人を惹きつける文章のコツ〜祝 読書感想文最優秀賞受賞〜


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こんにちは、文LABOの松村瞳です。

今日は嬉しいご報告と合わせて、読んだ人が魅力を感じる文章のコツを書きたいと思います。

技術も語彙も文法ももちろん大切なのですが、それら全てを一旦横に置いても、必ず考えなければならないコツ。根幹に関わる部分を解説します。

何を書くか、あなたは最初に決めて書き出しますか?

【最優秀賞受賞】

今回、夏休みに指導した生徒が、読書感想文の県コンクールで最優秀賞を受賞しました。

同学年の中で1位。素晴らしいなと思いつつ、この生徒さんは賞を取るべくして取ったんだなと思う部分が沢山あります。

先ず、自分の好きな本を選んできたこと。

彼女との出逢いは2年前ですが、その時持ってきた本は、当時の彼女からしてみたら、少し難し目の本でした。

なので、「この本が好きなのかな?」と問いかけたら、凄くキラキラした目をして、「うん!この本、大好き!」と返事をしてくれました。

お母様に伺ったら、自分でこの本を選んだということでした。本がとても好きで、何十冊も読んだ中から、この一冊を自分で選んできたのです。

そして、自分の好きな気持ちをぶつけた結果。最優秀賞を受賞しました。

そして、今年も同じ賞を受賞したこの生徒。

指導しながら、何故こんなに何度も賞に輝くのかを、少し分析してみました。

【人を魅力するものとは】

文章だけに限った話ではありませんが、スポーツや映画。ドラマ、音楽、絵画、様々な作品や私達が出逢う色んなもの。

魅力的だなと、私たちの目に映るものは、なんでしょうか?

これは個人の好みによって様々な解釈ができるでしょうが、人にしろ物にしろ、ただそこにあるがままの存在であるものに、人は惹きつけられるのではないかと私は思います。

作為的な何かではなく、ただ一心に。人からの評価をその一瞬だけは忘れてのめり込んでいる姿や、ただ自分の訴えたいことや話したいこと。伝えたいことが、そのまま書いてあるだけのもの。

よくスポーツマンが素晴らしいパフォーマンスをした後に「何も考えていなかった」と発言することがありますが、様々な雑念を頭の中から追い払って一点に集中する姿やその姿勢に、私達は惹きつけられ、感動するのでしょう。

文にも、同じことが言えます。

賞に入ろう。褒めてもらおう。よく思ってもらおう。点を稼ごう。

そう思った瞬間。魅力というのは半減します。断言しても良いです。

読者の心を支配しようと思った時点で、あなたの文章は死にます。

【死んだ文章とは】

文が死ぬ、というのは変な表現かも知れませんが、多くの死んだ文章を私は読んできました。

死んだ文章とは、

何の目的も、意思もなく、ただ書かなければならないから書いている文のことを指します。

そういう文章には、ただ1つだけの目的しか入っていません。

早く、この苦行から逃れたい。そして、あわよくばよく評価されたい。

それだけしか感じられない文章は、死んでいます。

特に、よく思われたい。評価を上げたいと、それだけを願った文は、それそ物が死ぬだけでなく、相手に負担をかけてしまうものが殆どです。

押しつけがましくなったり、我儘になったり……読んでいて、どこか不快に感じたりするものは、大概はこの意識が入り込んでいるもの。




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【評価される魅力のある文とは】

ならば、その逆。

生きている文とは、どんな物を指すのでしょうか。

単純です。人から良く思われる、思われたいという意識がない。それよりも、もっと大事なものがある。伝えたい物があると、主旨が一貫しているものです。

一つのテーマと言ってもいいかもしれません。それが書く前からはっきりと決まっている。絶対にこれを書くんだ。これを伝えるんだ、書ききるのだと、最初から強い意志が見えるものは、人を魅了します。そして、惹きこむ力があります。

ある意味、一つの事を書きたいと思って書く文は、「褒められたい」とか「評価されたい」という気持ちが入る余裕がないのかもしれません。

そんなことを考えている暇があるのならば、どう書けばもっと読んだ人に自分の気持ちが伝わるのだろう。どう見せれば、共感してもらえるだろうと、それだけしか考えません。

雑念が入る余裕が、ないのです。

賞を取った生徒の文章もそうです。

最初から書きたいものは、決まっていた。「これを書きたい」と、小学生ですが、はっきりと意志が伝わってきた。

技術がどうこうの問題ではありません。語彙もまだ少ないです。けれど、この伝えたいという気持ちは、誰よりも強かった。何を書くかを、最初から決めていた。

その意志の強さが、読んだ人を魅了したのだと思います。

時期的に推薦受験者が自己推薦書を書く時期です。

頭の片隅に置いて、ぜひ文章を書いてください。

あなたは、何を伝えたいのですか?

 

ここまで読んで頂いて、ありがとうございました。


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