こんにちは、文LABOの松村瞳です。
今回は、センター試験模試を受けた後にやると、次のテストの点数UPが確実に見込める方法です。そして、記述の練習にもなるので、ぜひ、試してみてください。
【試験後の行動を振り返ろう】
センター模試に限ったことではないのですが、この時期。何かしらのテストで苦しめられている受験生の数はとても多いはずです。
そんな模試地獄とも言える時期ですが、毎週に近い形で試験を受けている人も居ることでしょう。
そんな時。
「あー、やっと試験終わった……自己採点、明日で良いかな……」
「終わった……取りあえず、寝たい」
「いいよ、どうせそんなに良くないの解ってるし」
「ああ……採点するのが、怖いっ……きっと、悪いよ……」
と思って、自分の解答から目をそらしている人。いませんか?
でも、それってとっても勿体ないことをしています。
【国語の模試を受けた後に、やればやるだけ点数が上がっていくこと】
自己採点は、絶対です。
テスト中は、ある意味冷静な状態とは言えません。逆に言うならば、そんな状態の自分を知る手掛かりにもなるのです。
だからこそ、受けた直後に自己採点は必ず行ってください。
これは他の教科にも言えることですが、テストを受ける目的は、自分の成績を伸ばし、希望する大学や高校に進学するためです。嫌だろうが何だろうが、伸びたいと思うのならば、自分の姿を正面から見つめるしか方法はありません。
それには、自己採点。そして、解説書を熟読すること、です。もしくは、解答に書かれている、選択肢のどこが間違いなのか。それを読んで確認するだけでも、次に解く問題を見る目が変わっていきます。
テストの後の振り返りは、嫌なものです。けれど、その嫌なことを繰り返す人間には、ちゃんと恩恵が与えられます。
点数UPと確かな実力。それが齎されるのです。
【自己採点の罠】
けれど、ここで少し気を付けてください。
自己採点をして、解答を読みこみ、自分が間違った箇所を確認して、納得し……
「ああ、引っかかった!!! けど、理解出来たから、次は大丈夫大丈夫」
全然大丈夫、ではありません。
これが自己採点の罠です。
国語と言うのは不思議な教科で、特に記述の時にこれは良くある現象なのですが、「書け!」と言われるとちっとも書けないのに、模範解答を見た瞬間に、「そう!!それそれ! それを書きたいと思っていたんだよ!!」と、理解出来たつもりになってしまい、実力は全く付いていない。次のテストの時も、同じように書けないままが続いていく、という事。
経験、ありませんか?
これが自己採点の罠です。読んで理解しただけでは、点数はとれるようにはならない。
点数が確実に取れるようになるには、自分で文章が書けるようになるのが、一番の早道です。
【センターの問題を記述問題として解いてみる】
では、具体的に何をどうすればいいのか。
センター問題は基本的に選択式です。あらかじめ、答が用意されていて、選択肢が4つ~8つの中から、一つ、ないし、二つの解答を選び出すという形式をとっています。
これを、自己採点をし、解説を読み、見直した後。つまり、自分が解ったと感じた後。
もう一度、本文を読み、選択肢を見ずに、その質問。線部に対して、何故そう思うのか、理由を答えなさい、という問題に、記述の解答を自分で作ってみるのです。
そして、正解の解答の文と、自分の文を比べてみる。
どこがどう違うのか。自分が書けるかどうかも問題ですが、このやり方は、本当に実力が付きます。そして、自分が如何に書けないか、という事も同時に露呈するかもしれません。それでも、やってみてください。
「解った!!」と貴方が思っている感覚は、もしかしたら、「解ったつもり」なのかもしれない、という事が掴めますし、それが理解できると、やる気にも繋がっていきます。
ぜひ、試してみてください。
日ごろの練習でもやってみると、選択肢のダウトが面白いように見ぬけてくるようになりますよ!
此処まで読んで頂いてありがとうございました。
三連休、テスト漬だった受験生や、英検を頑張った人達は、ゆっくり休んでください。けれど、その前に。自己採点と確認、そして記述の練習をしてから、休んでください。
それをすると……次のテストが、楽になっていきますよ。保証します。
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