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10/5 平安時代の災害記 その1 安元の大火 方丈記「予、ものの心を知れりしより」

日本三代随筆の呼び声高い、鴨長明の「方丈記」 その大半は、仏教観に基づいた教えでもなんでもなく、平安末期から鎌倉初期に京の都を襲った数々の災害を克明に書き記した、「災害記」でした。 いくら宝石を散りばめたような美しい都を造っても、全て押し流...
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9/28 スキャンダルに晒された平安貴族のその後 伊勢物語「東下り」

今回のお題は、「伊勢物語」から「東下り」 6月15日の授業で行った、「芥川」の続きの話となります。 まだ入内していなかった、藤原高子(当時、推定12~13歳前後)さんを藤原家からかっさらったという前代未聞のスキャンダル事件を起こした、「ある...
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人と違うことをしたいし、目立ちたがり屋お坊さんの文句 徒然草「花は盛りに」

本日の授業は、「徒然草」から、最高の芸術論と言われている、「花は盛りに」 何ですが…… 個人的にはツッコミどころがとっっても多い文章となっております。(笑) 江戸時代の本居宣長も、ツッコミどころが多かったんだろうなぁ~と思うんですが、「花は...
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ハードモードな人生を生き抜いたお坊さんの本音 方丈記「行く川の流れ」

日本三大随筆の一つ、鴨長明「方丈記」 「方丈」(正方形の小さな庵)で書かれた随筆という意味のタイトルですが、この冒頭に書かれている通り、長明さんは豪華な家を作ることや、建てることに否定的でした。 けれど、現代からしてみれば、心を満たす豊かな...
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有名な冒頭の続きは、どんなかんじ? 竹取物語「なよ竹のかぐや姫」

「物語の出で来始めの祖(おや)」と紫式部が語ったと言われている「竹取物語」 おそらく、枕草子の冒頭「春はあけぼの」と同じくらい、冒頭文を暗記させられた人が多いのではないかと思う文章です。 ただ単に訳をするだけでは面白くないので、せっかくなら...
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夫の容姿に嫌気がさして、追い出した妻に、夫がとった対策は? 古今著聞集「刑部卿敦兼の北の方」

今回は、古今著聞集から、「刑部卿敦兼の北の方」。 古今著聞集は、古典作品としてはマイナーな部類に入るかと思いますが、(今昔や宇治拾遺と比べて)鎌倉時代に成立した説話集となります。 この古今著聞集の特徴は、平安時代の王朝文学へのあこがれです。...
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泥棒がとったものを返した逸話。尼上がしたことは、何? 十訓抄「安養の尼上」

十個の教訓でくくられている、十訓抄。 ちなみに、この十個の教訓は、 第一、人に恵みを施すべき事(人に恵みをあたえなさい) 第二、驕慢を離るべき事(おごりたかぶるのをやめなさい) 第三、人倫を侮るべからざる事(人を馬鹿にするのをやめなさい) ...
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平安時代の夢のお告げの話 宇治拾遺物語「目の見えない地蔵菩薩」

今回は、地蔵菩薩の話。 よく、願い事が叶うと、達磨に目を入れるなんて行動を現代でも政治家さんたちがやっていますが、この商人もそんな風に考えていたら、忘れちゃったんですかねと思いながらも…… あれですね。 お地蔵さんも、やっぱりお出かけしたか...
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平安時代の結婚システム。夫が3年帰ってこない場合、妻が取れる手段とは? 伊勢物語「あづさ弓」

先週と同じく、今回も平安時代の恋のバイブル、伊勢物語から。 恋の成就は素晴らしいのですが、その後の話は現代ではあまり創作物には反映されませんが、古典はその後の話の方が圧倒的に多い。 何故なのかを予想すると、ちょっと面白いかもしれません。 当...
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幼馴染と結ばれた恋のその後。離れた夫の心を取り戻した妻の歌とは? 伊勢物語「筒井筒」

少女漫画では定番の幼馴染同士の恋。 その元ネタというか、原点のような話が古典に存在しました。 けれど、少女漫画にありがちな、結ばれて終わりというオチではなく、古典はもうちょっと現実的な展開をします。ええ……恋が実った後の、心変わり。浮気まで...

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