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7/18 頼朝の謀反がどう福原に伝わっていたか 源平合戦の始まりの章 平家物語第5巻44章「頼朝謀反」

思わず……大河の3~5話を見返してしまいたくなるこの展開。 中ごろに「さらば、とくして事の出で来よかし」とありますが、この頼朝の挙兵が、福原遷都で求心力を失っていた清盛にとっては痛恨の一手になったのが感じられます。 「早く大ごとが起こればい...
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7/11 平家転落のフラグ?? 平安末期のホラー話 平家物語第5巻42章「物怪の巻」

平家物語を読んでいると、脇役の人たちもしっかりと名前と出自が書かれているので、大河ドラマで出演している人たちが自然と頭の中に浮かんできてしまいます。 昨今、古文漢文は教育に不必要、という論理がまるで正論のように語られていますが、逆にだったら...
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7/4 王朝文化の象徴 和歌と今様 平家物語5巻42章「月見」その3

今回は、タイトルは月見となっておりますが、高校の教科書で取り上げられている名前では、「待宵の小侍従」となっております。 内容は、すたれていく都と共に寂れていくかもしれない王朝文化の和歌と今様の、名残を惜しむように、返歌の文化や、和歌が上手い...
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7/1 旧都を偲ぶ貴族たちの哀愁 平家物語5巻42章「月見」その2

軍記物の平家物語ですが、今回の部分は旧都を偲ぶ貴族たちの和歌の応酬が描かれています。 新しい都の建設しか考えられない清盛と、寂れていく都であっても、住み続ける人々の姿。 こういう風に見てみると、桓武帝が遷都をしたときは成功し、清盛が行った時...
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6/20 寂れていく旧都・平安京 平家物語5巻42章「月見」その1

さて、高校2 or 3年生で必ず読む、有名な箇所。 その冒頭は、花の都であった平安京が寂れていく様子から描かれます。 桓武天皇にあやかって、福原に強引な遷都を行った清盛ですが、流石にこれは功を焦った行動でした。 あれほど慎重に足固めをし、行...
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6/13 桓武帝からの平安京の推移 平家物語5巻41章「都遷し」その2

都遷しの後半。 神話時代の天皇から、どう都が推移していったのかを並べていきます。 あまりに長いので授業ではカットしましたが、江戸時代の識字率の高さや、読み物として平家物語が普及していたことから、学校がないのにこういう本から過去の日本人は歴史...
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6/6 清盛の失策 強引な都遷しの理由 平家物語5巻41章「都遷し」その1

有名な清盛の都遷し。 おそらく慎重な清盛が起こした最大の失策、と言っても良いほど強引な遷都でした。 後世、なぜここまで強引に遷都を強行したのかが研究されていますが、栄華を極めた清盛が思い通りの世を造り出したかったから、という定番の考え方が最...
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5/30 平家が後の世まで非難される発端 栄達よりも重い罪 平家物語4巻39章「高倉の宮最後」その3

平家物語に限らず、古典を読んでいると陰陽師に代表される占い師が良く出てきます。 ただ、これは本当に能力があったかどうかは疑わしく、怨霊の存在をとても重視していた平安の人々にとって、ある意味占いはとても相性の良い未来予測だったのでしょう。 こ...
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5/23  争いの後始末 平家は以仁王の血筋をどうさばいたのか 平家物語4巻39章「高倉の宮最後」その2

争いには必ず、原因があります。 この原因は良く語られますし、「なぜか」という問いかけもよく研究されていますが、その結末。争いの結果、破れた人々がどうなったのかは、あまり話題に上ることはありません。 因果、というものはどんな状態でもワンセット...
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5/16 歴史を変えた以仁王の最後 平家物語4巻39章「高倉の宮最後」その1

さて、歴史を変えた男。以仁王の最後のシーンです。 どんなドラマでも、この以仁王は令旨を出した瞬間の記録は残っているのですが、大概その最後まで書かれている歴史書は少ないです。 それもそのはずで、準備不足で挙兵をし、「きっと兵が集まるはず」と思...

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