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8/21 平家に忠誠を尽くす武将 瀬尾兼康 平家物語8巻78章「瀬尾最後」その1

平家物語の中で有名ではありませんが、読んでいて非常に興味深いのはこの名もなき武将たちの「負けると解っているのに挑む戦い」の描写です。 もちろん、これが書かれたのは鎌倉時代の中期ですし、室町、江戸とより読み物として面白くするために色々なエピソ...
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8/14 敗戦続きの平家の久方ぶりの勝利 平家物語8巻77章「水島合戦」

珍しく(というと、とても平家に失礼ですが……(笑))平家の勝利に終わった水島合戦。 これはどちらかというと、平家が海戦においての練度が高かったという、地の利を活かした戦いであったことが理由として挙げられますが、船をつないで小島にするという戦...
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8/8 京の常識を知らぬが故に起こった義仲の失態 平家物語8巻76章「木曾猫間の対面」

さて、75章の頼朝の政治力と比べて、人好きはするけれども「京」と「朝廷」の不文律に全く無頓着であった義仲の失態の話です。 ひとつひとつは、いわゆる貴族の常識と武士の常識のすれ違いなだけなのですが、平安末期の公卿たちは、京以外に住んでいる人間...
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7/31 頼朝の巧みな交渉術 平家物語8巻75章「頼朝院宣申」その2

さて、朝廷からの使者を歓待した後は交渉の場が待っています。 歴史的に見れば征夷大将軍に任官されるのはもっとずっと後の事なのですが、この時期までに頼朝はほぼ確実に坂東の武者達を制圧していたことが、このやり取りからも伺えます。 大河ドラマでも描...
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7/24(➡7/25 移動)朝廷と頼朝の接触 平家物語8巻75章「頼朝院宣申」その1

さて、平家が西でボロボロな逃走劇を繰り広げている最中。 朝廷は朝廷で、ちゃっかり頼朝に院宣を下していました。7月に平家が都落ちして、3か月後の10月には院宣を出している……ちゃっかり過ぎますね(笑) 寿永2年の7/24~7/25に平家都落ち...
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7/10 先が見えない絶望の中でボロボロになっていく平家 平家物語8巻73章「緒環」その3

さて、長々続いた一連の「都落ち」の、区切りの部分になります。 とにかく京から距離を取りたいと、九州まで逃れ逃れてきたのは良かったのですが、西の武将たちは甘くはありませんでした。 味方になってくれると思い込んでいた人々は全く集まらず、幾ら手紙...
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7/3 敗走に次ぐ敗走  典型的な「口は禍のもと」平家物語8巻73章「緒環」その2

「雉も鳴かずば撃たれまい」「沈黙は金、雄弁は銀」…… 口は禍のもとを示すことわざは数多くありますが、この時忠。「平家に在らずんば人にあらず」の名言(迷言?)を世に残し、赤禿を組織して平家に反発する団体を粛清した、いわゆる汚れ仕事を司っていた...
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6/26 緒環伝説の鬼話 平家物語8巻73章「緒環」その1

都落ちをした平家一門ですが、九州の武士たちが快く迎えてくれたというとそういうわけでもなく……中には「院宣」をもらって挙兵した頼朝と同じように名を挙げたい武将たちが宗盛を狙ってくるようになります。 その中でも逸話を背負った人々が多いのは、それ...
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6/19 空しく和歌を手向けることしかできない宗盛の嘆き 平家物語8巻72章「宇佐詣で」

さて、西国落ちした平家は九州の神様にひたすら祈りを捧げる行動を始めます。 万策尽きたから、あとは神頼み……というと身もふたもないのですが、宗盛の心境からしてしまうと「きっと皆ついてきてくれるはず!!!」「法皇も安徳帝さえいれば、こちらとちゃ...
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6/5 平家都落ち後の都の政治 平家物語8巻71章「四の宮即位」その3

さて、平安貴族が大好き除目のお時間でございます。 除目の悲喜こもごもは様々な随筆で語られていますが、平家物語のこの時期の除目はきっと貴族たちは色めきたったのではと思えます。 なにせ100人ほど上からいなくなったわけですから、重要ポストががら...

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