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1/25 『かげろふの日記』道綱の母の嘆き

今回は、平安期の中でも有名な「蜻蛉日記」の作者の登場です。 藤原道綱は、道長の異母兄であり、能力的には平凡な人間だったようです。 お母さまの「蜻蛉日記」にも、「この子は頑張らないと、兄弟の中で沈んでしまう。兼家様も何もしてくださらないし、私...
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1/18 因縁の兄弟対決 道長が子どものころに起こった、藤原家の骨肉の争い 大鏡「最後の除目」

藤原家の骨肉の争いの様子がとてもよく解る、「最後の除目」 人って、大きなことではなく、何気ないことの積み重ねで恨みや妬みを積み上げるのだなという、典型的な例とも言えます。 大学時、教授から「道長はもともとは権力欲はなく、どちらかと言えば、殺...
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1/11 因果応報? 年若い天皇を襲った、藤原家の陰謀とは。 大鏡「花山天皇の出家」

一条天皇が即位するために、邪魔な若い花山天皇を無理やり出家させたお話です。 ある意味、正しく「藤原家」らしい、イメージぴったりのお話ですよね。 兼家さん(父)と、道兼さん(次男)が行ったというのも、リアルだなぁ……と考えてしまいます。 もし...
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1/8 大鏡 4 若き日の道長~肝試し 後半~ 

肝試しの後半です。 授業でそれぞれの年齢が話題になりましたので、補足で書いておきます。 花山天皇……19歳から21歳の間。(現在の年齢だと、17歳~19歳ぐらい) 道長……17歳から19歳の間。(現在だと、15歳から17歳……中学生から高1...
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1/7 文章の整理をする

本日の課題はね「文章の整理」です。 無作為に見えても、文章を書くには整理が必要! その整理には、図を書いてしまうのが一番です。 外側が抽象。内側に入るほどに、具体になっていく。 この感覚を身につけましょう。 宿題は、1番から4番までの、具体...
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12/28 若き日の藤原道長の逸話 その2 怨霊よりも怖いものは……? 大鏡「肝試し」

大鏡に書かれている道長兄弟のエピソードの中で、最も好きなものです。 前回の 伊周に関しては、「年下にちょっとそれは……」と思うこともあるのですが、これは兄たちとのエピソード。 道長という人は、怨霊や化け物が本当に信じられていた世界で、「目に...
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12/21 若き日の藤原道長の逸話 その1 忖度を強要された時の道長の対応。 大鏡「競べ弓」

さて、大鏡の本題。 主役、道長の登場です。レベル的には、高校2年生ぐらいの教科書で読む内容です。 このお話を初めて読んだ時、「道長、かなり勝気な性格だったんじゃ……」と思ってしまったのですが、伊周が高校生ぐらい。道長が、社会人10年目ぐらい...
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12/14 有能すぎたがゆえに疎んじられ、大宰府に流された道真の詳細  大鏡「菅原道真の左遷」

大鏡の授業ふたつめ。 雲林院での話は、ざっとした歴代の帝の名前と、それぞれの天皇に誰が仕えたかという、列挙から始まり、最後に語る道長に繋がります。(大鏡の主人公は道長となっていますが、その他も盛りだくさんです) 大鏡は「天の巻」「地の巻」「...
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12/11 190歳と180歳の異様な会話 ~歴史を写す鏡物の始まり~ 大鏡「雲林院の菩提講」

12月から、読む作品が変わります。 「大鏡」は、いわゆる鏡物と呼ばれる、歴史的記述が多い書物です。物語、というより歴史的な事実が書かれていることが多く、情緒的な部分は殆どありません。 淡々と歴史的な事実が続くだけなのですが、私たちが歴史の教...
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11/30 鴨長明が生涯の最後に出した結論とは? 方丈記のラストに書かれていること 方丈記「そもそも、一期の月影傾きて」

方丈記の跋文でもある、18段目。 冒頭は有名な作品は多いですが、古典で跋文を読むことは殆ど無いと思います。 行く河の流れ着いた先が、一期の月影、と表現されているのは興味深いものがあります。 自分の一生を「太陽」ではなく、「月」の光と表現した...

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