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小説読解 夏目漱石「こころ」12 〜先生の卑怯な行為とKの覚悟〜

「こころ」解説、その12。 今回は 大修館書店発行では、192p上段~ 筑摩書房発行では、165p下段~ 小説の段落番号 42のシーンからです。 居直り強盗のごとく、開き直ったように見えたK。そのKが続くシーンでどのような会話を先生と交わしたのか。 そして、先生はどんな卑怯な行為を行ったのか。 続きを読んでみましょう。
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小説読解 夏目漱石「こころ」11~エゴに満ちた見せかけの善意~

「こころ」解説その11。今回は、昨日の続きのシーンです。 この場面は多くの定期テストで取り上げられるシーンであり、この小説のクライマックスに向けてのターニングポイントであり、大きな謎に満ちているシーンでもあります。
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小説読解 夏目漱石「こころ」10~復讐以上に残酷な行為~

「こころ」解説その10. 今回は、上野公園散歩のシーンの後半です。 そして、行動を起こさない先生が、唯一Kに対して行った反撃の場面です。 大修館書店発行では、190p下段~ 筑摩書房発行では、164p冒頭~ 小説段落番号41の場面となります...
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小説読解 夏目漱石「こころ」その9~臆病ものが攻撃に転ずる瞬間~

「こころ」解説その9です。 今回は、ずっと臆病で、人の観察ばかりをし、一切行動を起こそうとしなかった先生が動くこと。つまり、Kを攻撃することを決心するシーンです。 大修館書店現代文B上巻では、188p~ 筑摩書房精選現代文Bでは、161p~ そして、小説の段落番号は40の部分です。 Kの意志の固さや、その行動力に怯えていた先生が、動く。行動することを決意するとしたら、どんな時なのか。 その心理も含めて、解説していきます。
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小説読解 夏目漱石「こころ」その8~先生のエゴ~

「こころ」解説、その8。小説での番号表記39段から。 筑摩書房発行 精選現代文B159ページからの部分になります。 大修館書店発行の教科書には抜粋されていませんが、ここでもKと先生のとても大事なやり取りが垣間見えます。そして、夏目漱石が何故この小説のタイトルを「こころ」としたのか。その意味が見えてくるのもこの部分です。
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小説読解 夏目漱石「こころ」その7~Kの謎めいた行動~

「こころ」解説、その7. 今回は、Kの謎めいた行動に対して、まとめてみます。 今回取り上げる部分は、大修館書店発行の教科書には載っておらず、筑摩書房発行の教科書には157p~から掲載されている部分です。
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小説読解 夏目漱石「こころ」その6~魔物Kの恐ろしさ~

「こころ」解説その6です。 Kのお嬢さんにたいする恋の告白を受け、狼狽する先生。その先生のその後の考えや葛藤、動揺などを描いたシーン。Kを一種の魔物=得体の知れないもののように捉えているシーンでもあります。 幼いころから共に過ごし、その人の事をきちんと知っていたはずなのに、いきなり知らない人にでもなったかのような恐ろしさを感じる。その人が、違う存在に思えてならない。 そんな、不安と動揺を抱えた場面です。
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小説読解 夏目漱石「こころ」その5~Kの告白の不自然さ~

「こころ」解説その5です。 大修館書院発行現代文Bの182ページ。第2段落からの部分となります。 筑摩書房発行の「精選 現代文B」も、この辺りからの抜粋となります。 Kの恋心の告白です。 【進むべき方面】 そんなこんなで、もやもやした状態の...
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小説読解 夏目漱石「こころ」その4 ~先生がお嬢さんに告白しない理由~

「こころ」解説、その4。 大修館書店発行の現代文B上巻では、181pの第二段落からの部分になります。 他の教科書では、これ以降のシーンから掲載されていることが多いのですが、その前のシーンはとても重要な部分があります。 何故なら、先生がどうし...
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小説読解 夏目漱石「こころ」その3 ~女の嫌いな特徴からみる先生の愛~

「こころ」解説その3。 今回は、昨日からの続きのシーンです。Kとお嬢さんとが連れだって歩いている場所に遭遇してしまった先生。居てもたってもいられず、すぐに家に帰ります。

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