知っているのと知らないのでは、楽さが大違い 簡単に書く読書感想文の書き方


スポンサーリンク


こんにちは、文LABO の松村瞳です。

夏休みの宿題の定番と言えば、読書感想文。最後の最後まで残って、提出日の前日に一気に書き上げた……なんて人も多いのではないでしょうか?

夢中になって読める本との出会いは、ある意味、運命

今日から数回。読書感想文の書き方を集中的にブログで取り上げます。このやり方で、たった一日。しかも、余り苦労せず、寧ろ楽しんで書き上げた子が沢山居るやり方。
どうせやるなら、楽しく面白く。
如何に楽しんで書くかがキーポイント。楽しめば、あっという間に終わります。けれど、苦しんでそれをやった場合、大抵待っているのは地獄です。天国で過ごすか地獄で過ごすか。
どうせ選べるのだったら、天国ですよね。

では、どうやったら楽しめるのか。見ていきましょう。

 

【読む本の選び方。必ず自分の足で本屋に行こう】

 

先ずは、書く前の段階。本選びです。

此処を間違える人が、沢山います。中には、「もう適当でいいや~」と、お母さんやお父さんに適当に買ってもらう人も居るかもしれませんが、それが地獄への入り口です。広く容易い道は、沢山の人が通るけれど、それは地獄への門に繋がっている。聖書の文句ですが、宗教が語っている道理って、結構真実に近いです。最終的に楽をしたかったら、最初に面倒な方を選ぶ。これは大事なポイントです。

必ず、自分の足で本屋さんに行ってください。叶うのならば出来るだけ大きい本屋さんへ。自分の目で見て、本を手に取る作業はとても大切です。蔵書が多い本屋さんならば、この時期読書感想文の特設コーナーは必ず作られています。そして、ベストセラーのものや、マイナーな物も揃っている。

「でも、どれを選べばいいか、良く解らないし……」

解ります。マンガみたいに、絵でパっ!! と好みが解るわけでも無く、面白いかどうかは表紙だけでは解らないかもしれません。

その時にヒントになるのが、帯。そして、表紙をめくった内側の場所に書かれている、あらすじです。(内側に無い場合は、後ろの裏側か、裏表紙に書かれています)このあらすじ。一分くらいで読める量しか書かれていません。本を読むのが苦手な人でも、それ位の量なら読める筈です。それを参考にして、自分が「面白そうだな」と興味が惹かれるものを探す。大事な作業です。タイトル、あらすじ、帯書き、表紙の絵。何でも構いません。何か、惹かれるものがあるものを、必ず自分で選んでください。

人間は自分が選んだ選択肢を、大事にする傾向があります。 この時に人からの意見で決めた本だと、読んで面白くなかった時に人に責任転嫁をする様になるので、お父さんお母さんはご注意を。アドバイスも、求められたら応えてあげてください。あくまで選ぶのは、本人の意志です。

 

【読む時のポイント。気になるページは付箋を貼ろう】

で読み始める時には、横に付箋を用意しましょう。100均の安いやつでOK。それを気になるページに張り付けながら読みましょう。後から探すのに苦労しないポイントです。

読書感想文を書く時、「あれ? 何処だったっけ?」と本の中からまた読み直して、ほしい部分を探す手間が結構掛かります。ならば、最初からそれを想定して、後で検索しやすくするために、付箋を使う。ポイントは気になるページや、こっから面白そうだなと思った部分に張り付けること。何枚でもかまいません。ぺたぺた張ってください。

読むときのポイントは、無理をしないこと。

一日で読み切ったこともないのに、いきなり100pも読もうと思っても、無理です。挫折するような、無理な目標は立てず、5分、10分単位だけ、頑張って読んでみる。最初はそれでやめてください。タイマーをかけ、その時間だけ頑張ってみる。終わったら休憩やほかのことをして、また戻れそうなら戻る。20分まで延びれば、しめたものです。

だからこそ、本選びと読書を始めるのは、夏休み前に!!

【一番、自分が面白いと思ったところ。又は、不快に思ったところを選び出す】

そして、読み終わったら、付箋を貼った場所をもう一度読み返し、自分が一番面白い。わくわくしたところや、その真逆。不快な気分になったり、嫌な感覚を覚えたりした部分を選び出します。

他者の基準は全て排して、自分の直観を信じてください。何を選んでも間違いではありません。それが無い、という人は一番引っかかったところ。気になるところ、を探し出す。

主人公が信じられない行動をしたり、または逆に誰かに信じられない行動をされたり。ムカついた、腹が立ったでもOK それは大事な材料です。

 

【材料集めの後は自己分析】

材料集めが終わったら、今度はノートを開いて、一番気になった部分を書き出します。本のまる写しでは無く、自分の言葉で大丈夫。自分が解ればいいので、文法とか綺麗な文章とか、全く考えずに気楽に書いてください。

ポイントは、誰が、誰と、どうしたのか。

又は、誰が、誰に、何をされたのか。

その事実を書きだす。

それが終わったら、今度は自分に聞いてください。

「何故、それが気にかかったのか」と。




スポンサーリンク



 

【読書感想文の罠 読書感想文は本の感想を書くものでは、無い?】

多くの方が勘違いをなさっているのですが、読書感想文は本の感想を書くものではありません。本の感想だったら、「面白かった」「面白くなかった」で、終わります。それだけです。

読書感想文は、本の感想では無く、本から得た感情を分析し、その思考の過程を書き出すものです。

初めて知ったことや新しい知識を得て、何を自分が感じたのか。それを書き出す作業になるので、本の感想を書く、と言うよりは、自分の思考を書き出すものだと、思ってください。

自分を描き出すもの。文章の本質は、その土台となる人間の思考です。だからこそ、分析が必要になる。

【自分に質問を繰り返す】

分析は、自分に質問を繰り返す作業です。

 

何かしら気になる場所や面白い箇所が有ったのならば、それをメモ。そして、重点的に分析を始めます。

 

「どうしてその部分が気になったのか」

「似た様な経験をしたことがあるのか。また、無いのならしてみたいかどうか」

「その経験を仮に自分が本の中で体験するとしたならば、主人公と同じ行動をとるか、取らないか」

「また、その理由は何故か」

「主人公はどういう理由でその行動をとったと思うか」

「その理由は理解出来るか」

「その行動を、自分はしてみたいか、またはしたくないか」

「その理由は何故か」

「主人公と自分の違う部分は?」

「その違いは、あなたにとって好きな部分か嫌いな部分か」

「その理由は何故か」

 

幾らでも質問は湧いてきます。この質問を繰り返すことで、どうしてその部分に惹かれたのかが自己分析できる。同じ物語を読んでも、共感出来る部分は人それぞれです。あなたはあなたの感性を信じて良いのです。

自分に素直になって、自分だけの部分を本から探してください。

 

【人は自分に必要な言葉が響くもの】

自分の思考を書き出すものなので、その時その時の精神状態や好み、思考能力によって、合う本は千差万別です。ベストセラーだからと言って、あなたが面白いと感じる訳ではないし、皆が良いと言っている本で有ったとしても自分には合わなかったり、また逆にマイナーな本が合ったりすることも、良く起こることです。だからこそ、自分の責任できちんと自分の心が反応した本を手に入れる事が重要になってきます。

 

【本が読めないなら耳を使用。又は、映画も利用可】

けれど、中にはどうしても読み進められない。又は、小説を途中で放り投げる子が居ると思います。

ならば、イメージを先に植え付ける、映画やアニメなどの映像作品を利用して(出来るだけ夢中になれるものが良いです)、途中の一時間ぐらいで半強制的にその映像を見るのをやめさせる。結末を見せないんですね。丁度盛り上がってきたところで、わざと切る。

そうすると、先が知りたくなります。その時に原作小説がそばにあれば、結構読めるものです。先に予習しているから、入りやすいし、自分で頭の中で想像する必要が無いから読むのが楽です。(無論、これは裏技的なものですが、今まで一切本を読んでいない子に分厚い本を読ませようとしたって、土台無理です)ハリー・ポッターなんか、最高でしょうね。(クデッチが原作を何度読んでも想像できず、映画を観て始めてこういうスポーツだったんだと納得した過去があります)

 

読書感想文は単純です。

どうして、今のあなたがそれに惹かれたのか。

その質問の答は、あなたの中に眠っていて、それを問題だと自覚しているからこそ、本の中で足掻いている主人公たちの姿や言葉が響くのです。

 

少々前の話になりますが、池井戸潤さんの半沢直樹シリーズがあれだけヒットしたのは、ドラマの演出や俳優陣の演技もさることながら、言葉の力がとても大きかったのではないかと、個人的に思うのです。

「人の善意は信じますが、やられたらやり返す。倍返しだ!!」

この台詞が多くの人に響いたのは、善意を信じたい。けれど、人の善意を信じて裏切られた過去がある。その時に何も出来なかった。行動出来なかった自分の姿を知っているからこそ、行動する主人公の姿が。人の善意を最後まで信じようとする姿と、裏切った人間に対する行動力が、人の心を打ったのではないかと、思えてならないのです。

 

自分の心を動かすには、先ず色んな物に触れる必要があります。そして、その琴線は個人個人によって違うものです。

だからこそ、本は本人が惹かれたもの。興味を示したもの。大好きな小説を選んでください。

 

明日もまた読書感想文です。

 

此処まで読んで頂いてありがとうございました。






スポンサーリンク


コメントを残す