こんにちは、文LABOの松村瞳です。
世の中クリスマスな週末ですが、勉強に有利なのはぼっちだということで、頑張りましょう。
幸せって、覚悟とセットなんですよね。勉強で良い点数欲しかったら、絶対に努力は必須なわけで。
なので、覚悟を持って勉強しましょう。
その涙が活きてくる日がきっとくるので。(笑)
そんなこんなで、今日の課題は「泣く」です。
【泣く行動の裏側にある感情】
泣くのは悲しい時、と決めつけてしまうと、小説は撃沈します。
昨日のエントリーの笑う、もそうなのですが、1つの行動はその裏側に多種多様な感情を秘めています。
なので、泣いたからこの人は悲しいんだと思わないこと。
それ以外の感情が織り混ざっている表現の場合が非常に多いです。
笑う、と同じように、泣く、という行動も、その理由が明るいものと暗いものが両方あります。
暗いものは
・悲しい
・切ない
・悔しい
・苦しい、つらい
・屈辱、敗北感
などが考えられます。
逆に、明るいものは
・感動した、感激した。
・(非常に強く)嬉しい
・面白く笑いすぎて
・励まされて
・人の温かい気持ちに触れて慰められて
などです。
【通常ではありえない行動の前には必ずなにかがある】
笑う、もそうなのですが、泣くという行動も、通常な状態ではあり得ません。なにかしらに心を揺さぶられ、普通ではあり得ない。そんな状態の時に現れる行動であるのならば、その前に心が揺さぶられている表現が必ずあるはず。
そんな風に考えて、検索すると答えが見えてきます。漠然と探そうとしても、気付けない部分というのはあります。
見つけられないなと思ううちは、目的を持って探す事。
こうする事で、見つけやすくなりますし、文章の内容も理解しやすくなります。
分かりにくかったら、なにを読み取りたいのか。それをはっきりと明確にして探す事。
【解答への道筋】
1.まず、泣くという行動が、明るい気持ちから来たものなのか。暗い気持ちから来たものなのかを判定します。
泣くという行動をきっかけにして、その前の暗い雰囲気が明るくなっていたら、明るいものです。
暗い雰囲気が変わらない、若しくは泣くことをきっかけにして落ち込み、暗くなっていたら、暗いものと確定して大丈夫。
まずは、大まかに方向性を判断をする。
2. 方向性を大まかに決めたら、今度は感情を限定します。
明るい方向なら、嬉しい、感動、感激、励まされた、吹っ切れた、覚悟が決まった、スッキリした、など。
暗い方向だったら、悲しい、切ない、苦しい、つらい、絶望、屈辱、悔しい、など。
どの感情なのかは、文章に必ずヒントがあります。
どんな感情を抱えているのか。この人を、通常ではない、泣くという非常事態まで追い込んだものはなんなのか。それを見抜く。
3. 感情の原因を特定する。
その次は、感情の原因特定です。
国語の解答に限って言えば、小説には必ず原因が書かれています。何かしらのきっかけがあって、その感情がわく。それが明確に書いてあります。
さらりと書いてあったとしても、探してください。必ずどこかにある、と決めつけて、探してください。無いと思ったら、見つけられません。問題として出されているものは、必ず答えがある場所しか出しません。
だからこそ、答えがあると決めて、探す。
ここが原因ではないかと、明確に指定してください。曖昧な、ただなんとなく書いた解答は、まちがう価値もありません。明確に間違うと、人間は経験としてそれを蓄積することが出来ます。
なので、真剣に探してください。なんとなく、は涙とともに捨てて下さいね。
4. 解答をかく。
材料がそろったら、解答を書きます。原因→感情→行動(泣いた)という順番です。
例 ・友人に励まされて心が軽くなり、思わず泣いてしまった。
・祖母が亡くなってしまい、祖母を思い出すと悲しくなり、思わず涙を流してしまった。
というように、順番をしっかり守ること。
字数が足りない場合は、この文章の前に状況や環境の説明をつければ、解答として成り立ちます。逆に言うなら、この部分がズレていると、必ず減点対象や、完全に間違いだと採点員に思われてしまうのです。
【記述は準備が全て】
何度も書いていますが、記述は何となく書いて正解するものではありません。
もし、あなたがそれで点が取れているのならば、それはあなたの能力がとても高いし、国語的な直感に優れていると言うことです。
直感に論理がつけば、最強です。
ぜひ、論理の手順を入れてみて下さい。
点が取れない人は、殆どが準備不足です。材料集めもせず、そのままのなんとなく思いついたもので解答を書いてしまっている。
だから、点が取れません。
当たり前ですよね。
だから、手順を守り、材料を揃えて下さい。
1つ1つはとても簡単なものです。すぐ身につきます。けれど、これを同時に順番に使える状態にする、というのには、練習が必要です。
手順を整えて、練習してください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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