限界値を突破するための方法 ~模倣から始まる限界突破~


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こんにちは、文LABOの松村瞳です。

今日は限界値のお話。

人は無意識に自分の限界値を決めている、と言いますが、今回はそういう心理的バリアの話ではなく、現実的な話です。

常識を破りたければ、まず知ろう

【そのまま、が出来ない子たち】

文章の指導をしていると、よくこんなことにぶち当たります。

なぜか教えた表現そのままではなく、ひとひねり加えてくる子がいる。単に、本文の中で見つけた部分をつなげれば良いだけの問題で、つなげ方も解っているし、接続詞や助詞も解っているのに、どうしてか違う文章が出てきたりする。

何でなのかなぁ? と首をひねっていたのですが、よくよく話を聞いてみると、「理解しているからこそ、何か違うように書かなきゃいけないと思っていた」と話してくれる子がいて、びっくり仰天。

他の子達に聞いても、そのままだと写していると思われそうだから、何か変えなきゃと思っていたと話していて、問題が氷解したことがあります。

授業で聞いたことをそのまま出す。それだけで良いのですが、意外にそれが出来ない子が多い。

やり方を聞いて解っているはずなのに、それ通り出来ないのは、理解力が足りないのではなく、写すのは駄目だと思い込んでいるからなんです。

【記述が出来ない子は料理下手と一緒】

料理が上手な人と、下手な人って、どこが違うのでしょうか?

意外と思うかもしれないのですが、勉強下手な子も、共通の事をしていたりするんですよね。面白いことに。

レシピ(やり方)はある。材料(問題文)も揃っている。なのに、出来あがるもの(料理 or 解答)が違うのは、料理で言うのならば、レシピどおりに作らない人です。

料理の上手い人って、レシピがあったら、最初はその通り、何一つ変えずに作ろうとします。調味料も、温度も、手順も、自分の知っているものとたとえ違っても、同じように。忠実に、書いてある通りに一通りやります。

そこに工夫は入れません。オリジナリティも出しません。

先ずはその通り作ってみる。

けど、下手な人って何をするのか。

そう。レシピ通り作らないんです。

「そういえば、この前テレビでこうした方が良いって言っていたなぁ。試しに入れてみよう」とか、いきなり違うものを入れたりする。

「材料足りないけど、まっ、何とかなるでしょ」
「あっ、順番間違えた」
「あっ、塩入れ忘れた」
「余っているから、これ入れちゃえ!」etc….

で、悲惨なものが出来あがる……

これを国語で言うのならば……

「対比の片方入れてないけど、字数足りないし、ま、いっか」
「あっ、理由と原因の書く順番間違えた」
「あっ、抽象と具体の書く順番間違えた」
「あっ、字数余ったから、これなんとなくあってそうだし、入れちゃえ!」

それで正解に辿り着くはず……ないですよね?(汗)

【まずは真似る】

なら、上手になるためには、どうするのか。

そこも、料理上手の人に習ってみましょう。

先ほど言った通り、料理上手な人って、先ずレシピを大事にします。最初は、本当に正確に測るし、レシピどおりにやって、味のバランスを確認します。

そして、大体の感覚をつかんだら、そこで初めて自分の好みを出します。

このバランスだったら、自分だったらもう少し甘い方が良い、辛い方が良い、塩の強い方が良い、うす味が良い。そんな風に考えて、少しずつ配分を変えていく。

そうして、自分好みの味が出来あがっていく。自分の味、と言うものの土台が出来あがっていきます。




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国語の文も同じです。

先ず、真似る。

その通り、言われた通りを徹底して何度もやってみる。
多少の疑問があったとしても(手間・面倒・そんな基礎はやりたくない)、取りあえず誰の助けも無く、一通り出来るように、何度もやってみる。

何も言われなくても、それが完璧に出来るようになるまで、基本は崩さない。

何故なら、それは基礎を構築するためです。

その基礎が出来あがって、初めて、色々くずせるようになる。

言葉のバランスや文章の進ませ方、論理の展開の基礎を、がっちりと入れてしまっているからです。だから、崩しても読めるものになるし、そこまでやっていると、自然と自分の文章の欠陥に気が付けるようになってきます。

【模倣出来ない人は、基礎がない】

そして、この模倣。基礎がしっかりと身についているからこそ、出来る事です。

真似るなんて、簡単だ―!! な人。

例えば、夏目漱石の文章をまねられますか?
芥川龍之介は?

そこまでいかなくとも、身近で文章の上手い同級生の文章を、まねられますか?

先生の書く文章をまねられますか?

そう。真似られる人は、基礎が徹底して出来ている人です。国語で言うのならば、言葉のルールや文法、論理の進め方を理解している人のこと。

それを身につけるためには、まず言われたことをしっかりと、そのまま出来るように、徹底してみる。写してみる。真似をしてみる。

【国語は真似がしにくい分野】

言葉は伝達のための道具です。

方程式のXやYといった、記号と同じです。便利なものなんですね。

けど、方程式は初めてみる記号だから、使い方をしっかりと皆真似をします。決してそこで違うように使おうとか、不用意に飛ばしたりしません。

しっかりじっくり。それこそ、100や200。人によっては、1000や2000も計算問題や演習問題をこなしてから、飛ばすようになってきます。

けれど、言葉は生まれた時から使っている道具なので、使い方を知っている! と勝手に思い込んでしまっているんです。

だから、真似をしている時も、自分勝手に使いたくなる。逆に言うと工夫をしてしまいやすい道具なんです。

だからこそ、やりたくなる気持ちをぐっと押さえて、解答が取れるように、書けるようになってくるまで、真似を徹底してください。

崩すのは、その後、です。

【限界値を突破する方法】

自分の限界値。

例えば、国語の文が書けない。もうひとつ上の文章が書きたいのに、書けないと思っている人は、まず、模倣を徹底してみてください。

模範回答でもいい。こういう解答を書きたいと思った、先生の文章でも構いません。徹底的に真似をしてみる。

その文章を見なくても出来るかどうかを、徹底してください。

見なくても、それが書けるようになったら、それは「写し」ているのではなく、あなたの記憶の中に刷り込まれた、「文の基礎」になります。

その積み上げが、貴方の限界値を知らず知らずのうちに、突破させてくれる。ある意味、唯一の方法と言ってもいいです。

記述が当たらない。理解できているのに、書けないという人は、胸に手を当てて考えてみてください。

何か工夫をしなければと思ってませんか?

違うように書かなければならないと、思っている部分、ありませんか?

先ずは、真似。それを徹底してみてください。その先に、ブレイクスルーが待っています。

 

ここまで読んで頂いて、ありがとうございました。

 

 


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