K上野公園の散歩

こころ

小説読解 夏目漱石「こころ」11~エゴに満ちた見せかけの善意~

「こころ」解説その11。今回は、昨日の続きのシーンです。この場面は多くの定期テストで取り上げられるシーンであり、この小説のクライマックスに向けてのターニングポイントであり、大きな謎に満ちているシーンでもあります。
こころ

小説読解 夏目漱石「こころ」10~復讐以上に残酷な行為~

「こころ」解説その10.今回は、上野公園散歩のシーンの後半です。そして、行動を起こさない先生が、唯一Kに対して行った反撃の場面です。大修館書店発行では、190p下段~筑摩書房発行では、164p冒頭~小説段落番号41の場面となります。【他流試...
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小説読解 夏目漱石「こころ」その9~臆病ものが攻撃に転ずる瞬間~

「こころ」解説その9です。今回は、ずっと臆病で、人の観察ばかりをし、一切行動を起こそうとしなかった先生が動くこと。つまり、Kを攻撃することを決心するシーンです。大修館書店現代文B上巻では、188p~筑摩書房精選現代文Bでは、161p~そして、小説の段落番号は40の部分です。Kの意志の固さや、その行動力に怯えていた先生が、動く。行動することを決意するとしたら、どんな時なのか。その心理も含めて、解説していきます。

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