偏差値が上がる国語のテキストの解き方 因果関係(中学生編 その3)


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こんにちは、文LABOの松村瞳です。
暑いですね!! 『熱い』と書きたいぐらいです。本当に。
でも、夏は暑くないと始まりませんし、気温が上がらないとプールやかき氷も楽しめないし。辛さの後には楽しみが待っていると思って、今日も張り切ってまいります。
夏休みシリーズ、テキスト編。今日は第三段。

種
良い結果が欲しければ、良い種をまこう。今、この瞬間から

 

【勉強は地味が命】

さて。もう一つの記述問題の解き方です。中学生編、と書いていますが、高校生も記述で引っかかっているのならば、要注意です。こんな質問の種類、知らなかったという子は、今から身に付ければ大丈夫。基礎的な事って、当たり前のようにできるようになればその後が楽です。地味で辛いけど、でも結局地味な作業を続けられた子が勝利します。読書って地味ですよね。アレと似ています。
本当に価値があることは、実は地味な行動にヒントがあります
健康や成功も含めて、地味なことを続けられた人が勝つ。

ちなみに我慢地味な行動は、意味が違います。
我慢は、人から押し付けられた辛いことを嫌々やることです。
地味な行動は、自分で必要だと思って、辛いと解っているけれどやり続けることです。
どうせ辛いことやるなら、地味が良いですよね。
人は基本的に楽しいと思ったことしか伸びないので、どうせ辛いことやるんだったら楽しくやりましょう。コツはそこです。

【「なぜ」には、~から、で応える】

たったこれだけ? あなたの文を劇的に上手くする方法 その2でも書きましたが、接続詞は本当に文章の中で解答と言うお宝を見つけ出す、目印の様なもの。
昨日は抽象具体の問題だったので、勘が働く人はもう一つの問題に関係してくる接続詞は、想像がつくと思います。そう、因果関係の文章です。

ここでおさらい。
因果関係の、原因と結果を導きだす接続詞。「だから」と「何故なら」なのですが、前後は原因、結果とどのような順番で関係しているでしょうか。ちょっと、頭の中で考え見てください。現役中学生は紙に書く! 受験生は特に!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、解答です。

原因⇒「だから」⇒結果
結果⇒「なぜなら」⇒原因

という順番。「だから」と「なぜなら」で、原因と結果の場所が逆転します。ややこしいですね。うん。
なので、此処で記憶に役に立つのが言葉の呼応(こおう)です。「なぜなら」という接続詞には、この呼応。言葉のお約束が必ず付いてくる。
「なぜなら」という言葉で、文を作ってみるとそれが良く解ります。
・なぜなら、昨日徹夜したから
・なぜなら、勉強しなかったから
・なぜなら頑張ったから
・なぜなら暑いから
連続で書くと解りやすいですよね。
そう。なぜなら、という言葉には、必ず「から」という末尾の助詞がくっついてくる。だからこそ、中学生編 その2でも書いたように、解答欄の最後は、必ず「から」で終わります。
「なぜ」という問題が来たら、「なぜ」を丸。そして、解答欄の最後に、「から」を書きいれる。これも、条件反射ですぐ行えるようにしてください。受験生の解答を見ると、大きな本番になればなるほど、この基本的な解答の仕方を忘れて、減点、または完全に点数が無い状態の解答を書いてしまう子が多くいます。内容が合っていても、採点者はこの呼応が出来ていないと点数をあげようと思っても、あげられないのです。
人間付け焼刃はききません。面倒だからとしなかったら、緊張が襲ってきた時に勝つのは、日常です。いつも丸をつけずに読んでいたら、それが出ます。本番で、気をつけていても絶対に出ます。
「なぜ」とみたら、その言葉を丸する。そして、解答欄のさいごに「から」を書きいれる。
誰だって出来ることです。でも、その誰だって当たり前の様に出来ることを、徹底して毎回やった子が、勝利を掴みます。
勝つ方法って、意外に単純なんです。

【探す場所は、「なぜなら」の後。「だから」の前】

そして次に、解答を文章中から探す。これも、目印である接続詞を使えば簡単です。
なぜ? と訊かれているのだから、原因、理由を探せば良い。そして、その原因は接続詞が教えてくれます。
場所は、「だから」の前か、「なぜなら」の後ろ。それでも見つからなかったら、文章中で「から」という助詞があるところを探してください。「なぜなら」という接続詞は省略可能なものなのですが、「から」という助詞は、理由・原因を述べる時には必ず付けなければならない言葉です。ただ漠然と探すより、明確に目印を元に探した方が早いし、確実です。文章はただの文字と言う記号を無秩序に並べてあるものでは無く、守らなければならないルールにのっとって書いているものだということを理解して下さい。

【見つけたら、まずノートに書きだす】

大事な作業です。まず、書き出す。めんどくさくても、やってください。プロの文章を写すことで、自分の文章も無意識に整うという副次的な効果も見込めます。正しい「てにをは」も身に付きますので、やりましょう。
そして、指示語を元の名詞に直し、不要な部分を削り、字数に嵌る様に、調整する。一気に書かない。見切り発車しない。
そして、解答欄に書き写します。

【まとめ】

では、手順のおさらいです。

・「なぜ」と質問文にあったら、ぐるっと丸。そして解答欄の最後2マスに「から」と書きこむ。
・その前後で、「だから」「なぜなら」「~から」を探す。
・解答の原因を見つけたなら、その場所をノートに書き写す。
・調整をする。直す。
・解答欄に書きこむ。

以上です。

【「なぜ」の問題は、説明文では簡単。小説では難問】

ここで、注意事項。
説明文でのなぜ、という質問は、とっても簡単です。なぜなら、必ず原因が明確に書いてあります。それを書いて無かったら、説明文では有りません。唯の日記になってしまいます。特に問題に出される様な評論文は、出題者も後から非難されないよう、明確に解る部分を問題として出してきます。なので、国語の記述を最初に勉強し始める時は、簡単な説明文から行った方が楽でしょう。接続詞が、本当に明確に書いてありますから。




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けれど、ここで問題なのが小説です。
なぜなら、小説で「なぜ」という問題が問われる時は、大抵、話の中で登場人物の感情が揺れ動いた時です。
たとえば、
「Aさんは、頭を抱えた」と有りますが、それは何故ですか? 理由を答えなさい。

良くありがちな設問です。けれど、これが簡単そうに見えて、難問になる。
小説はこの理由を明確に文章で書いていません。勿論、原因となるべき情報は出されているのですが、それも接続詞という明確な目印が存在していないのです。

なぜなら、そんなこと小説で書いたら、読んでいる読者は興ざめになるから。特に重要な場面で有ればある程、上手い小説家は読み手に想像させる様に促す文章を書きます。そう。小説の問題は、解答が文章化されていない。されていても、はっきりと明確には書いてない。解答は、自分の頭で推測、推理をして、書きなさい、という事になります。
探しても、無いのです。
だからこそ、適当に「ここだろ」って、あたりを付けて、抜き出すだけで書き写していた人は、こういう問題が出てきた時に手も足も出なくなります。だって、探したって何処にも書いてないのですから、見つかる物も見つかりません。
なので、この「なぜ」の設問は、小説にはとても少ないです。大概、最後に問われる難問なので、違うやり方をしなければならないと、自覚をしてください。

なので、最初はまず、解りやすい評論・説明文からです。此方でガンガン練習しましょう。接続詞さえ使いこなせれば、簡単に満点が取れます。

小説難問の解き方は、またこの次に。

ここまで読んで頂いてありがとうございました。


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