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11/30 清盛の出生の秘密 平家物語6巻56章「祇園の女御」その1

2012年度(ちょうど10年前ですね)に大河ドラマとして放送された「平清盛」の元ネタになった部分です。清盛の父親は、忠盛ではなく、白河院だったと言われている逸話を設定として採用しております。これは面白いのですが、日本の政治は西洋と違って、「...
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11/21 弔いもなく戦支度へ 平家物語6巻55章「入道死去」その3

この清盛の死の描写ですが、あまりにも文学的であり、常軌を逸している描写が多くありますが、それだけこの清盛の急死は、当時の人々にはあまりにも信じられず、あのような偉業を成し遂げた人が、普通の死に方をするはずがない、という思い込みが働いておりま...
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11/15 人であるならば避けられない死の運命 平家物語6巻55章「入道死去」その2

人間として、決して避けられないもの。「死」が清盛に訪れます。その死後の京の都の様子が描かれるのですが、京の貴族が何よりも厭うのは、「死の穢れ」です。おそらくは、平安末期であったとしても貴族たちはそれを何よりも避けるので、おそらくこの弔問は武...
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11/7 現代でも原因不明の病で死ぬ清盛 平家物語6巻55章「入道死去」その1

ページを上げるのが大変遅くなりました。(体調戻りました。ありがとうございます)さて、永遠に続くかに思えた平家の栄華も、崩壊に向かって加速度を高めます。清盛の失策は何だったのか。もちろん、一つの失策が崩壊につながったわけではないと思うのですが...
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10/31 たった1度の勝敗が総崩れの切っ掛けに。 平家物語6巻54章「義仲謀叛」

さて、とうとうメインのパートがやってきました。平家物語の醍醐味。栄枯盛衰の、枯、と衰の部分です。富士川の敗戦もそうですが、アレはまだ「戦っていない」ということと、総大将が若い維盛(富士川の戦い時、19歳 数え年21歳)であったので、まだそこ...
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10/24 京に戻った矢先の暗雲 平家物語6巻51章「高倉の院崩御」

さて、長い平家物語もちょうど中間地点。ここまでは当時の朝廷の状態がどうであったのか。平家の中の人々がどうであったのか、という今の小説で言うのならば「前フリ」のような部分でしたが、ここから怒涛のように様々な歴史的出来事が毎回起こってきます。恐...
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10/11南都 南都焼き討ちは、故意か過失か  平家物語5巻50章「奈良炎上」その2

平家物語の中では、南都炎上は夜戦の為に灯した明かりが、風で煽られて燃え移ってしまった、とありますが、本当はどうであったのかと史実の中でも判断が多数存在しています。が、この前後に書かれていた、特に藤原氏関係の日記からは、僧兵たちを「悪兵」と表...
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2022年度(令和4年度)共通テスト 国語 小説解説

2022年度共通テスト、本試験の問2。小説問題の解説と解法です。マークテスト。特に、共通テスト特有の小説の読み方を説明します。
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10/3 平家と南都のいざこざ 暴徒の南都 冷静な対処の清盛 平家物語5巻50章「奈良炎上」その1

さて、富士川の戦いが終わった後、異例の除目があり、さらには清盛がいきなり都(福原)を遷都して、旧都(京の都)に戻る算段を付けます。そもそも清盛が福原に遷都したのは、後白河上皇を京から引き離しておきたい、ということと、仏教勢力から距離を取って...
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9/26 平家をあざ笑う落書の妙 平家物語第5巻48章「富士川」その3

富士川の、無様な敗北シーンは瞬く間に日本(ひのもと)すべてに広がります。更にここで面白いのは、頼朝が追撃をしなかったことです。石橋山での敗北の記憶が鮮明だったのか、それとも北条家をはじめ、坂東の武者達を完璧に統率しているわけではない、という...

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