足るを知る~『小国寡民』老子~ 

小国寡民、とは小さい領土の国で、国民は少ない状態が理想である、という意味です。 普通、理想的な国家というと、領土は広く、人口は多ければ多いほど良い、というのが通常でしょう。人が多ければ、それだけ人手が増えるわけですから生産力が高まり、また、国土は広い方が資源を沢山有することが出来るから、豊かな国を実現しやすくなります。 だからこそ、古代の王から近代に続く国民国家まで、権力者たちは領土の拡大と民衆の増加を願ってきたわけです。… 続きを読む

本当の失敗とは テストの点数を嘆く前にやること~漢文解説「論語」~子曰「過而不改、是謂過矣」

こんにちは、文LABOの松村瞳です。 長い漢文が続いたので、ちょっくら今回は短めの物を。内容は、かなり胸をえぐりますが、結構この言葉っていつ、どんな時に耳にしても、「ああ、そうだよな」って納得できる部分が多いので、取り上げました。 今回は、失敗についての論語の言葉から。… 続きを読む

人は善悪どちらの性質なのか 性善・性悪説 その4~漢文解説「荀子」(性悪)~「人之性悪」

こんにちは、文LABOの松村瞳です。 人の本質は悪である。と、言いづらいことをきっぱりと言い切ったのは、儒家の流れをくむ思想家。荀子です。 孟子の意見と真っ向対立するこの意見。何故、そう言い切れるのかを、解説していきます。… 続きを読む

人は善悪どちらの性質なのか 性善・性悪説 その2~漢文解説「孟子」(公孫丑上)~「不忍人之心」

こんにちは、文LABOの松村瞳です。 性善説2回目。人に忍びざるの心。人の不幸を見過ごせない気持ち、とタイトルの付いた部分の後半です。咄嗟の時に、人は他者を助けようと思わず動いてしまう。そこには、私利私欲や名誉を得ようという心は一切ない。だからこそ、人の本質は善である、と孟子は説きました。 今日は、その続きの部分です。… 続きを読む

人は善悪どちらの性質なのか 性善・性悪説 その1~漢文解説「孟子」(公孫丑上)~「不忍人之心」

こんにちは、文LABOの松村瞳です。 今回は、漢文で必ず誰もが読む、性善説と性悪説。孟子と荀子を取り上げます。 この性善説、性悪説。内容がとても解りやすいもので、双方の主張も読みやすいし、理解もしやすいものです。一時期、早稲田大学などの有名私立大学で、漢文の入試問題として、白文で出題されていたこともありました。教科書に載っている文が、そのまま、受験に出るのです。… 続きを読む

「知らない」と言えない日本人の特徴、~漢文解説「論語」~子曰く「由、なんじに之を知るを誨んか」

こんにちは。文LABOの松村瞳です。 今回は、久方ぶりの論語。今回の論語は、「為政」という章にまとめられている部分から。個人的に、論語の中で大好きな言葉です。 孔子が弟子の由。字(あざな)の子路(しろ)の方が漢文を勉強している人には馴染みがあるでしょう。この弟子に、「知る」という事がどういう事なのかを教える時の言葉です。… 続きを読む