いじめって、進むしか無い長いトンネルみたいだと思うんです。
いじめに限らず、生きてる間で壁にぶつかるなんてしょっちゅうで、そんな中に入ってしまうと、全然灯りも見えないし、先に出口があるなんて思えないし、どんどん暗くなるし、誰もいないし、戻れないし。
けど、トンネルである限り、必ず出口はあります。そこで歩みを止めて立ち止まったら、ずっと暗いままだけど、進めば出口に必ず届きます。
その出口まで、歩くか走るかは、あなた次第です。
【成績は学校で生き残る為の武器】
-好きな物の価値-
勉強が全てでは無い。他で生き残る道もある、と言う人が居ます。その意見は正しいし、実際それで生き残った人も成功した人も居ますが、成功者にはある共通点があります。
それは、好きなものがあったという事。勉強なんかそっちのけで大好きなものがあった人です。
1日中本読んでるだけで良い。
1日中ピアノ弾いてるのが楽しくて仕方が無い。
パズル解くのが大好き。
絵を描くのが大好き。
ゲームをするだけでなく、自分で使ってみたい。
パソコン触ってれば幸せ、etc…
そんな風に自分の全身全霊をかけても惜しく無いほど大好きなものがある人間は幸せです。それをしている間だけは、いじめのことを忘れられるからですし、学校だけでなくその好きな方面で人脈を作り上げることが出来ます。けど、それが無い人間でいじめを受けていると、逃げ場所がありません。
そして、いじめを受けている人達に共通する事なのですが、自信がボロボロになっています。
人によっては、生きている事自体がもうダメな事で、死んだ方が良いと本気で思い込んでいる子に出会う時もあります。
-生きる意欲を感じさせてくれること-
好きなことがある子は、そこまで思い込みません。楽しいことを感じる余裕があるから、死んだらそれが出来なくなると思えば、生きる気力が湧いてきます。けれど、楽しいと思うものすら無いと、本当に地獄です。
そんな子たちに伝えたいのが、自信を回復する為に一番手っ取り早いのは成績を上げること。上位に食い込めば世界が変わるよ、という事です。
【自信回復は成績向上が1番早道】
-成績=権力-
え???勉強??
と、眉をひそめる顔が見えるようなんですが、成績って学校内では一種の権力なんですよね。
成績上位者は当たり前ですが、校内での教師からの扱い方が変わってきます。そして、たとえ同級生に暴言を吐かれていても、自分よりも成績が下の人間であるのならば受験で確実に進路が別になりますし、仮に分れなかったとしても受験時に向こうの方が必死になりますから、自然と離れることが可能になります。さらにあなたが選択肢を持てるようになれます。
逃げ場がない。自分で選ぶことが出来ない。
それがいじめの被害者たちを追い詰めてしまう最大の原因です。だからこそ、選択肢を持つようになるだけで、心に余裕が持てます。
周りの対応も変わってきますし、成績は努力に見合った利益を、学校という場では簡単に手に入れることが可能になります。
-勉強以外の道でもOK-
成績を上げるのが嫌ならば、武道を習ってみるのも1つの手です。
どう考えても有段者の人間にいじめをしようという人はいません。弱いと思われてるから、皆ターゲットに選ばれるのです。
いじめる側は自分よりも優秀な人間を引きずり落とそうとするかもしれませんが、成績は圧倒的な数字で表されるもので、どれだけ落とそうとしても揺らぎません。
そして、どれだけ頑張っても相手のいじめを止めることは出来ませんが、成績は頑張れば頑張っただけ成果が出、その成果次第で周りの対応が変化します。学校側は成績優秀者を蔑ろにする事は出来ないのです。
相手をどうにかしようとするよりも、自分の実力を上げることに集中した方が、問題解決までの道のりは最短距離を進むことが出来ます。
先週の投稿記事でも書いたように、(新学期に向けて~いじめをする人間の心理~)いじめはされる側よりもする側に原因があることが殆どです。そして、その問題を正面から見つめようとしない人間に、あなたの時間を使う必要はありません。相手に構う時間は、とても勿体無いものです。
相手を変えようと努力するよりも、自分が変わることの方がよほど早く、そして効果も如実に現れます。
そして、イジメられてる時ほど、勉強って捗るんです。これは本当に。
【能力を上げるためには一旦は孤独が必要】
-孤独が教えてくれるもの-
成績を上げる。勉強をする時、人間は一旦孤独を受け入れる必要があります。何故ならば、テストの時や受験の時は1人です。誰も頼れません。
だから、学校や塾の授業などで理解力を上げたとしても、それを自分1人で再現できる能力が必要になります。
この再現力が、大事なポイント。
誰かの助けがない状態で出来るためには、理解が絶対的に必要です。そして、問題を解くための手順を1人でなぞる事が出来るかどうかが、テストで高得点を得るかどうかの違いです。
そう。誰の助けもない状態。つまり孤独な状態で出来るかどうか。1人で出来るかどうかがポイントになるのならば、誰かと常に一緒に居ては、能力はあげられません。
-一人の時間を有効利用しよう-
もちろん、友達を作るなと言っているわけではありません。
能力を上げるためには、1人でやることが必要で、どうしても孤独な時間が必須になってくる。
それを言いたいだけです。
だから、見方を変えれば、学校で孤立無援でひとりぼっちで辛いなら、勉強に使ってしまえば良いのです。
何かに熱中できることは、様々なことを得られます。その為には、誰かと一緒ではなく、一人でやり抜くことを能力として身につける。それは、自信にも直結します。
【孤独は自分の能力を上げる格好の原動力】
-何が貴方の自信に繋がりますか?-
勉強だけでなく、好きなものがあるのならば、それに打ち込む。無いなら、取り敢えず1番効果が出やすく、周りの扱いが変わり、自分の利益にもなり、結果的に自分に対して自信をもてる勉強をしてみる。
短時間で成績が上がる効果的なやり方など幾らでもあります。あなたのやる気次第で成績など幾らだって変えられますし、少なくとも授業中はいじめが出来ない時間です。
帰ってもネットで追いかけられるのならば、勉強を理由にネットを絶ちましょう。
そして、学校での絶対権力者である先生ですら蔑ろに扱えないくらい、強みを持ちましょう。実際、500満点のテストで、300点前後のいじめっ子が、250点の生徒と450点の生徒をいじめていた場合。
教師はどちらの生徒を率先して助けるでしょうか?
そんなひどい。世の中不公平だと、言うかもしれませんが、そうです。世の中、能力に対する評価は、とっても不公平なんです。
-世の中は理不尽で不公平を知る-
だからこそ、それに文句を言うよりも蔑ろに出来ない立場を得るために努力をした方が生産的なのです。
1人が嫌なら、周りが無視出来ない存在にあなたがなれば良い。
というよりも、結果的に自分に自信がついたり、大好きなことに熱中できるようになると、自然といじめが気にならなくなっていきます。
好きなことで繋がった友達ができれば、心の支えにもなるし、誰かと繋がるためには、行動を起こす事が一番早道です。
そして、学生の学校での絶対権力は、成績と運動神経の2つです。いじめを受けている側の能力が、傍目にもいじめをしている人間よりもはっきりと上であれば、相手と戦う必要すら無くなっていきます。
【いじめられた最大の復讐は、あなたが幸せになること】
-自分を楽しくさせる事-
そして、最初の理由がどうであれ、勉強を続けていくと、結果に繋がった時など、だんだん楽しくなってくる時期があります。そうなれば、しめたもの。
いじめの事実を完全に忘れられる瞬間は、何かに夢中になって心の底から楽しんでいる時です。楽しい時間が増えると、いじめをしている人間のことなどどうでもよくなります。暴言を吐かれても、自信と余裕。そして、相手を冷静に観察し、分析できる知能があれば、腹など立ちません。
悪口を言う人間の心理を知っていれば、マウンティングがどれだけ浅はかな行動であるのか、鼻で笑えるようになりますし、哀れだなと罵詈雑言を言ってくる相手に対して、哀れみを抱くことも出来るようになります。
知識は、力です。
そして、知識欲は人間だけが持ちえた最大の娯楽です。知らないことを知る。その楽しさを理解するには、思考能力が不可欠です。
-能力を手に入れよう-
能力を手に入れてください。
いじめられてやり返したり、憎らしいと相手に対して怒りを抱くよりも、そのエネルギーを無駄にせず、自分の能力向上に使いましょう。
自分の能力を上げるための道具、ぐらいに相手のことを感じられるようになるまで、やってみて下さい。
その感覚が馴染んだ時。
おそらくあなたは大きく成長を遂げている事でしょう。いじめが続いていたとしても、悪口を言われていたとしても、負け犬の遠吠えだと思えるよう、今。教科書を開いて勉強をしてみて下さい。
-同じ様な体験をした人と、友達になれる-
そして、この成果には副産物があります。
同じように努力して成績を上げた人たちと、友達になることが出来ます。類は友を呼ぶ。努力して、自分の実力を上げて困難を乗り越えようとしている人間は、必ず人が集まってきます。
それを忘れないで。
ここまで読んで頂いてありがとうございました。
明日は、分かっちゃいるけど。解ってるんだけど頑張れないんだよ!!と言う時に、最初に行うあれこれをお話しします。
克服法の具体的な方法は、こちら。
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