努力無し? 記憶力の高め方~どうしても記憶できない人への処方箋~


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こんにちは、文LABOの松村瞳です。

今日は正月御休みの最後なので、明日から本格始動するための準備として、記憶力の鍛え方を解説します。

山ほど覚えなければならないものがあったとしたら……どうしますか?

【無意味なものを人間は覚えられない】

これは、いわゆる記憶術とか、記憶の宮殿、という形の話ではなく、勉強。特に受験勉強に限っての記憶術の話だと思ってください。

歴史物に、地理の主要都市の名前と位置。年表に、人の名前、古典の重要単語や文法、数学の公式、物理化学、英語の単語に英文法……

勉強は、はっきり言って記憶の勝負、という部分が殆どです。

いや、思考能力を問うているんだと言いながらも、知識の素地がなければ、思考能力など育ちません。なぜなら、身に付いた知識を総動員して考えるのが思考能力であり、そこに到達するのに、ある程度の基礎知識がどうしても必要になるからです。

ある程度の文法、基礎的な単語の使い方を全く知らずに、英作文を書けと言われても無理ですし、国語であっても、漢字と基本的な文法の基礎は作文には必要不可欠です。

科学や物理、世界史や日本史になってくれば、更にその色は強くなり、知識を覚える、という行動がどうしても必要になってきます。

けれど、人間は無意味な物は覚えられませんし、興味のないことには脳はぴくりとも反応してくれません。

ます、その大原則を理解してください。

【記憶するには理解が大前提】

記憶の前提にあるのは、理解です。

理解できないものは、覚えられない。それを先ず解ってください。

例えば私はアラビア語を勉強したことがないのですが、どう頑張ってもあれを文字と認識することが出来ず、絵画の額物の模様のように見えてしまいます。だから、記憶など遠い彼方です。

極端な話をしましたが、記憶の基本はこれです。

良く、羅列された英単語の対策プリントや、古単語の一覧表などのプリントを見かけますが、それで無理矢理覚えたとしても、一過性のもので長期記憶にはどうしても繋がっていきません。

身につかず、一日二日で頭から抜け落ちてしまうのです。せっかく努力しても、それが数日で忘れてしまう。こんな悲しいことはないし、第一非生産的です。

せっかくならばきちんと頭の中に残る覚え方をする方が建設的ですし、その方が確実に受験に役に立ちます。一過性のものはプレッシャーがかかるとまったく出てこなくなりますが、長期記憶は負荷がかかったときほど助けてくれます。

その為には、まず、「何故、こうなるのか」という大前提の理解を、細かくしましょう。

歴史ならば、前後でどうしてこうなったのかの因果関係を理解したり、
地理なら、どうしてその地域にこのような産業が発達したのか。どうしてこんな地形になったのか。どうしてこんな名前が付いているのかの、由来を調べる。参考書や資料集には、確実にそれが載っています。無駄なことだと思わずに、それを確認すること。

数学もそうです。解き方を、理解もせずに強引に覚えるのではなく、どうしてこうやって解くのか。その理屈を徹底的に理解することに時間をかける。

それが記憶の第一歩です。

古典文法や古単語も、まず理解からです。

何故、そのような変形になるのか。古単語も、現代語との差異は辞書を読めば、必ず載っています。

例えば、古今異義語でまったく違う意味を持っている「恥ずかし」という言葉ですが、現在の意味の「はずかしい」という意味ではなく、「相手の身分が高い」という、変わった訳が付いています。(受験必須単語です)

これは、(こちらが恥ずかしくなるほど、目の前に立っていらっしゃる)相手の身分が高い、素晴らしい」

この、()書きで中に書いた部分が、省略となっているのです。そして、現代は、身分制度が無くなったので、言葉もそれに従って、身分が高い、という意味が消滅し、本来隠れていた、「恥ずかしい」という意味合いだけが残った、という背景を知ると、ぐっと覚えやすくなります。

記憶しなければならないものを、理解する。

それが第一ステップです。それを外して、覚えることはテストでは有効ではありません。

【接触回数を増やす】

次は、実践です。




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-一度で覚えようとしない-

私たちの脳みそは、そこまで優秀ではありません。覚えられないものは、覚えられない。それを先ず自覚してください。下手な自信を自分に対して持たない事。

一回で全てを覚えようなんて、無理です。よほど量が少なければ可能ですが、受験で覚えなければならない量は膨大で、しかも継続的に使えなければならないので、無理をしない。

無理をすると、昨日お話しした通り、自己嫌悪のループにはまってしまいます。(参考⇒今年こそ成績を上げたい人へ〜新年の正しい目標の立て方〜)

-1回目は20%~30%を目安に-

音楽家が何故あれほど膨大な楽譜を覚えられるのか。アーティストが何故、2時間以上にも及ぶコンサートの音楽と歌詞を全て覚えていられるのか。

それは、完全な反復練習による、記憶です。

覚えようとしているわけではありません。彼らは、勝手に覚えるのです。それこそ、毎日10時間にも及ぶ練習を積み重ねて、覚えこむ。

勉強も基本、これと同じです。

けれど、安心してください。10時間もかからないし、100回や1000回も繰り返す必要などありません。

それぐらい、理解力と言うのは、優秀です。大抵、4回目から5回。多くても、8回ほど繰り返せば、嫌でも勝手に覚えます。

理解しているからこそ、何度もそれに触れ、接触回数を増やすことで、勝手に脳に覚えさせる。それが一番楽で、一番確実です。

やり方は、簡単。覚えるまで、それを読み、音読し、可能ならば暗唱し、書き、繰り返す。

 

-さっさと2回目を始めてしまう-

覚えられない事で、自分を責める必要はありません。むしろ、当然なのだと思い、覚えられない自分を許す

これが凄く大事です。

責めると、自己嫌悪に繋がり、2度目の腰が重くなります。そうではなく、1度でこれだけ当たったのならば、まずまず。と割り切って、さっさと2回目を始めればいいのです。

 

-成績が落ちるのは、大抵1度で諦める子-

成績が落ちる。諦める、やっているのに点数が上がらない子は、大抵この1度で何もかもをやってしまおうとする子です。

効率が良いようで、実は1番効率が悪いのが、これです。

自分は覚えられない人間なのだ。これだけの量には、対応できないのだと、ある意味降参をしてしまい、自分の弱さや駄目さをさっさと受け入れて、対策を練った人間が、成績が跳ね上がっていきます。

2度目に手が出せるのならば、ほとんどの子は50%まで行きます。進学校に通っている子ならば、ほとんどが出来る事です。

3度目まで行くと、そこで100%をたたき出す子も、居ます。覚える時間は、与えていないのに、です。

ただ、理解を促し、何度も教科書を読ませ、理解をしたところで、問題をする。答え合わせをし、また違う問題(同レベルのもの)をやり、答え合わせ。これを繰り返していくだけで、確実に覚えていきます。

むしろ、覚える時間の方が無駄です。そんな時間を取るのならば、問題をした方がよほど覚える確率は高くなります。

 

【質を理解で 記憶は量で】

質か量かと記憶で良く問われるのですが、理解は質の高さを求めてください。

意味のわからないものは覚えられないのだと理解し、徹底的に疑問をなくして、納得するまでその部分に向き合う。

その後に、量です。

回数を増やせば増やすほど、脳はそれこそ自動的に勝手に覚えてくれるので、ひたすらに問題の量をこなしてください。

必ず、3度やる、と決めて行ってください。この時のポイントは、完璧を目指さない。覚えようとしないこと、です。

【覚えようとしない事が最も強い記憶に結び付く】

家族の顔と名前を忘れる人は居ませんよね?

友達の名前と顔もそうです。スマホの使い方も、道順も、自転車の運転の仕方も、今こうして話している言葉であったとしても。身についているものは、苦労して覚えたものではなく、勝手に覚えたものです。

そして、毎日使っているからこそ、それは強い記憶として脳と結びついているのです。

覚えようとしたものは、抜け落ちていきます。

是非とも、回数を増やしてください。そして、繰り返す数。接触する数を増やしてください。最低、3度。やってみると分かると思いますが、びっくりするぐらい覚えられますよ。

わくわくしながら、やってみてください。

ここまで読んで頂いてありがとうございました。

 

 

 

 


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