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10/11南都 南都焼き討ちは、故意か過失か  平家物語5巻50章「奈良炎上」その2

平家物語の中では、南都炎上は夜戦の為に灯した明かりが、風で煽られて燃え移ってしまった、とありますが、本当はどうであったのかと史実の中でも判断が多数存在しています。 が、この前後に書かれていた、特に藤原氏関係の日記からは、僧兵たちを「悪兵」と...
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10/3 平家と南都のいざこざ 暴徒の南都 冷静な対処の清盛 平家物語5巻50章「奈良炎上」その1

さて、富士川の戦いが終わった後、異例の除目があり、さらには清盛がいきなり都(福原)を遷都して、旧都(京の都)に戻る算段を付けます。 そもそも清盛が福原に遷都したのは、後白河上皇を京から引き離しておきたい、ということと、仏教勢力から距離を取っ...
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9/26 平家をあざ笑う落書の妙 平家物語第5巻48章「富士川」その3

富士川の、無様な敗北シーンは瞬く間に日本(ひのもと)すべてに広がります。 更にここで面白いのは、頼朝が追撃をしなかったことです。 石橋山での敗北の記憶が鮮明だったのか、それとも北条家をはじめ、坂東の武者達を完璧に統率しているわけではない、と...
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9/19 怯えが敵の姿を大きくする  平家物語第5巻48章「富士川」その2

さて、世に名高い富士川の戦いの始まりです。 けれど、この戦いは戦いというにはあまりにもお粗末な状態で、平家敗走の印象が強くついてしまった戦いでもあります。 ある意味、坂東の土地では、坂東同士で争わせた方が良かったのでは……と思わずにはいられ...
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9/12 富士川合戦の序章 平家軍に広まるうわさ 平家物語第5巻48章「富士川」その1

さて、歴史に名高い(笑)富士川の戦い。 やはりこの平家物語が源氏側の立場で後世書かれたことが解るのは、石橋山の戦いの詳細は、あまり書かれていないことです(笑) 石橋山で敗れた後、本来ならばそのまま忘れ去られても良かったであろう存在の頼朝が盛...
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9/5 平家きっての和歌の名手 忠度と宮腹の女房の和歌 平家物語5巻47章「平家東国下向」その1

怪僧文覚の飛んでもエピソードの次は、雅な和歌の世界と恋愛のお話です(笑) ギャグのはちゃめちゃ漫画の後に読む少女漫画のようなアップダウンですが、順番だから仕方がない(笑) ここで出てくるのは重盛の嫡男・維盛。 この維盛、授業でも話しましたが...
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8/29 髑髏の登場  平家物語第5巻46章「文覚」その4

さて、この文覚のシーン。 平家物語の主たる流れからすると、あまり関係がないのですが、どうしてもこの髑髏のくだりだけは読んでいただきたくて、この部分を取り上げました。 胡散臭い(げふん)僧侶が何故にこんなにまで名前が残っているかというと、この...
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8/22 文覚が伊豆へ下ったとんでもない理由 平家物語第5巻46章「文覚」その3

さて、とんでも僧侶の文覚さんが、どうして伊豆に下ることになったのか。 そもそも、この勧進帳を引っ提げて院の御所へ突撃するなんて暴挙、まともな人間だったら出来るはずがなく、その一点だけとってもやはり常人とは全く違う感覚を持っていたことが解りま...
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8/8 文覚と後白河院の強引すぎる出会い方 平家物語第5巻46章「文覚」その2

「事実は小説よりも奇なり」という英国の詩人バイロンの言葉はあまりにも有名ですが、最近の大河を見ていると本当にそう思ってしまいます。 そんなこと、あるか!!と思わずにはいられない記述が古典を読んでいると多く見つけられるのですが、この文覚という...
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8/1 怪僧の出自 平家物語5巻46章「文覚」その1

大河ドラマでは、登場時からとても異色を放っていた僧侶、文覚。 以仁王の令旨といい、この文覚の訪れといい、頼朝が蜂起するきっかけが同じ時期に何回も訪れるのは、やはり時代が平家に対抗する存在を欲していたのかもしれないと、しみじみ思ってしまいます...

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