評論文解説「である」ことと「する」こと 丸山真男著 その10~価値倒錯を再転換するために~

こんにちは、文LABOの松村瞳です。 「であることとすること」も、最終章。けど、この最終章が結構難関。 短いのですが、難しい言葉が書かれていたり、丸山先生には当たり前の常識的な比喩も、簡単にしているつもりで常識が通じない学生には、余計に訳が解らなくなっているという不思議な部分です(笑)… 続きを読む

評論文解説『「である」ことと「する」こと』丸山真男著 その7~日本の急激な「近代化」~

こんにちは、文LABOの松村瞳です。 福沢諭吉の有名な著作と言えば、「学問のススメ」ですが、有名な冒頭。「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず。」と書いてあります。 この世の全ての人々は平等だと。けれど、本当に福沢諭吉が言いたかったことは、この冒頭の次の部分であると思います。この続きの部分と同じ精神で書かれた違う本からの文章を参考にしながら、日本の近代化の急激さがもたらした病を、解説します。… 続きを読む

評論文解説『「である」ことと「する」こと』丸山真男著 その6~業績本位という意味~

こんにちは、文LABOの松村瞳です。 今回は、「する」論理で形成されている団体。グループとはどういうものなのかを説明していきます。「である」論理の身分社会は、生まれた時から決まっていて、その身分にふさわしい振舞いを求められ、それを会得することが生きることでした。 ならば、「する」論理の団体、社会とはどのようなものなのでしょうか。… 続きを読む

評論文解説『「である」ことと「する」こと』丸山真男著 その2~真実の自由とは~

こんにちは、文LABOの松村瞳です。 「権利の上にねむる者」は、民法の保護に値しない。 この一言は、法律上の話ではなく、多くの場面で適応する真理だと解説しました。成績上位の状態でありたいのなら、その状態を保たせているのは常日頃の勉強をする行為がささえ、常に考える行動のみがその状態を保たせてくれている。… 続きを読む