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4/29→4/30 800年経っても語り継がれる伝説の戦いの始まり 平家物語9巻88章「鵯越」その1

「鵯越」の戦い。 義経が「天才」の名をほしいままにし、その代名詞ともなった戦いの始まりです。 史実としての鵯越は、未だに謎に包まれており、実際にあったかどうかもあやしいのではないかという説も存在します。 けれども、一つだけ言えることは、搦手...
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4/22 部下の死を嘆き報いるために為した駆け 平家物語9巻87章「梶原二度の駆」その2

源氏の参謀である梶原平三。 その人となりを知る貴重なエピソードでもありますが、坂東武者には共通の感覚として、仲間意識がとても強く、自分の部下にはとても人情篤い人々が多い印象が、平家物語では印象深く描かれています。 これはどうしても平家物語が...
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4/8 河原兄弟二人で起こした無謀な先駆け 平家物語9巻87章「梶原二度の駆」その1

さて、今度は搦手ではなく大手(本隊)の先駆けです。 この河原兄弟なのですが、当時の誉れはまず先陣の先駆けでした。 味方に勝利をもたらす士気にかかわる行動ですし、危険が常に伴い、更には実現できるのは一人きり、となれば、十代から二十代の、まだ経...
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4/1➡4/2 二人で成し遂げた先駆けの名誉 平家物語9巻86章「熊谷・平山一二の駆」その3

さて、先駆けレースの結果の部分です。 この部分で、熊谷・平山の血気盛んな部分は、坂東武者らしいなぁとしみじみ思うのですが、受ける平家側の不手際がやはり目立ちます。 奇襲を受けて、扉を開けず、更には挑発にも乗らずにかなり冷静に対処しているので...
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3/25 騙し騙されの先駆け争い 平家物語9巻86章「熊谷・平山一二の駆」その2

さて、平安貴族の静かな権力争いとは違い、何が何でも物理で名誉を勝ち取る坂東武者は、必要があれば人を偽ることも戦場ではOKとされております。(笑) 誉れを何よりも重んじるのに、戦場では人をだまして、出し抜いても良いのかなぁ? と個人的にいつも...
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3/11  抜け駆けしても喉から手が出るほど欲しい先駆けの栄誉 平家物語9巻86章「熊谷・平山一二の駆」その1

一の谷の鵯越の決戦が近づく中、やはり問題になるのは、「誰が先陣の誉れを得るのか」という事です。 「先んずれば人を制す」の精神がここまで徹底しているのも、面白い。 最終的に勝を手に入れる、という考え方よりも、目の前に転がっている褒美を誰が手に...
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3/4 一の谷の戦いへ 否と言えない民衆の弱さ 平家物語9巻85章「三草山」その4

甚だしいネタバレが散見される平家物語ですが、軍記物の常として、「これは皆、もう知っているから」というのが、常識としての大前提だったのが見て取れるのは、面白いところです。 これは、源氏物語との違いなのですが、源氏にはネタバレが一切書かれていま...
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2/26 文章に残る義経と坂東武者たちとの微妙な温度差 平家物語9巻85章「三草山」その3

さて、鵯越の逆落としが徐々に近づいてまいりましたが、義経の輝かしい武功でありつつも、同時に物語にすら、坂東武者たちとの微妙な距離感が漂っています。 実際にどうであったかは本当に分からないのですが、荒くれものでありながら、反面人情家で人の気持...
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2/19→2/21(11時~) 大将には一族の重要人物を必ず出す、戦の作法 平家物語9巻85章「三草山」その2

夜中に奇襲を受け、あっさりと三草山に布陣した平家は痛手を受けて撤退します。その撤退の仕方が、屋島まで一気に退却しているので、平家側の「陸はダメだ!! 海なら追ってこない!!」と焦りを物語っております。 そして、一の谷では軍略の会議が行われま...
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2/12  義経の型破りと言う名の常識を外れた戦術 平家物語9巻85章「三草山」その1

さて、布陣も固まり、源氏側が軍を進めていきます。 大手側が範頼。 搦手が義経なのですが、この三草山攻略が、後の一の谷へとつながっていきます。 当時の進軍の図になりますが、大手の範頼は海岸線を京から真っすぐ須磨に向かうのに対し、搦手の義経はほ...

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