いじめ問題自殺対策~逃げることは恥じゃない~


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こんにちは、文LABOの松村瞳です。

今回はちょっと重いテーマです。

衝動的に死を選ぶ、その前に

【学生の自殺のピークは夏の終わりに集中】

日本は自殺大国、と言われているほど自殺が多い国なのですが、社会人の自殺が冬に集中していることに比べ、学生の自殺は8月の終わりから、9月の始め。つまり、夏休みの終了時期や、新学期の開始時期に集中していることです。

学校に行きたくない。勉強をする場所で、自分たちの日常生活を過ごす場所である学校が、自分の尊厳や誇り、自尊心をズタズタに傷付けられる、恐ろしい場所になってしまっている。けれど、みんなが行っている場所だし、行くことを要求される場所であることも理解しているから、「行かない」ということも、負けたように感じられてしまう。

また、自分が人と同じことが出来ない事にも、ダメだと思ってしまい、「行かなくてはならない」という義務感と、「行きたくない」という本音との鬩ぎ合いで、身体に不調をきたしてしまい、お腹が痛くなったり、頭痛がしたりと、いろんな症状が出てくるようになります。

【自殺をしてしまう人は真面目な子】

これは多くの方が研究をし、また実例も多くあるのですが、自殺をしてしまう人は、その前兆を感じさせません。少し、落ち込んでいるかな。最近、体調が悪そうだな。そういえば、学校行きたくないって話していたな……と、後になって考えれば、いくらでも予兆があったことは気付けますが、具体的に「死にたい」や「自殺をしたい」「東尋坊(自殺の名所)に行きたい」などは、口にしていないのです。

まだ口に出して訴えることが出来る人は、愚痴を話す相手が居るので、ある意味心配ありません。もちろん、相談に乗ったり、説得したりという必要はありますが、突発的な自殺をすることは殆ど考えられません。

自殺をしてしまう子は、そうやって思っていたとしても、「こんなことを口にしてしまったら相手に迷惑をかけてしまうかもしれない」「お母さんを心配させたくない」「困らせたくない」と、吐きだすこともできないまま、自分の中に貯めこんてしまいます。

そして、突発的に衝動的に自殺をしてしまうのです。

【感情をきちんと言葉にしよう】

「行かなきゃいけない」「負けたくない」「誰にも話せない」と、今思っている子は、とりあえず人に話すのがハードルが高いのならば、紙にそれを書き出してください。

どれぐらい自分が辛いのか。どうしてそんなことを言われなければならないのか。なぜ、無視をされなければならないのか。それを目いっぱい、思いつく限り紙に書いて、言葉にして吐き出してください。

誰にも言えない。誰にも話せない。心配かけたくないと思うことはあなたが優しい人だからです。とても優しいから、自分が辛い時でもその話を聞く、相手の気持ちを思わず考えてしまい、言葉を喉で止めてしまう。

けれど、自分の感情を貯めてしまうことは、ゆっくりと柔らかい布で自分の首を絞めているようなものです。感情は感じてあげないと、「無視された!!」と思って、心の中でますます暴れるようになります。辛い気持も同じです。まず、ちゃんと感じてあげること。そして、辛くて感覚が麻痺しているときには、書きだすことが一番です。この時ばかりはタブーはありません。何でも良い。相手の悪口だったり、傷付けるような言葉でもかまいません。

「こんなこと、思っちゃいけない」と感じる時点で、あなたはとても真面目で優しいです。けれど、それが逆に自分を追い詰めるものなのだと、理解して、自分のメンテナンスのために書き出してください。書きだすことが、まず第一歩だと思ってください。

「そんなことしたって、どうにかなるわけじゃないし……」と思う気持ちも解ります。自分の苦しみがこんな程度で和らぐわけがないと思う気持ちも、最もだと思います。

けれど、「自分の気持ちを書く」「自分の気持ちを形にする」という行動は、私たちが思っている以上に自分の気持ちを整える力があるのです。

書いているときに、涙があふれてくることもあります。その時、我慢せずに泣いてください。それだけ、辛い思いを抱えていたのに、目の前の生活を頑張るために無視していた自分の傷付いた感情を、きちんと感じると、一旦は辛くなりますが、必ず書きあげた後に楽になります。

感情は、感じてあげると抜けていくのです。

【逃げるが勝ち、という言葉を知る】

本当に辛かったら、逃げてください。とくに、お腹が痛かったり、身体のどこかに不調がある。それ以前に、暴力的な扱い。相手から殴られたり蹴られたりしてるのならば、一刻も早く病院に行ってください。

いじめと闘う。立ち向かう、と思ったとしても、体力がなければ無理です。弱っている状態で立ち向かっても、返り討ちにあうだけです。だからこそ、本当に辛いのなら、ちゃんとそう感じている自分の気持ちを大事にしてください。そして、どうしたいのか、自分に訊いてください。

「死にたい」とは、深刻に苦しんでいる人ほど、思わないはずです。

「殴られたくない」「ひどいことを言われたくない」「いじめられる前に戻りたい」「ちゃんと学校に通って、友達と過ごしたい」

みんな、辛い思いをしている子ほど、その状況を何とか変えたい。このままで居たくないと言い始めます。けれど、自分の気持ちを感じることが出来なければ、それすらも言えなくなります。

辛いなら、今は図書館や病院など、学校以外に受け止めてくれる場所は沢山あります。学校だけがあなたの生きる場所ではありません。戦うにしても、戦う準備が必要です。

【死を選ぶ前に】

行きたくないなら、それでいいです。戦う時はきますが、その前の準備として今は整える時期だと思ってください。

学校はとても狭い世界です。そこだけがあなたの生きる場所ではないし、小さな社会で否定されたとしても、すべての世界であなたが否定されると確定されたわけではありません。

死んでしまったら、もう何も出来ません。もしかしたら、違う場所であなたが生きる場所が、とても楽しいことが待っていたとしても、その可能性をすべて消してしまうことになります。

苦しいことが続いて、それ以外の生活を想像できない。そんな状況に陥っているならば、休むことが必要です。とにかく、自分を守ってください。

苦しい状況から脱するためには、自分で行動を起こさなければ無理です。厳しいようですが、助けはおそらく訪れません。だからこそ、その動く力を蓄えるために、逃げてください。終わりを選ぶ前に。衝動的になってしまう前に。まだ安心できる場所に居る時に、自分の声を聞いてください。




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死を選ぶ前に、出来ることはまだ沢山あります。

あなたは可能性の塊だし、何にでもなれます。その可能性を、自分で閉じないでください。生きていれば良いことがある、と思えないのならば、休みが必要です。

そのことを、理解してください。

そして、自分が間違っていないと思えるのならば、顔を上げてください。

ここまで読んで頂いて、ありがとうございました。

明日もいじめ問題。

明日も、あなたと会えることを。

続きはこちら

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いじめの構造~尊敬と嫉妬の二律背反~

いじめをした人間の憐れな末路

閉鎖空間に押しつぶされる恐怖〜いじめは逃げるが勝ちの訳〜

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