期と厄病神・行家の対比 平家物語8巻78章「瀬尾最後」その2

さて、平家の忠臣ともいえる瀬尾兼康。 木曾義仲の忠臣、今井の四郎兼平に追い詰められて、逃げ延びた末に親子ともども討たれてしまいます。 その平家の忠臣たちの奮闘劇の裏側で、京を離れた義仲の留守を良いことに、行家が「我こそは源氏の棟梁」と言わん...
テスト対策

ファッションの現象学 論理国語 テスト対策問題

筑摩書房の論理国語から、河野哲也著の「ファッションの現象学」を解説します。記述問題を中心に、ファッションの差異化、同化、死と虚無、変身の願望など、ファッションが持つ意味合いをきちんとかき分けられるかどうかの問題を通して、理解度を深めます。テスト対策に役立てたら幸いです。
テスト対策

ファッションの現象学 論理国語 解説

筑摩書房の論理国語から、河野哲也著の「ファッションの現象学」を解説します。ファッションとはある集団から自分を差異化するものであり、ライフスタイルや価値観を際立たせるものではあるが、軽薄なものとして遠ざけられる風潮がある。これはファッションは死を想像させるものだと、筆者の論理は展開していきます。ファッションが持つ意味。身を飾ること以上の意味合いは何なのかを、考えていきます。
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8/21 平家に忠誠を尽くす武将 瀬尾兼康 平家物語8巻78章「瀬尾最後」その1

平家物語の中で有名ではありませんが、読んでいて非常に興味深いのはこの名もなき武将たちの「負けると解っているのに挑む戦い」の描写です。 もちろん、これが書かれたのは鎌倉時代の中期ですし、室町、江戸とより読み物として面白くするために色々なエピソ...
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8/14 敗戦続きの平家の久方ぶりの勝利 平家物語8巻77章「水島合戦」

珍しく(というと、とても平家に失礼ですが……(笑))平家の勝利に終わった水島合戦。 これはどちらかというと、平家が海戦においての練度が高かったという、地の利を活かした戦いであったことが理由として挙げられますが、船をつないで小島にするという戦...
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8/8 京の常識を知らぬが故に起こった義仲の失態 平家物語8巻76章「木曾猫間の対面」

さて、75章の頼朝の政治力と比べて、人好きはするけれども「京」と「朝廷」の不文律に全く無頓着であった義仲の失態の話です。 ひとつひとつは、いわゆる貴族の常識と武士の常識のすれ違いなだけなのですが、平安末期の公卿たちは、京以外に住んでいる人間...
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7/31 頼朝の巧みな交渉術 平家物語8巻75章「頼朝院宣申」その2

さて、朝廷からの使者を歓待した後は交渉の場が待っています。 歴史的に見れば征夷大将軍に任官されるのはもっとずっと後の事なのですが、この時期までに頼朝はほぼ確実に坂東の武者達を制圧していたことが、このやり取りからも伺えます。 大河ドラマでも描...
100パーセントは正しくない科学

100パーセントは正しくない科学 論理国語 テスト問題 記述編

筑摩書房の論理国語から、更科 功著の「100パーセントは正しくない科学」のテスト対策問題です。私たちは科学を100パーセント正しいものだと思い込んでしまう傾向がありますが、それは科学的ではないと筆者は指摘し、なぜそう言い切れるのかを数学論理を使用しながら論理的に説明しています。記述を中心とした問題を行いながら、筆者の言いたいことを自分で書き表せるようにしましょう。テスト対策に役立てれば幸いです。

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