実践すればこれだけ違う! 好印象をもたらす文を書く、たった1つの方法

文章テクニック

 

こんにちは、文LABOの松村 瞳です。

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【文章力=才能ではない】

 

突然ですが、好印象を抱かれる文章を書く時、一番必要な力って何でしょう?

 

才能?
表現能力?
感性?
語彙力?

 

今まで出逢ってきた生徒や就活生。スピーチ原稿を考えてらっしゃるビジネスマンの方まで、問い掛けると、必ず才能でしょう? という答が返ってきます。

で、続く言葉が

「(才能、感性、語彙力がない)だから、私には書けないんですよね」

それ位、文章を書くって事に対して、皆が怯えているというか、尻ごみしているというか。嫌がるというより、怖がっているというのが、正しいような気がします。

これって、原因は『自分には出来ないから』っていう先入観バリバリの視界で見ているからです。視界の色眼鏡。コレの恐ろしいところは、かけていることに自分自身ですら気が付いていないのです。

たとえば……どんなに美味しいお肉でも、スイーツでも、サングラスかけたり、鼻を塞いだりして食べたら美味しさ半減ですよね。(味覚は舌だけでなく、視界と嗅覚が味の判別に重要な役割を果たしています。嘘だと思うなら、目を閉じ、鼻を塞いで食べてみてください。味しないから)

 

まず、そのサングラス。
思考の色眼鏡を取りましょう。簡単に意識一つで取れる眼鏡です。先ず大事なのは、自覚すること。自覚しなければ、直しようがありません。

 

-書くことに、文章表現能力は必要ではない-

 

多くの方が驚かれるのですが、一般的に文。それを構成している言葉は、単なる道具です。道具は役立つから、人工的に人間の手によって作られた物です。

じゃあ、言葉は何のために作られたのでしょう? その目的は?
答は簡単。
『人に何かを伝えるため』です。

 

文章を書く根本的な目的は人とのコミュニケーション。自分のことを知ってもらい、相手の事を知る為に、言葉は発達したのです。上手い、と殆どの人が思っている文章は、実は解りやすい文章。伝わりやすい文章なのです。

明治の大文豪。ひねくれ者で有名な夏目漱石は、ある時講演会でこんな彼らしい皮肉を言ったそうです。

 

『評論家の仕事と言うものは、簡単な事を、さも難しそうな様子で語ることで有る』

要するに、頭が良いと自分で思っている人達は、簡単な事でもわざと複雑にし、さも自分達は特別な事を知っている、と得意げな顔をして、やたらと難しい、難解な表現を使いたがるけれど、中身はさっぱりだ。

という、痛烈な批判なのですね。

対し、頭の良い人達はどう説明するのか。コレの全く逆です。

難しい事を、簡単に言う。解りやすく、普通の言葉で、相手の知識に合わせて喋ることが出来る。相手に合わせる。コミュニケーションの基本です。

大事なのは、書き手の言いたいことでは無く読み手。つまり、相手が何を知りたいのか。この文章を読んだ時、相手にどう思って貰いたいのか。

相手の事を考えて、書く。単純ですが、これ以上のコツは存在しません。

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-読者の立場になって、書く-

そして、これを徹底すると面白い事が起きます。他人に解りやすい文で書けたり、伝わりやすい言葉で話したりすることが出来る様になると、周囲に好感を持たれます。

難しい事を、誰にでも解りやすい言葉で説明する。書いてみる。それだけで、周りの尊敬を集め、周囲から好まれ、頼られる様になる。

殆どの人がこれを出来ません。周りの目を気にし、自分を賢く見せたいあまり、難しい言葉を使う。けれど、本当に頭の良い、たとえば有名な大学の教授などのプレゼンテーションは、とても解りやすく難しい事を教えてくれます。びっくりするぐらい、明瞭に。簡単に。

普通の人に出来ない事が出来る人間を、人は天才と呼びますよね?

SNS文化で昨今流行りの承認など求めなくとも、勝手に向こうからやってきます。それこそ、自動的に。

相手の必要なことは何なのか。相手に解りやすい文とは何なのか。自分の文章は、相手にとって優しいか。解りやすいか。

それを書く前に考えるだけで、ぐっと文章が変わってきます。

 

【まとめ】

・文章能力は才能ではなく、誰にでも習得可能な技術であること。

・できるだけ簡単な言葉とたとえを選ぶ。

・この文章を読んでくれる人は、この書き方で分かってくれるだろうかと、常に自問しながら書く。

 

コツはその3つです。

ぜひ、取り入れてみてください。

 

 

 

此処まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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