偉人の名言解説~あなたは大丈夫? 心の痛みの残酷な法則~


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今日は、昨日のエントリーの補足説明です。

感情のシステムと言うか、どうして私達は傷付くのか。そのメカニズムを少し偉人の言葉に乗せて、お話していきます。

ちょっと、今回は読む人にとってはぐさっ、と心に刺さる可能性があるかもです。

でも、ぐさっ、と刺さるのならば、ラッキーだと思ってください。痛い言葉は、自分でも薄々自覚している、という事です。直すためには、気付くのが第一歩。気付けたら、治るスタートラインにもう立っています。

痛ければ痛いほど、自分の考え方や感じ方の癖を治せるという事。

なので、今日はちょこっと厳しめです。痛い、と思った人は、是非最後まで読んでください。

偉人の残した言葉は、読み解くのに少し難解な時があります。
今回は、キング牧師の言葉から。

キング牧師
Even though we face the difficulties of today and tomorrow, I still have a dream.
今日も明日も、私たちは困難に直面し続けるだろう。けれど、私には夢がある。

【キング牧師の名言】

マーティン・ルーサー・キング・ジュニア。一般にキング牧師という通り名で有名な彼ですが、言わずと知れたアフリカ系アメリカ人の公民権獲得運動の指導者です。解りやすく言うと、人種差別撤廃運動において、活躍した人物。アメリカでは今でも根強い黒人差別があります。肌の色が黒いという、ただそれだけで学校への入学が許されなかったり、お店に入れなかったり、ホテルで宿泊を断られたり、今でも就職が難しいとされている一定の職業もあると聞きます。現在でもそうなのです。キング牧師が活動していた1950~60年代は、どれだけ酷い差別だったのか。想像に難くありません。

【有名過ぎる演説。「I have a dream.」(私には夢がある)】

演説としては、単純すぎる言葉です。英語学習、初心者でも訳せる、簡素な。誰にでも思いつきそうな単純すぎる日常の言葉ですが、けれど、このたった数単語の言葉が、歴史に刻まれた重い言葉と成りました。

私は夢がある。いつか、この世界で、肌の色でその人の中身を判断されるのではなく、能力や考え方で評価を受ける世界が来ることを。

私には夢がある。何時か、白人の子供たちと黒人の子供たちが、笑顔で笑いあいながら机を並べて、学べる日が来ることを。

当然のこと。当たり前のことを夢として語る。これが何度も続きます。けれど、この当たり前の訴えが、「夢」と言う程、アメリカの差別は酷かったのだという証明です。

当たり前のことを訴え、当たり前のことを要求したキング牧師の一生は、暗殺と言う悲しい形で幕を降ろしました。けれど、彼の言葉は今なお、私達に勇気を与えてくれます。

今日は、そんな彼の言葉から、人が何故他人の言葉によって傷付くのかを解説します。

【名言】

Let no man pull you low enough to hate him. ~Martin Luther King Jr. ~

 

「如何なる人間にも、その人を憎むようになるまで、自分を引きずり降ろさせるな」

 

【自分を自分で貶めているという現実】

このキング牧師の言葉は、「私には夢がある」と違って、解りにくいものでしょう。私も初めて読んだ時は、一瞬意味が解りませんでした。けれど、よくよく考えるととても深い意味がこの短い名言には隠れています。

 

如何なる人間。つまり、どんな人でも、という事。

誰かに何かを言われても、その相手を憎むように成るまで、自分を貶めるな。

意訳をすると、こんな言葉に成ります。

~ない、~な、という否定の言葉は、意味を解り辛くさせます。なので、肯定形に変化させると、意味が解りやすくなります。

自分を貶めるな→誇り高くあれ、という事です。

つまり、相手を憎むこと=自分を貶めること。誇り高くあれ=どんなことを言われようとも、誰も憎まない。と言うことです。

これは、とても重い言葉です。酷い言葉を言われたら、相手を憎みたくもなりますよね。ムッ、とするし、イライラするし、顔も見たくない。居なくなればいいのに!! と思ってしまいます。けれど、それは自分で自分を貶めているだけだと、キング牧師は言うのです。

 

【私達は傷付きたいから、傷付いている】

キング牧師は、同じく20世紀の偉人であるマハトマ・ガンディーを尊敬していたと言われています。特に、ガンディーが唱えた『非暴力・不服従』という精神に共感していたのでしょう。キング牧師もやられたらやり返すのではなく、けれども、相手の言いなりになるのではなく、服従しない。相手に振り回されない、という行動を選択していきます。




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この言葉は、その精神から生まれた言葉とも言えるでしょう。

つまり、相手から酷い事を言われ、虐げられ、踏みつけられている。だから、相手を憎むのも当然だ、という考えでは無く、自分が憎みたいから憎んでいるだけだと言う事。自分で、憎むこと。傷付くことを選んでいる。あなたが傷ついているのならば、それは自分で選択した、ということを自覚しろと言われているのです。

たとえば、目の前に幼稚園児が居ると思ってください。

その子が泣きながら、あなたに向かって「馬鹿っっ!!」と言ってきたとしたならば、あなたはどう感じますか? 傷付きますか?

こう問い掛けると、殆どの人は首を横に振ります。自分が何もした覚えがないのなら、「何かあの子は機嫌が悪くなる様な事があったのだろうか?」と、傷付くどころか相手の心配さえ出来る。罵倒の言葉を、悪意を、正面から受け取っていないからです。

では、その相手を変えましょう。貴方が大っ嫌いな先生、クラスメイト、知り合い、先輩、上司、同僚、家族、親族……etc その中から一人、心の中に思い浮かべてください。

その相手に「お前、馬鹿だな」と、鼻で笑われる様に言われたならば……どう、感じますか?

嫌な気分にさせてごめんなさい。でも、これ、冷静になるにはとっても必要な事なのです。

相手が変わると受け取り様が違う、というよりは、逆転して考えれば、私達の受け取り方が、相手によって変化する、ということに成ります。

言われた言葉ではなく、言った相手が重要。そして、その相手との関係性が近ければ近いほど、言葉はダメージを大きくします。けれど、キング牧師は、相手が誰であろうと、と言っている。誰に何を言われても、受け止める自分に余裕があれば、傷など心に付きません。けれど、相手の言葉を最もだと思って受け止めて初めて、自分の心は傷付き、そして反発で恨みを抱く様になる。

そんな惨めな状況に、自分を貶めるなと彼は言っています。

カチン、と来る言葉。酷い、眉を顰めるような言葉は、世の中に溢れています。言葉は諸刃の剣です。人を、生かしも殺しもする。だからこそ、それへの対処を覚えなければ成りません。

 

【防御方法を覚えよう】

言葉の力は絶大です。けれど、私達はそれを知っていながら、余りにも言葉の使い方や受け取り方に無防備すぎます。傷付いて、ボロボロになってから、酷いと相手を詰るよりも、自分を守る方法を覚えましょう。相手を変えるより自分を変えた方が建設的です。

その方法はキング牧師が言っています。

「誇り高くあれ」「自分を貶めるな」

あなたは誰かに傷付けられて良い存在では、有りません。何よりも、先ず自分でそのことを理解してください。そして、人から言われた言葉に揺れ動くのは、自分に自信がないからです。心のどこかで自分の弱い部分を解っているからこそ、明確に他人に言葉と言う形を見せられて提示されると、「やっぱり」と思ってしまい、自分で自分を否定してしまう。そう、私達を傷付けているのは、私達自身の選択なのです。

【人の言葉に傷付くときは、大概体調が弱っている時】

なので、相手を恨みたい。妬みたい。自分の中が真っ黒でどうしようもなくなったら、寝てください。

大概、そういう時って疲れています。そして、体調が最悪な時が多い。だったら、先ず目に見えるものを改善させましょう。

ちゃんと寝て、食べてください。そして、自分が気分が良くなる事をしてください。恨みたい、怒りのエネルギーに振り回されないよう、戦う体力をつけてください。

精神を侮るなかれ。病は気からの言葉通り、気分が落ちこんているときは身体の体調を悪くする脳内ホルモンが出ていることが、解ってきています。

だからこそ、誇り高く、健康で、元気な生活を先ず心がけてください。そして、大好きな人に、会ってください。大好きな人や家族と、美味しいご飯を食べ、好きなものを見、好きな事をして、心を回復させてあげてください。

 

Let no man pull you low enough to hate him. ~Martin Luther King Jr. ~

「如何なる人間にも、その人を憎むようになるまで、自分を引きずり降ろさせるな」

 

この言葉の、「如何なる人間」という言葉には、「自分自身」も入っていることを、お忘れなく。

憎みたい、恨みたいと暴走しそうになる、自分と言う魔物に、どうか打ち克って下さい。

 

そして、その幸せな雰囲気を、周りにも伝えていってください。

 

ここまで読んで頂いてありがとうございました。
今日一日、あなたが笑顔で有りますように。


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