数研出版 国語総合 現代文編に掲載されている鈴木孝夫さんの「ものとことば」の定期テスト対策問題、解答編です。
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定期テスト対策問題 解答
問一
➀ 名刺 ② 眼鏡 ➂ 膨大 ➃ 森羅万象 ➄ 素朴 ➅ 屈折
➆ 渾沌(×混沌) ➇ 虚構 ➈ 整然 ➉ 提示
問二
何もなく、広々としているさま
問三
人間が囲まれている周辺の世界は、どんな細かいものにも名前がついていて、それらが結びつくことで形成されており、人間はその膨大な名付けられたものに囲まれる状態で存在しているということ。
問四
- ものがあれば、それを呼ぶ名としてのことばがあるということ。
- 同じものが、言語が違えば別のことばで呼ばれるということ。
問五
筆者は、世界の断片を、私たちがものとか性質として認識できるのはことばがあるからだ、と考えているということ。
問六
ことばは素材として世界のどの部分、どの性質に認識の焦点を置くべきかを決定するしかけであるから。
問七
「机」という表現が指し示す「もの」は、形態や素材、色彩、大きさなど、統一された明確な基準が存在しておらず、共通する外見、具体的な特徴が一つとしてないから。
問八
「棚」と「机」と「椅子」の違いは、あくまでも人間がある一定の目的で使うことを基準として区別されているため、人間以外の動物にはその違いは意味のないものであるから。
問九
人間が「もの」に「名」を付けることによって、本来連続して切れ目など存在しないはずの素材の世界に、明確な区切りをつけてしまうこと。
問十
言葉は世界を「もの」や「こと」で区別しているが、それはあくまでも人間が人間の見地から作った区別であり、区分なので、必ずしも世界をありのままに表しているものではないということ。
(その世界をありのままに表していないということが、虚構性という表現の言いかえになります)
試験対策の勉強の仕方
まず、ヒントや答を見ずに一度解いてみて、間違った部分や書けなかった部分の理解を、解説を読みながら深めてみてください。
そして、もう一度書いてみる。
この「書く」という作業は、数学で言うのならば計算問題の演習をしていることになります。演習をせずに、他人が計算問題を解いている姿を見て、計算ができるようにはなりませんよね。
計算が早く、正確に出来るようになるためには、実際に自分で計算過程を書いて、計算をし続ける必要があります。
国語も同じです。
特に記述は、この演習がどうしても必要です。
演習を積み上げてみてください。最低、三度。書く練習を積み上げてください。
それしか、記述が長ける道はないので、まず、書いてみてください。長く書けないのならば、主語と述語だけでもいいです。「何が、どうしたのか」
短くても良いので、書いてみてください。
それが現代文のテスト勉強の第一歩です。
最初から解説を読み直す
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