信頼とは 〜他人に信頼される為に必要なたった1つのこと〜

愛 コミュニケーション術
何より大事なのは、相手に対するおもいやり

こんにちは、文LABOの松村瞳です。

昨日の漢文解説のエントリーで、物事を上手くいかせる為に最も必要なものは、信頼だとお話しました。(参照⇒政治が成功する為に必要なポイントとは? 論語に見る政治術 漢文解説~子貢政を問ふ~)

けれど、じゃあ信頼ってなんだと思われる方も多いと思います。どうやったら信頼を得られるのか。何をしたら、信頼されないのか。

それをお話したいと思います。

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【人間は外見と中身があっているものを信頼する】

-人が信頼するものとは-

人って、何を信頼するのか。

なんとなく、感覚的なものだと思ってしまう、この信頼。実は、明確な法則があるのです。

例えば、世界ハンバーガーチェーン店のマクドナルド。

健康的な食事、という意味では信頼はあまりないかも知れませんが、マクドナルドはそもそも健康的な食事を前面に押し出してはいません。

マクドナルドのコンセプトは、注文から30秒で食事を出すこと。

これは、マクドナルドが起業した当時のアメリカでは、注文してから食事が出てくるまで、平均20分前後かかっていた世界の中で、その短時間での提供は革命的なシステムでした。

それをビジネスマン。レイ・クロックによって特別な技術を持っていない人でもすぐ出せるように、徹底したオートメーション化が行われました。

それが当時の風潮とガッチリと噛み合い、大成功を遂げたのです。

マクドナルドが保証しているのは、30秒で暖かい食事を出すこと。その速さに徹底的にこだわり、健康や味は度外視することになりました。けれど、マクドナルドは嘘を吐いていません。

-変わらないものを提供し続けることが信頼の基本-

彼らのポリシーは速さであり、味は一定のクオリティを保ちながら、全てのメニューにおいて、1分以内での提供を世界中どこでも心がけています。

そこを徹底し、他の要素を捨て去って誰よりも早く知名度を上げたのは、食事を早く提供する、ということにこだわり、私たち消費者もそこを評価して、マクドナルドに足を向けたのでしょう。

普通のお店なら、10分程度待つことなど、当然のことです。

けれど、マクドナルドで待たされることを想像してみてください。

きっと、2度と行かないぞ!と思うのではないでしょうか?

【期待を裏切らず、変わらないサービスを提供し続ける】

-安定の上に築かれる信頼-

信頼は、安定の上に築かれるものです。

日によって、結果に差があってはいけない。今日は調子が悪いから、は効かないのです。

マクドナルドは、いきなり美味しくなったり劇的に健康的なメニューが出来たりはしませんが、逆にいきなり不味くなったり、出てくるのが遅くなったりすることもありません。

サービスはいつも変わらず、安定の味です。

だから、信頼が得られるし一定のニーズを得ることが可能です。

期待を裏切って良いのは、期待した以上の結果を導き出せる時です。

でも、それも1度だけではだめです。

安定して、ずっとその結果を出し続ける。

期待を裏切らず、2度目も3度目も、何度行っても同じものを得られることが、信頼に繋がっていきます。

だからこそ、無理をしてはいけないのです。

【頑張ると破綻する理由】

人間は、初対面の時にどうしても自分をよく見せようとします。

それを悪いとは言いません。

相手のことを思って、ほんのちょっと喜ばせようと、頑張って色々してしまう。

それを相手が喜んでくれたら、とっても嬉しいし、それで仲良くなれたのなら、万々歳です。

けれど、ここで上手くいってしまうことに、落とし穴があります。

嘘ではありませんが、ほんの少しよく見せた自分は、いつもの自分ではありません。そして、相手はそれをいつものあなただと思って、同じことを期待してしまいます。

偶にだったら頑張れますが、それを毎日求められてしまうと、キツくなってきます。

だって、頑張って良く見せた自分は、本当の自分とは齟齬があるのですから。だから、その頑張りを辞めた途端。信頼を裏切ってしまうことがあります。

そんなつもりは無かった筈なのですが、相手は同じクオリティを自然と求めてしまうし、あなたはそれに頑張って応えてしまえばしまうほど、信頼を積み上げてしまうのです。

重く、肩に伸し掛かるような重圧の信頼を。

【信頼を得るためには、素直に自分のできる範囲をキープする】

頑張らなくて良いんです。

良く見せようとしないことは、勇気が要ります。

でも、変に自分を良く見せようとするよりは、自然体が1番。

信頼を得たいのであるのならば、出来る範囲を心掛ける。
毎日、同じクオリティを保つ。

それだけで良いのです。

無理をしない。自分に素直に、いつでも出来る。

むしろ喜んでやり続けられることを、相手に提供していく。

それは単純に笑顔でも良いし、明るい挨拶でも構いません。

自分の気分の上下で変わることのないものを、周囲に与え続ければ、自然と信頼は集まってきます。

だから、信頼を得たい相手に対して、覚悟を決めて下さい。

親切にすると決めたなら、それを貫き通す。

一定し、一貫した考えのもとに動く人間は、周囲に好まれます。だから、フラフラしない。自分の価値判断基準をきちんと持ち、それを自分に対して守っていくことが、自分自身に対する信頼にもなりますし、自分を信じられる人は勝手に人の信頼を集めていきます。

だから、決めましょう。

信頼を得るために、常にやり続けることを。

そして、決めたら徹底的に続けること。ただ、それだけです。

 

ここまで読んで頂いてありがとうございました。

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