オンライン授業用

オンライン授業用

4/8 河原兄弟二人で起こした無謀な先駆け 平家物語9巻87章「梶原二度の駆」その1

さて、今度は搦手ではなく大手(本隊)の先駆けです。 この河原兄弟なのですが、当時の誉れはまず先陣の先駆けでした。 味方に勝利をもたらす士気にかかわる行動ですし、危険が常に伴い、更には実現できるのは一人きり、となれば、十代から二十代の、まだ経...
オンライン授業用

4/1➡4/2 二人で成し遂げた先駆けの名誉 平家物語9巻86章「熊谷・平山一二の駆」その3

さて、先駆けレースの結果の部分です。 この部分で、熊谷・平山の血気盛んな部分は、坂東武者らしいなぁとしみじみ思うのですが、受ける平家側の不手際がやはり目立ちます。 奇襲を受けて、扉を開けず、更には挑発にも乗らずにかなり冷静に対処しているので...
オンライン授業用

3/25 騙し騙されの先駆け争い 平家物語9巻86章「熊谷・平山一二の駆」その2

さて、平安貴族の静かな権力争いとは違い、何が何でも物理で名誉を勝ち取る坂東武者は、必要があれば人を偽ることも戦場ではOKとされております。(笑) 誉れを何よりも重んじるのに、戦場では人をだまして、出し抜いても良いのかなぁ? と個人的にいつも...
オンライン授業用

3/11  抜け駆けしても喉から手が出るほど欲しい先駆けの栄誉 平家物語9巻86章「熊谷・平山一二の駆」その1

一の谷の鵯越の決戦が近づく中、やはり問題になるのは、「誰が先陣の誉れを得るのか」という事です。 「先んずれば人を制す」の精神がここまで徹底しているのも、面白い。 最終的に勝を手に入れる、という考え方よりも、目の前に転がっている褒美を誰が手に...
オンライン授業用

3/4 一の谷の戦いへ 否と言えない民衆の弱さ 平家物語9巻85章「三草山」その4

甚だしいネタバレが散見される平家物語ですが、軍記物の常として、「これは皆、もう知っているから」というのが、常識としての大前提だったのが見て取れるのは、面白いところです。 これは、源氏物語との違いなのですが、源氏にはネタバレが一切書かれていま...
オンライン授業用

2/26 文章に残る義経と坂東武者たちとの微妙な温度差 平家物語9巻85章「三草山」その3

さて、鵯越の逆落としが徐々に近づいてまいりましたが、義経の輝かしい武功でありつつも、同時に物語にすら、坂東武者たちとの微妙な距離感が漂っています。 実際にどうであったかは本当に分からないのですが、荒くれものでありながら、反面人情家で人の気持...
オンライン授業用

2/19→2/21(11時~) 大将には一族の重要人物を必ず出す、戦の作法 平家物語9巻85章「三草山」その2

夜中に奇襲を受け、あっさりと三草山に布陣した平家は痛手を受けて撤退します。その撤退の仕方が、屋島まで一気に退却しているので、平家側の「陸はダメだ!! 海なら追ってこない!!」と焦りを物語っております。 そして、一の谷では軍略の会議が行われま...
オンライン授業用

2/12  義経の型破りと言う名の常識を外れた戦術 平家物語9巻85章「三草山」その1

さて、布陣も固まり、源氏側が軍を進めていきます。 大手側が範頼。 搦手が義経なのですが、この三草山攻略が、後の一の谷へとつながっていきます。 当時の進軍の図になりますが、大手の範頼は海岸線を京から真っすぐ須磨に向かうのに対し、搦手の義経はほ...
オンライン授業用

2/5 都落ちの状態で行われた除目 平家物語9巻84章「六箇度のいくさ」その3

ざっくりと除目と言う行事について、この部分で語られていますが、この役目を任官するという行為は、朝廷のみに許されている権威の象徴となります。 三種の神器と同じで、天皇のみに許されている行為をすることによって、「正統派の天皇はこちらだ!!」と主...
オンライン授業用

1/31(11時~) 平家の西国平定 能登殿の活躍 平家物語9巻84章「六箇度のいくさ」その2

さて、西国での平家の動向ですが、能登殿、平教経の活躍が凄まじく、平家随一の猛将であったことが伺えます。 源氏の猛将を義経とするのならば、平家の猛将はこの教経に成ります。 この時の年齢は、若干23~24歳。 義経とほぼ同い年のこの猛将は、この...

This site is protected by wp-copyrightpro.com